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ボブ・サップ“敵前逃亡・前科二犯”で永久追放決定も、K-1にダメージなし

 大みそか「Dynamite!!」(さいたまスーパーアリーナ=FEG主催)で、元大相撲・若麒麟こと鈴川真一(IGF)と対戦予定だったボブ・サップが、試合直前になって出場を拒否。この試合はサップの戦意喪失による不戦敗となって、波紋を呼んだ。

 サップのドタキャンは、これが初めてではなく2度目。06年5月13日(現地時間)、K-1オランダ・アムステルダム大会で、サップは“オランダの英雄”アーネスト・ホーストの国内引退試合の対戦相手を務める予定だったが、契約問題のこじれから、試合直前にボイコット。この興行のメーンイベントが吹っ飛ぶ非常事態となった。

 その後、サップ側の歩み寄りにより、FEGと和解はしたものの、あまりにもふがいない試合内容が原因で、この数年はFEG主催興行への出場機会は激減していた。

 そもそも、鈴川VSサップ戦はFEG主導で組まれたカードではなく、大会エグゼクティブプロデューサーに就任したアントニオ猪木(IGF会長)によるプロデュースマッチ。大麻不法所持で執行猶予中の鈴川の試合をTBSの電波に乗せることは困難であり、早い話し、鈴川の対戦相手は誰でもよかった。下手に強豪選手を当てようものなら、その試合をテレビ中継で流せないという不都合が生じるからだ。

 前科二犯となるサップに対し、FEG・谷川貞治イベントプロデューサーは永久追放を宣言した。だが、もともと視聴率てこ入れになり得ない、この試合が飛んでも、「Dynamite!!」的には大きな影響はなかった。ましてや、ファイターとしての評価が著しく落ちたサップに、FEGにはもはや用はないだろう。

 ただ、永久追放といっても、それはFEG主催興行に関してのこと。サップはIGFに準レギュラーで参戦しており、場所をIGFに変えて、鈴川VSサップが実現する可能性もある。
(ジャーナリスト/落合一郎)

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