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コロナ禍深刻…居酒屋の倒産ペースが過去最多で加速中!

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提供:週刊実話

 新型コロナウイルスの影響で、居酒屋の倒産が急増している。

 帝国データバンクによると、今年1月〜8月までに、居酒屋の倒産は全国で130件に達した。8月時点で累計100件を超えたのは、2000年以降で初となり、この状況が続けば過去最多の19年(161件)を大幅に上回りそうだ。

 緊急事態宣言で営業休止を余儀なくされた中小規模の居酒屋は、営業時間短縮の影響で、コロナ前と比べて4割〜7も売り上げが落ち込んでいる。 「テイクアウトは容器代がかかるため、思ったより利益率が低い。コロナの特別融資や補助金は、家賃と人件費で消えて赤字です。年末の宴会需要も見込めないので、来年まで持つか分かりません」(居酒屋チェーン関係者)

 夜の街におけるクラスター(感染者集団)の発生がメディアで取り沙汰され、会社から会食や飲み会を控えるよう通告されるケースも少なくない。

 また、オフィス街や歓楽街の居酒屋は、在宅勤務の普及でランチ需要が激減。自己破産を検討するオーナーも増えている。

「売り上げが大幅に減って賃金と家賃で収益が吹き飛び、手元にキャッシュがありません。最低限の人手で運営するしかないが、テナント賃料を支払う余力がなく、テナントオーナーに対して家賃の減額要請を打診しています」(同)

 これに対して不動産オーナーからは、「借主から一方的にテナント賃料の値下げを要請され、支払いが滞るケースが増えて困っている」という声も聞かれる。

 9月から食事券の発行やポイント還元で、飲食店の需要喚起を図る「Go Toイート(Eat)キャンペーン」が始まるが、すでに苦境に立たされている飲食店も多く、時すでに遅しとならねばいいが…。

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