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『テセウスの船』最終回“まさかの結末”に視聴者からブーイングの嵐

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提供:週刊実話

 俳優・竹内涼真が主演を務めるドラマ『テセウスの船』(TBS系)の最終回が3月22日に放送された。犯人が全く分からない展開の同作は、視聴者の間で考察が大盛り上がり。最終回放送前には、ファンから「終わってしまうのが寂しい」との声が続出していたほどだ。

 同ドラマは、村で起こった大量殺傷事件の犯人の息子・田村心(竹内)が、事件が起きる前の平成元年にタイムスリップするところからスタート。犯人として逮捕される若き日の父・佐野文吾(鈴木亮平)とともに、真犯人を探すために奔走するというストーリーだ。

 最終回直前の第9話は、文吾のワープロに犯人の1人である加藤みきおが書いた文書が入っており、さらに自宅から青酸カリが見つかったことで、文吾が犯人として疑われてしまうという展開。犯人の目的は、これまで起きた殺人事件の罪を文吾に負わせることだった。

 原作は加藤みきおの単独犯だったが、ドラマは第8話からオリジナルストーリーに突入。原作を読み込んだファンですら犯人が分からない状況で放送された。

 最終回ですべての謎が解けるのだが、犯人は『霜降り明星』せいやが演じる田中正志だったことが判明。動機は、以前発生した毒キノコ混入事件の犯人を文吾が正志の母だと突き止め、母と妹が死に追い込まれたことを恨んでいたから。真犯人が明らかになったのだが、視聴者からはなぜか落胆の声が続出している。
《せいやが犯人で、何だか涙が引っ込んでしまった》
《せいや普通に演技はうまいけど、やっぱいきなり犯人はダメだわ。世界観に入り込めん》
《真犯人がせいやでガッカリ…》
《何か残念。みきおのくだりをめちゃくちゃ引っ張ったのに、こんな終わり方かよ》

 さらにラストシーンに登場した心の兄・愼吾を、『ハライチ』の澤部佑が演じたことにも、
《ちょこちょこ芸人入れてくるのは何なの?》
《芸人使い過ぎて、肝心の話が入ってこない》
《あんなにかわいかったマルコメくんがサワベに…。ドラマ製作陣は完全に笑わせにきてるな》

 などといった声がこだました。ツッコミながら見る作風がウケたからか、視聴率は絶好調。第9話の平均視聴率は14.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、最終回は何と19.6%(同)で有終の美を飾っている。7月にはDVDとBlu-rayが発売されるそうなので、もう一度ツッコミながら物語を楽しんでみてはいかがだろうか。

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