2004年『マシニスト』に出演したときは、1日ツナ缶1つ・リンゴ1個だけの食事で過ごし、約27キロ減量したクリスチャン、最新作『ザ・ファイター』でコカイン中毒の元ボクサー、ディッキー・エクランドをリアルに演じるために、再度地獄のダイエットを実行していた。
今回、クリスチャンは、サイコスリラー映画『コンクリート・アイランド』のために、また再び厳しいダイエットに挑む。
クリスチャンが演じるのは、裕福な建築家のロバート・メートランドという役で、愛車のジャガーでドライブ中に、高速道路に囲まれた人工島で交通事故を起こしたロバートが、車内にあるものと周囲で見つけたものだけでサバイバルすることを強いられる…というストーリーだ。
監督のブラッド・アンダーソンは、「僕には『マシニスト』の脚本を担当したスコット・コーサーが執筆中の作品がまた控えている。J・G・バラードの小説『コンクリート・アイランド』が原作だ。これは都会のサバイバル・ストーリーで、クリスチャン・ベールが出演する予定なんだ」と話した。
今回も猛烈な減量が必要となるクリスチャンだが、『マシニスト』で実行した過激なダイエットの経験は、気が楽であったったが、2度とやりたくないとコメントしていた。
「内面的にこれまでの人生で一番落ち着いた。カラダからの要求を超越したって感じかな。エネルギーがレベルダウンして、万事が精神的なものになった。まるで自分が仙人みたいに感じるんだ」「精神的には素晴らしいことだけど、喜びや気持ちの起伏のある人生のジェットコースターを、静寂を得るために自己犠牲にするなんて絶対にヤダね。そんなのよりは、もうちょっと不器用な方がいいよ」