スマートフォン向け人気ゲームアプリ「ねこあつめ」を実写映画化した本作。主演の伊藤は大久保との共演に「あんまり言うと、普段の大久保さんのイメージを壊してしまうかもしれませんが、それぐらいまじめな方でした。素敵でした。それがものすごく意外で」と好印象を持った様子。都会の喧噪を逃れ千葉の田舎にやってくる作家役の伊藤に対し、大久保はその家の大家役で出演。伊藤をいぶかしがる表情などが印象的な役どころとなっている。
また、本作で伊藤を千葉の田舎まで追いかけてくる担当編集者役を演じた忽那との共演についても伊藤は「楽しかったです」とコメント。「汐里ちゃんとは千葉の田舎での演技が多かったんですけど、待ち時間が長くて、そういう合間も周囲に猫がたくさんいたりして楽しかった。一緒に、もう何を話したか覚えていないくらい気楽に話せる間柄でした」としみじみ。忽那も「伊藤さんとは前にもお仕事を一緒にしたことがあるんですけど、今回は猫を眺めながら畳でゴロゴロしていたのを覚えています」と嬉しそうに振り返った。
伊藤は「最初にお話を頂いたときは台本をもらっていない状態。アプリの映画化ということで、ストーリーも分からなくて正直どういう話になるか想像が全くつかなかった」と作品について述べ、「でも台本をもらったらしっかりとした人間ドラマ。人間らしさがよく描かれている中に気持ちよく猫の世界もミックスされていた。まさにこうなればいいなというような思いがしっかり作品に乗っかっていた作品で、(完成したものを)見たときは嬉しかった」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)