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『スカーレット』最終回直前、「白血病に見えない」息子に最大の心配が集まる

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伊藤健太郎

 NHK連続テレビ小説『スカーレット』の第149回が27日に放送された。

 最終回の第150回を目前に控えたこの日の放送は、喜美子(戸田恵梨香)と武志(伊藤健太郎)らが出展した『みんなの陶芸展』が開催されるというストーリー。喜美子の自宅を訪ねてきた八郎(松下洸平)も一緒に同展を見に行くと、草間(佐藤隆太)やちや子(水野美紀)の姿もあり――というストーリーになっていた。

 いよいよ最終回を迎える本作だが、視聴者から聞こえてくるのは肯定的な声ばかりではない。
 「本作でもっとも問題視されているポイントの一つが、武志の白血病設定について。現在、闘病生活を送っている武志ですが、役作りができなかったのか、武志演じる伊藤の外見は健康そのもの。病気の苦しみを吐露したり、父・八郎と衝突したりはありましたが、自宅療養中にも関わらず、陶芸展や琵琶湖に出かけたり、しっかりとした足取りで歩いたりなど、まったく病気を感じさせず。視聴者からは『弱ってもないし、白血病に見えない』『一応白血病患者でしょ。動きだけでもしんどそうにして欲しい』という疑問の声が続出しています。また、武志について喜美子は『絶対に死なさへん』と宣言していましたが、本作ヒロインのモデルとされている神山清子氏が立ち上げた骨髄バンクの設立についても、ここまでまったく描かれず。この点も疑問が集まっています」(ドラマライター)

 さらに、当初は主演の戸田と“お似合い”とされていた松下洸平演じる八郎にも、批判的な声が集まっている。
 「喜美子と八郎は第107話で離婚したことが明らかに。武志の存在で繋がってはいましたが、第110話でストーリー上では10年以上ぶりとは言え、視聴者にとっては早々に再会。その後は離婚した夫婦とは言え、新しい関係性を築き、今話でも冒頭から八郎が登場してきました。離婚は史実通りとは言え、実際の神山氏の夫は弟子との不倫の末に離婚しており、本作のストーリーとは異なる展開となっていたこともあり、視聴者からは『離婚する必要あったの?』『離婚した夫婦が新しい関係築いてるっていっても、視聴者からしたらずっと出続けてるだけ』といった厳しい声が。ストーリーの設定にも困惑が聞かれているようです」(同)

 そして、最終回については「武志がナレ死しちゃいそう」「最終回の冒頭で『武志は〇年前に亡くなりました』っていうナレーション入りそうだな…」と、ナレーションによる死の報告を心配する声も。果たして、どのような結末になるのだろうか――。

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