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南海トラフ巨大地震“Xデー”待ったなし!? 気象庁がリアルタイムのデータ監視を開始!

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提供:週刊実話

 去る6月25日午前4時47分ごろ、千葉県旭市で最大震度5弱を観測する地震があった。震源は同県東方沖で、深さは約30キロメートル、マグニチュードは6.2だった。気象庁によると、2011年に発生した東日本大震災の余震とみられるという。

 相次ぐ千葉、茨城沖を震源とする中規模地震…。心配なのは、政府の地震調査研究推進本部が報告した「30年以内に起きる確率が70〜80%」とされる南海トラフ大地震だ。

 気象庁はこのほど、南海トラフとの関連性が指摘されている、プレート境界がゆっくりと動く“ゆっくりすべり”について、東海地方で行っていたリアルタイムのデータ監視を、6月25日から近畿と四国など南海トラフ沿い全域で行うことにした。広範囲にわたって監視を行うのも、南海トラフが待ったなしの状態と判断しているからだ。

「“ゆっくりすべり”は陸側のプレートと海側のプレートの境目が、地震の揺れを伴わずにゆっくりと動く現象です。“ゆっくりすべり”を観測するひずみ計は、東海地震の被害を最小限に食い止めることを念頭に静岡県や愛知県周辺に配置し、気象庁がリアルタイムでデータを監視してきたのです」(サイエンスライター)

 一方、産業技術総合研究所は愛知県から高知県にかけての12カ所に、研究目的でひずみ計を設置しているが、今回、同データもリアルタイムで気象庁に送られ、24時間監視されることになったのである。

「気象庁は南海トラフ沿いで普段と異なる変化が観測された場合、南海トラフ地震臨時情報を発表する予定で、監視の強化によって、いっそう迅速な情報発表につなげたいと考えているのです」(同・ライター)

 もちろん、現段階では臨時情報が発表されず、突然、南海トラフが発生することは当然ある。防災ジャーナリストの渡辺実氏が言う。

「気象庁と関係機関によって、南海トラフ地震予知につながる情報をキャッチするところまできた。100%ではないが、整いつつあるのはいいことです」

 また、地震学者で武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏がこう警鐘を鳴らす。

「日本は地震が起きない静かな状態が終わっていることに加え、3・11の東日本大震災で基盤岩が動き、リセットされた。今後、どこで大地震が起きても不思議ではありません」

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