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「ビンボーさん」のようにいじられるAKB48の人気メンバー

 先日、久々にある友人と再会した。彼は過去にテレビ朝日系で放送されていたバラエティー番組『銭形金太郎』(貧乏な人「ビンボーさん」を応援するバラエティー番組)で紹介されたこともある人物だった。

 実は私も過去に『銭形金太郎』には4度ほど出演させてもらったことがあるのだが、貧乏人には貧乏人の友人が多いのである(銭形金太郎には私の友人知人が40名近くも出演していたのだ)。

 私も友人も幸いにも『銭形金太郎』に出演していた頃よりは収入も上がったものの、まだまだ稼ぎも少なく、マクドナルドの100円バーガーで粘りながらプチ同窓会を楽しんでいたのだが、友人が先日見たテレビ番組のことをふと思い出してこんな話をしていた。

 「この間、テレビでAKB48のメンバーの子が土田晃之さんに、すごい毒舌でいじってもらっていたのを見たよ。『収録中にセットの下敷きになって死ねばいいのに』なんてことまで言ってて、何だか銭形金太郎の頃を思い出して懐かしくなっちゃった」

 『銭形金太郎』は最初は深夜番組でスタートしたのだが、人気番組ということもあってゴールデンに昇格した。
 だが、深夜からゴールデンに番組が移行することで、深夜時代とはいろいろ変わらなくてはいけない部分も多かった。そんな深夜→ゴールデンの流れで変わったことの一つが、番組に出演する芸人たちの毒舌のソフト化であった。

 『銭形金太郎』には様々なビンボーさんが出演したが、かなりの奇人変人も多く、ビンボーさんの自宅を訪ねる芸人さん達は、その強烈なキャラをさらに目立たせるような毒のあるツッコミを多く使用していた。

 出演者の一人でもあった土田晃之は「死ねばいいのに」といった言葉もよく使用していたのだが、ゴールデン移行後はその言葉も使われなくなっていった。

 そういった言葉を使うことに否定的になる人がいるということもわからないわけではないが、それでも少なくとも番組内での芸人とビンボーさんのやり取りに関しては、愛情しか存在していなかったように私は思う。

 『銭形金太郎』には歌手や芸人、作家や芸術家など、自分の夢を持ちながらも成功することができずに貧乏でいるという人がたくさん出演していた。
 だが、テレビの世界ではただの素人でしかない自分たちの面白さが伝わるように、芸人さん達は一生懸命頑張ってくれていたのだ。
 実際、自分もこの番組に出演して芸人さんに思いっきり毒舌でいじってもらっていなかったら、無事に作家デビューすることもできなかったんじゃないかとも思っている。

 そんな『銭金』のゴールデン移行とともに封印されていた土田晃之の「死ねばいいのに」という言葉が、ビンボーさんにではなく、今や国民的アイドルグループであるAKB48のメンバーに発せられていたのだから驚きである。

 土田晃之に毒舌でいじられているAKB48のメンバーとは「指原莉乃」。
 TBS系で毎週火曜日深夜1時25分から放送されている『さしこのくせに』の中でのことである。指原莉乃は「さしこ」「さっしー」などとも呼ばれる人気メンバーなのであるが、AKBメンバー内では「へたれキャラ」として定着しており、冠番組のタイトルも『さしこのくせに』と「〜のくせに」呼ばわりされてしまうキャラクターを持っている。

 余談ではあるが、彼女が雑誌『週刊プレイボーイ』の表紙になった際には「さしこのくせに生意気だ!」というキャッチコピーが付いていた。

 実際、この番組を見ていると、土田晃之はまるで深夜時代の『銭形金太郎』でビンボーさんをいじっていた頃と同じようなテンションで、さしこの魅力を毒舌で輝かせている。

 『銭形金太郎』という番組からも「スーパーアイドル日野誠」というアイドルが人気者となったが、日野誠と同じように、いじることで魅力が輝くようなメンバーまでもいるという、様々な個性を持ったメンバーが共存していることこそ、AKB48の最大の強みなのかもしれないと私は思う。

 (ちなみに私はこれで「さしこ」についての記事を書くのは二度目なんですが、さしこではなくて、まゆゆ(渡辺麻友)推しです!)

(「作家・歩く雑誌」中沢健 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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