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映画『パラサイト』の快挙に大ハシャギの韓国…世界にバレた衝撃の貧富格差

 韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が米アカデミー賞で4冠を達成したことで、韓国中が沸いている。特に「作品賞」「監督賞」は日本の作品も取ったことがないだけに、「日本に勝った!」「ノーベル賞よりスゴイ!」と大ハシャギだ。

 例えば、朝鮮日報社説(2月11日付)は、《アカデミーの主要部門を席巻、韓国文化の歴史的成果》と報じ、中央日報は今回のアカデミー賞受賞に関して、日本に対する皮肉たっぷりの記事も載せた。《日本出身米国人メーキャップアーティスト、日本の記者の質問に「日本の文化が嫌に」》(2月11日付)というタイトルの記事だ。

「今回のアカデミー授賞式で、米国放送局のセクハラ問題の実話を描いた映画『スキャンダル』で特殊メークを担当したカズ・ヒロ氏が二度目のメーキャップ・ヘアスタイリング賞を受賞しました。ヒロ氏は、昨年3月に米国籍を取得して改名していますが、日本の記者が『日本に対して一言』と質問したところ『日本の文化が嫌になってしまったし、日本で夢をかなえるのが難しいからここに住んでいる。ごめんなさい』と答えたのを捉えて、同紙は、『日本、それ見たことか!』とばかりに『パラサイト』の快挙を誇らしげに伝えたのです」(韓国ウオッチャー)

「パラサイト」の主題になっている半地下部屋とは、もとは、北朝鮮からの侵略に備えた地下の避難場所として、住宅建築の際に設置を義務付けられていたのが始まりだ。それが、ソウルの爆発的な人口増加による住宅不足から1975年に、住宅空間として利用することが認められ、「半地下部屋」という住居が誕生した。

 その後、半地下部屋は韓国の住宅貧困を象徴する空間となった。韓国統計庁の2015年人口住宅総調査によると、約86万人が地下または半地下に暮らしている。

 さすが大韓航空とアシアナ航空はマスコミと違い、「韓国のネガティブなイメージを与える内容」として、機内放映をしないことを決定した。

「パラサイト」によって韓国の貧富の格差問題が世界中に広まったわけで、「日本に勝った」とはしゃぐのは、とんだお門違いと言えなくもない。

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