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スタッフに悪態、時には芸人ノリも? 藤原竜也が暴君ぶりを発揮できるワケ

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藤原竜也

 こんなご時世でも、スタートする新ドラマはある。俳優・藤原竜也主演の「太陽は動かない」(WOWOW)だ。5月15日から公式YouTubeと公式サイトで第1話が無料公開。24日から本放送がスタートして、映画も近日公開される。
 そんな藤原が、世間が抱く“奇才俳優”のイメージを正面から壊しにかかるのが「ドラマパラビ 藤原竜也の三回道」(テレビ東京系)だ。地上波の初冠バラエティ番組「藤原竜也の一回道」がスタートしたのは14年。18年に続編の「藤原竜也の二回道(セカンドウ)」が、今年4月15日に第3弾が始動。“カイドウ”シリーズは、行き当たりばったり感が強く、テレ東深夜にふさわしい内容だ。

 過去のシリーズには、豪華すぎる親友がズラリ。歌舞伎俳優・中村勘九郎、俳優仲間の小栗旬、吉田鋼太郎、溝端淳平などが出演。溝端は「バタやん」という呼称で、第2シーズンから準レギュラーという扱いになっている。
 その溝端のマネージャーのことは、常に呼び捨て。カレーでもてなされる会にゲスト出演した小栗はずっと、藤原のマネージャーだと思い込んでいたほどだ。勘九郎とは、ボールペンをノックすると電流が走るビリビリボールペン、ビリビリサインペン、ビリビリルービックキューブなどで大はしゃぎ。その勘九郎と、ABCラジオ「Sky presents 藤原竜也のラジオ」の公開録音も兼ねた冬の沖縄ロケが、シリーズ3本目のスタートだ。早々に、藤原の毒が冴えわたった。

 そもそもこのロケは、ラジオリスナーとの交流、プレゼントとして自腹でTシャツを100枚購入するという、自らが提案した交換条件によって実現した。しかし、みやげ屋で購入する段になると、「ガチで(俺に)買わせるんだな?」と、カメラの向こうにいる堤智志プロデューサーに噛みついた。堤Pは、シリーズ初回の移動車ロケからともに過ごす竹馬の友のような関係。だから、スイッチが入った。
 「おまえ、音撮ってるって、脅迫罪だぜ。『録音してねぇだろな』みたいな。ふざけんなよ、おまえ。調子乗んなよ、朝から。(カメラ)回してねぇだろな、撮ってねぇだろな」。堤Pが「撮ってます」と答えると、「撮ってんのかいっ!」とのけぞった。完全に吉本新喜劇のノリである。

 ちなみに、「録音してねぇだろな」は明らかに、昨年7月に発覚した吉本興業の闇営業問題で、同社社長が雨上がり決死隊・宮迫博之などに放った「テープ回ってへんやろな」を意識したものであろう。
 こういう瞬時の対応力に優れており、リスナーと視聴者を同時に楽しませるのが、藤原という男。ストイックで好青年、どんな役も完ぺきにこなすイメージも、間違ってはいない。しかし、平日の深い時間にわざわざ同シリーズを観ているヘビーウォッチャーは、笑いの増産を期待する。

 その期待を上回ってみせるのが藤原、なのだ。
(伊藤由華)

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