現在の大日本の若手戦線は岡林裕二がBJWタッグ王者に君臨し、頭一つ抜きん出ているが、負けん気が強く非凡なセンスを持つ石川晋也の活躍もめざましい。さらに着実にスキルアップをしている河上隆一もいる。
彼らはまだキャリア2年から1年の選手になるが、三者三様の存在感を示せているのは、今年2月から大日本のコーチに就任している高岩の存在を抜きにしては語れない。
練習だけではない。高岩は9・28後楽園大会で河上に胸を貸し、半年ぶりに試合を行っている。本人は「自分はゼロワンでプロレスをやりつくした。もうガツガツしていないので、自分から手をあげることはない。声をかけてもらえるようであれば試合をします」というスタンスを取るが、大日本は今後も実戦において若手を鍛えてもらいたい意向。高岩の出番は確実に増えていきそうだ。