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福井県で発生した震度5弱の地震は南海トラフ巨大地震の前触れ!?

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提供:週刊実話

「福井で発生した強い揺れは、南海トラフ地震の前に西日本で起きる典型的な直下型地震です。今回は普段起きない珍しい地域の地震ですが、また1つ南海トラフ巨大地震に近づいたということ」

 こう指摘するのは武蔵野学院大学特任教授(地震学者)の島村英紀氏である。

 9月4日午前9時10分ごろ、福井県嶺北を震源とする地震が襲った。同県坂井市では震度5弱を観測。震源の深さは約10キロメートル、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.0だった。

 福井県で震度5弱以上の強い揺れを観測するのは57年ぶり、1963年にさかのぼる。若狭湾を震源とするM6.9の地震が起き、敦賀市で震度5の揺れを観測して以来のことである。

「福井県嶺北では、1948年6月にM7.1の福井地震があり、大規模な被害を出しています。関西では阪神淡路大震災が1995年に発生しているが、これも南海トラフ巨大地震の前に起こる直下型です。一方、関東はというと、神奈川・横須賀市で異臭騒ぎの前兆現象が6、7、8月と3回も起きている。幸いなことに、今のところ大地震は発生していないが、予断は許しませんね」(島村氏)

 歴史をひもとけば、東海道沖を震源とする南海トラフ巨大地震では、1498年9月の明応地震がある。

「鎌倉大日記には、明応4年8月15日(1495年9月3日)に大地震が発生し、『由比ヶ浜から参詣道に津波が押寄せ、高徳院の大仏殿が破壊され、溺死者200人余出た』とあります。この記述には異論もあるようですが、もし事実なら、明応の南海トラフ巨大地震の3年前に、相模トラフで鎌倉大日誌に書かれたような大地震が起こっていたことになる。つまり、関東大地震が発生したのです。大正関東地震(1923年)の前も、横須賀周辺の地域でガス臭い異臭騒ぎが発生している。3回の異臭騒ぎを前兆現象だとすると、最悪、相模トラフで令和関東大地震が起きた後、南海トラフの悪夢を招くかもしれません」(サイエンスライター)

 南海トラフ沿いの全域で警戒が必要だ。

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