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ドロ沼の亀田問題 大毅の王座返上で、JBCが態度軟化?

 ボクシングの亀田ジムとJBC(日本ボクシングコミッション)が泥沼状態に陥っているが、ひと筋の光明が差した?

 3月19日、米マイアミでの合宿へ出発する次男・大毅(25)が成田空港で会見し、IBF世界スーパーフライ級王座を返上する意向を表明したのだ。

 「ファンの皆さまには、お騒がせして申し訳ありませんでした。IBF王座は返上しようと思います。こういう状況なので。12月の試合で負けた自分が悪い。それも認めます」と大毅。

 「2回もチャンピオンになったし、やめようかなと思っていた」と、一時は引退も考えたという大毅。それでも、「和毅やお兄ちゃん(興毅)も頑張ってるし、もう一度頑張ろうと思った。一からボクシングをやって、もう一度IBFでチャンピオンになりたい」と前を見据えた。

 大毅は階級については言及しなかったが、減量が厳しいことから、階級を上げて、3階級制覇を目指すことが有力だ。

 亀田ジムとJBCとの紛糾を巡っては、昨年12月3日、大阪・ボディーメーカーコロシアムで行われた大毅(IBF王者)vsリボリオ・ソリス(WBA王者=ベネズエラ)のIBF&WBA世界スーパーフライ級王座統一戦において、大毅が敗れながらも王座を保持し、混乱を招いた点が発端となった。

 同統一戦は、前日計量でソリスが体重超過でWBA王座のはく奪が決定。その後のルールミーティングで、試合はそのまま統一戦として行われ、「大毅が勝てば王座統一、負ければ両王座は空位」となることが確認されていた。

 試合は判定の末、2-1でソリスが勝利し、大毅は王座から陥落するはずだったが、試合後にIBF立会人のリンゼイ・タッカー氏が、「IBFのルールにより、IBFの挑戦者のソリス選手が体重超過だったため、亀田選手は王者のまま」と翻した。後日、亀田陣営が「大毅が負けても王座保持」となることを、試合前日中にIBFに確認を取っていた事実が明らかになった。

 JBCでは、亀田陣営がJBCや報道への報告、公表を怠った点を重く見て、2月7日、亀田ジムの吉井慎次会長と嶋聡マネージャーのライセンス更新を認めないことを発表。事実上の資格はく奪となり、亀田3兄弟のボクサーライセンスも更新されないため、国内で試合をすることはできなくなった。

 IBFからの謝罪文が届いたJBCは、19日に会見し、一連の騒動に関して、IBFから全面謝罪があったことを発表。JBCは大毅の王座を空位とするよう要請していたが、これは拒否。だが、大毅が王座を返上したことで落着した。また、IBFはトラブルのもととなったタッカー氏を当面、日本での世界戦に関与させないとした。

 これにより、JBC・秋山弘志理事長は「IBFの今後の努力を見守りたい」と、IBFの国内承認を続ける姿勢を示した。3カ月余にわたって、IBFとJBCとの関係はこう着したままだったが、大毅の王座返上が事態を好転させたのは事実。

 大毅について、秋山理事長は「(返上した)行為を評価してあげないといけない」と軟化とも取れる発言を残した。亀田陣営はJBCに対して、18日に処分の再審議を請求しており、JBCでは近く受理するか判断する。大毅の王座返上が処分軽減につながるかについては、「それとは別問題です」(秋山理事長)と話した。

 大毅が王座を返上したことで、JBCが一定の評価をしたのは確かで、事態解決に向け、少しだけ光が見えたようだ。
(落合一郎)

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