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市職員、酒を飲み工事現場のトラックを盗み逮捕 苦しい言い訳に「免許を取り上げるべき」の声も

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画像はイメージです

 飲酒した上、工事現場に停めてあったトラックを盗んだとして、福岡県直方市職員の男(30)が逮捕。その行動に怒りの声が上がっている。

 男は20日午前3時半頃、飲酒し酒に酔った状態で福岡市天神の工事現場に侵入。停めてあったトラックに乗り込み、エンジンを掛けて発進させ、数メートル走らせた。

 様子を見ていた警備員が止めさせようと追跡すると、男はトラックから降りて逃走。即座に取り押さえられ、窃盗の疑いで逮捕された。警察の取り調べに対し、「エンジンを掛けたのは間違いないが、盗んではいない」と話している。警察によると、男の吸気から基準値の3倍を超えるアルコールが検出されたという。

 福岡県内の自治体職員によると事故と言えば、2006年に発生した海の中道大橋の事故が思い出される。福岡市の動物管理センターに勤務していた男が酒を飲んだ後に車を運転し、中道大橋で夫婦と3人の子供が乗る車に追突。追突された車は橋から博多湾に転落し、3人の子供が溺死。夫婦2人は助かったものの、子供3人を失った心情は察するに余りある。

 しかも、この男は現場から立ち去った上、水を飲むなどして隠匿工作も行っており、その悪質性は顕著。裁判では危険運転致死傷罪が認定され、道路交通法違反と合わせて懲役20年の刑が確定。また、この事故が発生した際、福岡市は男が勤務していた職場の上司や管理者を処分している。

 このような事件が発生し、「職員の飲酒運転」に厳しい目が向けられている福岡県。今回の事件は直方市職員ではあるものの、酒に酔いトラックを運転し盗むという行為は「過去の過ちを繰り返している」取られても、致し方ない。

 それだけに、ネットユーザーからも「厳しい罪にしてほしい」「許せない。もし道路に出たら、大惨事になるかもしれなかった」「免許を取り上げるべきだ」など怒りの声が上がった。

 直方市の人事課は今後、「適切な対応をしたい」とコメントしている。甘い対応となれば、市民や県民が納得しないだろう。

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