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新日本プロレス 武藤敬司がIWGPヘビー級新王者に。早くも包囲網が敷かれた

 新日本プロレスIWGPヘビー級チャンピオン中邑真輔が27日、大阪府立体育会館で全日本プロレス武藤敬司に敗れて王座陥落。まさかの至宝流出を許した。エース中邑のV3失敗により、緊急事態がぼっ発してしまったセルリアンブルーのマット。しかし、その舞台裏では、早くも7月奪還に向けての挑戦者擁立レースが始まった。

 エースのV3戦に待ち受けていたのは王座流出という悲劇だった。
 プロレスリングマスターの横綱相撲にまんまとやられた。エプロンサイドでのドラゴンスクリューに加え、場外では鉄柵越しにドラゴンスクリュー。そればかりか足四の字、ミサイルキックで幾度となく右足を破壊された。
 反撃のタイミングすらつかめずに攻めあぐねた。インサイドワークに長ける武藤から立ち上がり10分過ぎまで防戦一方。だが、延髄斬りで流れを断ち切って一気に畳みかけた。必殺ランドスライドもカウントは2・9。ここぞとばかりに飛びつき腕十字でも捕獲したが、タップは奪えなかった。
 すると今度は逆に「ムトウ」コールが会場を包み、武藤から掟破りの首へのドラゴンスクリュー、シャイニングウィザード3連発で形勢逆転を許してしまう。もはや青色吐息。最後は肩をあげることができずに22分34秒、ムーンサルトプレスでフォールされ、無念の3カウントを献上した。
 武藤に8年4カ月ぶりのIWGP戴冠を許してしまったことで、新日プロにとってはまさかの至宝流出劇となってしまった。この緊急事態に菅林直樹社長は「1月からいい雰囲気でしたから、正直ショックです」と動揺を隠しきれないが「こちらで挑戦者を決めて、早いうちに大きな会場でタイトル戦を行います」と宣言。次のビッグマッチとなる7月の札幌決戦でのタイトル戦が濃厚となった。
 問題の次期挑戦者には早くも候補者がチラホラ。試合後にリング上で中邑の敵打ちをアピールしたRISEの後藤洋央紀をはじめ、この日「これからはオレらが本隊」「他団体とやっていく態勢をつくる」などと意向を漏らしたレジェンドの蝶野正洋や長州力もこの先、条件さえ合致してくれば、IWGP戦に出撃する可能性は十分ある。
 王座流出で動き始めた次期挑戦者の選定。緊急事態が発生したセルリアンブルーのマットはまたしても激動の時代に突入してしまった。

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