主役の杏が女銀行員役を演じている「花咲舞が黙ってない」は、初回(4月16日)視聴率(数字は以下、すべて関東地区)17.2%と好スタート。以後、第2話(同23日)=14.7%、第3話(同30日)=15.4%、第4話(5月7日)=16.3%、第5話(同14日)=13.8%、第6話(同21日)=16.0%と推移。第7話(同18日)も16.0%と好調を維持。ここまでの平均は15.7%としている。
一方、唐沢が経営危機に直面する中堅メーカー・青島製作所の社長を演じている「ルーズヴェルト・ゲーム」は、初回(4月27日)=14.1%でスタート。第2話(5月4日)=11.8%、第3話(同11日)=13.7%、第4話(同18日)=13.8%と伸び悩んでいたが、第5話(同15日)で16.0%までアップ。第6話(6月1日)では14.8%と少し落としたが、今クールの連ドラでは、この2作がトップ2を走っている。
両ドラマとも、原作が「半沢」と同じ池井戸の作品とあって、視聴者側にも信頼感があっての数字のようだ。
前週、“なでしこ効果”で16.7%まで視聴率を上げた小栗旬主演の「BORDER」(テレビ朝日/木曜日午後9時〜)第8話(5月29日)は12.8%で、3.9ポイントダウン。「木曜夜9時の刑事ドラマ対決」として、注目を集める裏の「MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜」(TBS/西島秀俊主演/木曜午後9時〜)第8話(同19日)は10.3%で、1.6ポイントアップしたが、またも「BORDER」に敗れた。これで、「BORDER」は3連敗の後、5連勝となった。
また、ここ数週、低調だったNHK大河ドラマ「軍師官兵衛(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)第22話(6月1日)は16.6%で、前週より1.8ポイントアップし、第16話(4月20日)の16.2%以来、6週ぶりに16%台に戻した。
(坂本太郎)