search
とじる
トップ > 芸能ニュース > 期待を裏切らなかった池上彰の選挙特番

期待を裏切らなかった池上彰の選挙特番

 11日に行われた参院選、与党・民主党は50議席に届かず敗北したが、選挙の行方とともに注目されたのがテレビ各局の選挙特番。中でも“台風の目”と言われていたのが「学べるニュース」(テレビ朝日系)などで引っ張りだこのジャーナリスト池上彰を起用したテレビ東京の「TXN参院選特番」だった。

 池上は第一部の「池上彰の選挙スペシャル」を担当したが、新聞のラテ欄に「池上解説タブーなし」とあった通りの暴れっぷり。
 冒頭は「学べるニュース」と同じようにフリップを使って分かりやすく今回の選挙のポイントを説明しお茶の間を和ませたのも束の間、NHKや他の民放各局が決して触れない公明党と創価学会の関係や日教組について平然と切り込み、公明党の山口那津男代表を「創価学会員の皆さんが菅さんを嫌っているから連立組まないんですよね?」と挑発しムッとさせた。

 開票早々に東京選挙区で当選を決めた民主党の蓮舫行政刷新担当相には、民主党が参院で第二党に転落したことと、蓮舫氏の事業仕分けでの名言を掛けて「一番じゃないとダメなんですか? の通り二番になりましたね」と言い放ちこれまたムッとさせた。
 同じく民主党の比例区で真っ先に当選を決めた柔道五輪金メダリストの谷亮子氏には「柔道と政治両立できるんですか?」、「試合と国会重なったらどっちにくるんですか?」と“連続技”でたたみかけ、谷氏が他局のインタビューと同じように台本を読むようになんとか答えると、池上氏は表情ひとつ変えず「参院ではどこの委員会に所属しようと思ってるんですか?」とおそらく谷氏が予測すらしなかったであろう“裏技”を繰り出したのだ。
 すると谷氏は一瞬言葉を失ったあげく、しどろもどろにまったく的外れのの答え。見事に池上が金メダリストから“一本”をとった。
 発言は蓮舫氏も真っ青のドSぶりのオンパレードにもかかわらず、終始淡々と約2時間半の番組を進行した。
 アシスタントをつとめた同局の大江麻里子アナやゲストの地井武雄、麻木久仁子、中川翔子らはまるで自身のストレス解消にでもなったかのように楽しそうだった。
 おそらく、テレ東だからこそ池上の持ち味が最大限に生かされただけに、次回の選挙特番に期待したい。

関連記事


芸能ニュース→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

芸能ニュース→

もっと見る→

注目タグ