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ソフトB・バレンティン、今季ダメなら引退の危機? 日本人扱いとなった助っ人打者、5年以上生き残ったのは1名のみ

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バレンティン(写真はヤクルト時代)

 2017年以来のパ・リーグ優勝、そして4年連続の日本一を目指しているソフトバンク。そのカギを握る選手と目されているのが、今オフヤクルトから「2年契約・総額10億円」で加入したバレンティンだ。

 現在35歳のバレンティンは、初来日したヤクルト(2011-2019)時代に「.273・288本・763打点」をマークした球界屈指の助っ人野手。また、昨シーズンの国内FA権取得で『野球協約』第82条に記載の「フリーエージェント資格を取得した者」との条件をクリアしたため、今シーズンからは日本人扱いとなる点も獲得のメリットとされている。

 累計8年の出場選手登録(一軍登録145日で1年)という取得条件がある国内FA権を、“助っ人”の名の通り打撃面の成績がシビアに求められ続けることが一般的な外国人打者が取得するのは至難の業。実際、バレンティン以前に日本人扱いとなった助っ人打者は4名しかいない。

 近鉄(1996-2003)、巨人(2004-2005)、オリックス(2007-2009)でプレーしたローズは、巨人時代の2004年にFA権を取得。36歳で日本人扱いとなった翌2005年は「.240・27本・70打点」といった成績を残したが、同年オフに巨人を退団した。

 その後所属したオリックスでは3年間で104本塁打を放ち、2008年には打点王(118打点)も獲得したローズ。2009年の退団後は引退を表明していたが、2015年にBCリーグ・富山で現役復帰し1年だけプレーした。

 ヤクルト(2001-2007)、巨人(2008-2011)、DeNA(2012-2013)でプレーしたラミレスは、巨人時代の2008年にFA権を取得。34歳で外国人枠を外れた2009年は「.322・31本・103打点」をマークし首位打者、セ・リーグMVPを獲得した。

 その後巨人で2年、DeNAで2年プレーし、巨人時代の2010年には本塁打(49本)、打点(129打点)の2冠に輝いたラミレス。2016年からはDeNAの監督を務めている。

 西武(2001-2007)、オリックス(2008-2010)、ソフトバンク(2011-2012)の3球団でプレーしたカブレラは、オリックス時代の2009年にFA権を取得。38歳で迎えた2010年は「.331・24本・82打点」をマークし最高出塁率(.428)も獲得した。

 カブレラは翌2011年からソフトバンクに所属するも、2年間でわずか11本塁打と振るわず。ソフトバンク退団後は2017年ごろまで母国ベネズエラでプレーしていたと伝えられている。

 ロッテ(2003)、西武(2004-2005,2010-2011)、楽天(2006-2008,2012)、オリックス(2009,2013)の4球団でプレーしたフェルナンデスは、西武時代の2011年にFA権を取得。37歳で迎えた2012年は楽天でプレーするも、「.243・3本・51打点」と振るわずオフに退団となった。

 オリックスを最後に2013年限りで引退したフェルナンデスは、その後阪神で中南米担当スカウト、西武で編成部国際業務駐米担当を歴任したことが伝えられている。

 以上が日本人扱いとなった4名だが、フェルナンデス以外の3名は直後のシーズンで一定の成績を残し、ラミレスはリーグMVPに輝くほどの活躍を見せている。鳴り物入りでソフトバンクに加入したバレンティンも、1年目となる今シーズンは活躍する可能性が濃厚といえるだろう。

 ただ、全員日本人扱いとなったのが30代中盤、もしくは後半ということもあってか、直後のシーズンを含めてその後5年以上プレーしたのはラミレスのみで、それ以外の3名は5年未満で日本球界を去っている。

 日本人扱いとなった助っ人はそれまでの過程で年俸が高騰していることがほとんどで、成績面も実績を踏まえた高い水準が求められる。2年10億円の厚遇で迎えられたバレンティンも、もし成績が残せなければ契約の終了と同時にそのまま引退の危機にさらされる可能性も否定はできない。

 新型コロナウイルスの影響により、現在も具体的な開幕日が決まっていない今シーズン。各選手が調整に苦慮している中、バレンティンは来たるシーズンで結果を出すことができるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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