きょう発売の「女性セブン」によると、今年の7月ごろに弁護士を通じて話があり、奥菜の要求額は約10億円。婚姻中に成した資産は、奥菜と結婚して藤田氏の会社の知名度が上がったこと、さらに妻として協力した部分もあるため、婚姻生活を送っていた期間に得た財産はお互いのものとして分与すべきと主張したそうだ。その請求額を見たとき、藤田氏は思わず絶句したとか。
2人が結婚したのは04年2月。藤田氏は総資産250億円ともいわれていただけに、“超セレブ婚”と騒がれた。しかし、1年半後の05年7月にスピード離婚。そのときは車の名義を奥菜に変えただけで慰謝料ゼロの離婚だったという。それがなぜ今、財産分与の請求なのか。
同誌は奥菜本人との接触ができなかったため、離婚問題に詳しい弁護士の解説を掲載している。
「離婚後3年間は慰謝料の請求権があり、財産分与の請求は離婚後2年まで認められている。財産分与請求の時効が近づいたため、7月段階で財産分与を主張してきたということでしょう」
またこの弁護士は請求額について「おそらく年収の3分の1程度求めるというくらいが妥当」としている。
藤田氏サイドは弁護士が話し合って合意に達した金額なら、きちんと支払う意向のようだ。ただし、藤田氏の資産は現金では数億円。あとは株で所有しているため、10億円の支払いとなると、持ち株を手放す必要が出てくる。
仮にサイバーエージェントの株で10億円分支払うとなると、最近の株価から考えて約1万5000株を手放すことになる。これだけ大量株を売ることになれば、株の所有率が変わり、会社や市場に影響する可能性も出てくる。こうなると藤田氏個人の問題ではすまないといえそうだ。
それにしても、今回の件は、奥菜が事務所を辞めてから復活のきざしが見えないだけに、いろいろと憶測を呼びそうだ。