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中国はすでに“準内戦状態”に… 湖北省&武漢に「戒厳令」が敷かれる日

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提供:週刊実話

 2月10日午後、新型コロナウイルスで大混乱に陥っている中国の首都・北京に、習近平主席が、幹部用の青いマスクをしっかりと着用し、ようやく姿を見せた。

「感染者ではないことが確認された上で動員されたであろう住民たちに近づいた習主席は、『今は非常時だから握手はやめよう』と言って声だけ掛けました。そして街頭で住民たちを前に仁王立ちになり、『今こそ“初心を忘れず、使命を肝に銘じる”(習近平思想のスローガンの1つ)を主題とした教育成果を展開するのだ!』と、コロナウイルスとは何の脈絡もない檄を飛ばしたのです。習近平政権が目指すのは『強い指導者』=『皇帝様』ですから、誰に相対しても“上から目線”にならざるを得ません。中国共産党の会議などで、その態度で臨むのは構いませんが、国民がバタバタ倒れている現在、『皇帝様』に求められているのは国民の命の救済のはずですがね」(中国ウオッチャー)

 すでに一部地方では“準内戦状態”に入っており、重要物資は「徴用」どころか「盗用」され、すでに私人のものではなくなっているものが多い。もっとも深刻なのはマスクだ。

「庶民の間では荷物名の欄に『マスク』と書き込むと役人に盗まれるというウワサが流れています。ですから中国の税関当局も『個人用の荷物が税関で徴発(徴用)されることはない』とアナウンスしていますが、県レベルで、仁義なきマスク争奪戦が展開されていることは、英BBCなど一部海外メディアも取り上げています。もっと上のレベル、例えばこのまま経済が悪化し物流が滞れば、戦時統制経済に近い状況になるかもしれません」(国際ジャーナリスト)

 70近い都市が封鎖されて物流、人の交流が分断され、物資配分の不均衡が起こり、多くの地方官僚がミスの責任を取る形で更迭され、官僚システムが機能不全に陥って医療崩壊も起きている。

「中国がグローバル経済サプライチェーンから分離されていき、各国から『中国人=感染者』として入国制限も起きている。中国側も米疾病予防管理センター(CDC)など、海外専門家の受け入れをかたくなに拒み続け、国際社会と情報を共有し、協力してウイルスと戦おうという姿勢に欠けていることもあり孤立化が進んでいます」(同・ジャーナリスト)

 地方に対するコントロール力を失った強権の習政権が、切羽詰まって湖北省や武漢に「戒厳令」を敷く日も近いかもしれない。

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