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「家政婦」TOKIO松岡の恩人は昭和の大名優 16歳の時代劇デビュー作品がきっかけ

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松方弘樹

 新型コロナの影響によって、テレビ業界もパニックだ。TBSやテレビ東京などは、ドラマの撮影やロケの中止を断行した。そんな中、TOKIO・松岡昌宏主演の「家政夫のミタゾノ」(テレビ朝日系)は、4月24日にスタート予定。松岡が完ぺきな女装を施して演じる家政婦、家事のお役立ち情報も満載とあって、16、18、19年に続くシリーズ第4弾だ。
 松岡はかねてから俳優としても名高く、民放全局で連続ドラマの主演を張っている。かつては“ジャニーズ枠”で知られた日本テレビ系列の土曜21時のドラマ枠(現在は22時~)で、KAT-TUN・亀梨和也とタイで最多主演記録(7番組)を保持。演じた役も幅広い。

 俳優としての基礎をたたき込まれたのは、20代で経験した京都・太秦での撮影現場だ。現代ドラマが通例のジャニーズタレントにおいて、京都で住み込んで時代劇に没頭した時間が、その後の俳優人生に生きた。特に影響を受けたのは、17年1月21日に脳リンパ腫のため死去した故・松方弘樹さん。「松にぃ」と親しみ続けた松方さんが94年に出演した「大忠臣蔵」(TBS系)が、松岡の時代劇デビュー作だからだ。当時はまだ16歳だった。
 「松方さんの訃報を知ったのは、偶然にも共演で何度も訪れていた松竹京都撮影所でした。さらに奇遇は重なるもので、松方さんとはさらに濃密で長い付き合いをしていた先輩の東山紀之さんと一緒にいたとき。2人は、長らく松方さんが楽屋として使っていた部屋で手を合わせたそうです」(週刊誌ライター)

 逝去した3日後、まさかの吉報が届く。松方さん主演の時代劇シリーズ「名奉行 遠山の金さん」(テレビ朝日系)がおよそ23年ぶりに、「名奉行!遠山の金四郎」(TBS系)となって蘇ることとなり、その主役が松岡に決定したというのだ。先のライターが続ける。
 「運命を感じずにいられない、遠山金四郎こと“金さん”というバトン。思ってもいなかった大抜てきに松岡さんは、『次の金さんはお前だ!』と任されたような気持ちになったそうです」

 昨年7月、育ての親で恩師のジャニーズ事務所の元社長・ジャニー喜多川さんが逝去した。そのジャニーさん、松方さんにまつわる貴重な秘話もある。
 まだ12、13歳だったころ、東京・原宿にあった合宿所で、冷蔵庫にあった牛肉を勝手に焼いて食べてしまった。後日やってきたジャニーさんは、それを知って「ふざけんじゃねーっ。バカ野郎!」と大激怒。聞くと、その牛肉は100グラムで8,000円もする超高級品。松方さんから贈られたものだった。
 昭和と平成に、スクリーンやブラウン管の向こうで輝き続けた“松にぃ”。その時代にエンターテイナーを発掘、世に広め続けたジャニーさん。2人の奇才をつなげるエピソードがあるのは、さすがジャニーズ歴30年超えの松岡だ。

 そんな松岡は今、後輩から「松兄ぃ」と呼ばれている。
(伊藤由華)

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