田中氏が乳出しで女優根性をみせている映画「盲獣Vs一寸法師」(石井輝男監督)は2004年に公開された作品。定価4935円でDVD化された。大手DVDレンタルチェーンには置いてあるが、11日には首都圏の複数店舗で貸し出し中だった。
本紙にも深夜、若い男性読者から「田中先生が裸になっているDVDはどこに行けば手に入りますか?」と問い合わせがあった。美貌の新人女性議員がすべてをさらけ出しているのだから、興味を持って当然だ。
しかし、いきなり増えた需要に供給が追い付かない。もともと江戸川乱歩の原作をベースに石井ワールド全開でエログロナンセンス色を打ち出した同作は、商業ベースでは話題作ではなかった。中小規模のDVDレンタルショップには置いていないところも多く、都内の某ショップ店員は「私だけでお客さんを3人逃がしました。早く仕入れなきゃ」と商魂たくましく話した。
田中氏出演で同作が話題になって以降、販売元のジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントには注文が殺到。すでに全国のレンタル店などから1000枚以上の追加注文を受けたという。“稼げる!”とみてかネットオークションへの出品も見受けられる。
一方、民主党はいまのところ、田中氏の風俗ライターの過去やヌード出演、出会い系サクラバイト歴など一連の騒動には静観の構え。しかし、新人議員の言動にはピリピリしている。
なにしろ大量当選した新人議員は143人。かつて自民党・小泉チルドレンの一部が奔放な発言を繰り返し、党の姿勢にも疑問を抱かせた結果を踏まえ、「同じ轍は踏まない」と決意を固めているもよう。15日には新人議員に党の組織や国会の仕組みなどを説明するガイダンスを開催。秘書団向けの説明会も開く。マスコミ対策などを徹底教育するようだが、民主党らしさを出す意味でも自由にやらせるぐらいでいいのではないか。