問題の発言は今年の2月26日、フジテレビ系情報番組の「Mr.サンデー」内にて報じられた『K-POPにハマる女たち 韓流男子にひかれるワケ』という企画に対して述べたもの。番組内で、司会の宮根誠司が日本でヒットを目指す韓流アイドルが徹底したレッスンを受けていることに触れた際に、木村は「レッスンだけじゃないんですよ」と述べ、韓国政府の国家ブランド委員会について触れると、「K-POPをブランド化しようと力を入れている」「広告会社に言って、YouTubeなどに載っている動画の再生回数を増やしている」と主張した。
後に、「Mr.サンデー」側はこの木村太郎の発言について「誤解を招く表現があった」、また韓国の国家ブランド委員会からも「特定の映像に対して再生誘導を依頼した覚えはない」との指摘を受けたとして謝罪する事になった。
この一連の騒動以降、木村太郎のメディア露出が激減、『干されている』といっても過言ではない状況が続いている。体調も思わしくなく、高齢である事もあり、周囲の皆が心配しているという。
実は、司会の宮根誠司は韓国の観光親善大使であり、本人自身もそのことを2008年9月12日付けのオフィシャルブログにて「実は韓国観光大使です。」と銘打ってブログの記事にもしている。そんな宮根の番組で上記の発言をしてしまったため、上から圧力が掛かったのではとする説が各所で囁かれている。
もともと木村太郎は正義感が強く曲がったことの嫌いな性格。91年に「吉田照美のやる気MANMAN!」に出演した際、番組内のネタのくだらなさに激怒。「俺のノリとテンポに合わない」との理由で出演を拒否し、本番直前に帰ってしまう事件を起こしていた。
今回も、その性格が災いしてしまったのだろうか。幸い、昨今の世論にも推され、ネットを中心に擁護の声も増えており、木村太郎の元には「ガンバレ」というエールが届いているという。