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石原知事 またまた宮内庁一喝

 東京都の石原慎太郎知事(75)は18日の定例会見で、またまた宮内庁を一喝した。公式な激怒は4度目。皇太子さまの2016年東京五輪招致活動への協力を難しいとした東宮大夫を「正式なオファーもないのに風聞をもとに判断する資格はない。何者なんだ東宮大夫ってのは」などと叱り飛ばした。

 東宮大夫は宮内庁東宮職のトップ。同庁ホームページでは、東宮御所にお住まいの皇太子さま一家に仕える東宮職を「東宮大夫の統括のもと、皇太子同妃両殿下の直接お身近のことを担当しています」などと説明している。知事は、段取りを踏んだうえであっても「あくまで宮内庁長官の問題じゃないか」とした。
 この日は皇室論にも言及した。
 「皇室ってのは何のためにあるんですか。国民のためにあるんでしょ?国家のためにあるんでしょ?ねっ?この国を形成しているひとりの人間でしょ、皇室の方々は。それがですね、日本の国事に出られて協力される。結構なことじゃないですか。オリンピックは国事じゃないんですか?国民のみなさんに賛否を問うてみなさいよ。おそらく圧倒的に『(協力要請は)当然だ』っていう声が起こってくると思うね」
 16日には、石原シンパだった民主党・土屋敬之都議の五輪招致議連脱退が判明したばかり。土屋氏は招致活動で皇室を政治利用すべきでないとし、知事が北京五輪開会式に出席することや、「皇太子」と呼び捨てにしたり、宮内庁を「木っ端役人」とした発言などを批判している。
 知事は「宮内庁は木っ端役人だけど、天皇は天皇でしょう。皇太子は皇太子でしょう。呼び捨てになるとは思わない。土屋君らしいパフォーマンスかもしらんけど、それで何だってんだ。全然影響ないよ」と反論。一貫して強気な姿勢を崩さなかった。

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