松本アナは89年8月6日生まれ、静岡県磐田市出身。名古屋大学経済学部を卒業後、12年4月に愛媛朝日テレビに入社。13年9月に同局を退社し、同年10月より、テレビ愛知の契約アナとなった。
同局では、情報番組「日曜なもんで!」などを担当し、またたく間に人気女子アナとなった。そんな矢先、ネット上で前述の疑惑が騒がれ始め、週刊誌にまで報じられた。局側は14年6月、松本アナを出演していた全番組から降板させた。1年契約だったため、同年9月に契約が満了し、同局を去った。
それから、約1年の月日を経て、松本アナは未開の地でもある東京で、フリーとしての活動再開を模索。TOKYO MXが開局20周年にあたって企画した“アニバーサリーアナウンサー”の募集に応募。書類審査、面接、ダンス審査の結果、晴れて、“アニバーサリーアナウンサー”に選ばれ、11月1日に生放送された「開局20周年記念特別番組」に、アシスタントとして出演した。
11月3日にスタートしたテレビ東京の音楽番組「Tokyoハイレゾガール」(火曜深夜1時30分〜)では、ナレーションを担当している。現在はオーディションにも臨み、新たな仕事の獲得に躍起だ。
テレビから消えた要因にもなった疑惑については、一部スポーツ紙のインタビューに答えて、真相を激白した。同記事によると、大学3年生くらいの時に、名古屋市内の街中で声をかけられ、「男性の悩みを聞いてください」と依頼され、大きなバン(車)のなかに案内された。そこでは、男性の悩みを聞いた後、(男性器の形状の)アメを舐めるよう求められて、いわれるがまま舐めたのだという。それ以上の行為は何もなく、撮影自体は10分弱。5000円の謝礼が出たが、断ったと答えている。
結果的に、この口淫もどきの映像が、素人企画モノAVで使われて、リリースされたため、一連の騒動に発展してしまったのだ。
松本アナは「若気の至りというか…。『ノーと言えない日本人』の典型というか…。脇が甘かった」と話している。
女子アナ・ウォッチャーのA氏は、「松本アナの証言が真実であれば、半ば『だまし討ち』的な行為であり、謝礼も受け取っていないのなら同情すべき話です。ただ、事情はともあれ、アメを舐めただけとはいえ、AVに出た事実は残りますので、在京キー局としては使いづらいでしょうね。ルックス的にはとても愛嬌があって、癒し系のタイプですから、売り方によっては人気者になる可能性は十分。ただ、中央では無名な存在ですし、フリーアナは掃いて捨てるほどいますから、正攻法では厳しいと思います。しかし、既成概念にとらわれないテレ東やMXならチャンスはあるかもしれません」と語る。
今後、困難が待ち受けていると思われる松本アナだが、それに打ち克って、活躍の場を広げてほしいものだ。
(坂本太郎)