ネット上ではもはや事実のごとく、単に苗字の読みが同じ「なかがわ」というだけで、中川浩二(GOEMON=42)の次女説が定着化している。中川浩二は大仁田厚が設立したFMW(崩壊)でデビューした選手で、現在はフリーランスのプロレスラー。
仲川遥香は92年2月10日生まれで、中川浩二は68年11月29日生まれ。このウワサが本当なら、中川浩二が23歳の時の子となり、年齢的には不自然ではない。しかし、仲川遥香の両親が子作りをした頃、当の中川浩二はFMWに入門したばかり。当時のFMWは“鬼軍曹”のターザン後藤が道場を仕切っており、練習生は合宿所への住み込みをしいられ、朝から晩まで練習、先輩の雑用に走り回っていた頃。仲川遥香が生まれた時点で、中川浩二はまだデビュー前。とてもではないが、子作りなどしている場合ではなく、ましてや次女というのはあり得ない話。そもそも、中川浩二は元ではなく現役のプロレスラーで、仲川遥香の父=中川浩二説は全くのデマである。
それでは、仲川遥香の父親は誰なのか? 関係者によると、仲川遥香の父親は周囲に「著名なインディー・プロレス団体の元練習生」を自称しているという。練習生というからにはデビューに至らず辞めており、「元プロレスラー」との表現は適切ではない。仲川遥香は父親のことを非公開としているが、デビューしていない以上、プロレスファンでさえ知らないわけで、わざわざ公開する意味もない。このまま、あやふやなままで押し通すのではなかろうか…。父親として特定された中川浩二はどのように感じているのだろうか。
(坂本太郎)