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福祉相談センター職員、保護した70代男性を公園に放置し立ち去り 信じられない上司の指示にも驚愕

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画像はイメージです

 愛知県海部福祉センターの福祉職員が、身元不明の男性を保護したにも関わらず、公園に放置し立ち去っていたことが判明。その組織ぐるみの顛末に怒りの声が相次いでいる。

 事件が発生したのは1月17日。愛知県大治町のATMコーナーで、身元がわからない70代と思われる男性を警察官が発見。その後、海部福祉相談センターの男性職員2人に対応を一任した。

 職員らは簡易宿泊所など男性の受け入れ先を探したが、見つけることができず、途方に暮れた様子。男性職員は福祉相談センターにその旨を相談すると、上司は「男性は逃げたことにして公園に置き去りにしろ」と指示。職員はその言葉通り愛知県名古屋市中村区の公園に放置し、偽名で119番通報したうえで立ち去った。

 当時、名古屋市は気温6℃程度で、冷たい雨が降っており、かなり危険な状況だったが、駆けつけた救急隊に保護される。男性は一命をとりとめた模様だが、脳梗塞を発症している模様で、現在も治療中だ。

 職員は県の聞き取り調査で「男性を見失った」と嘘をついたが、後に放置したことを認めている。そして、そのきっかけが、「上司の指示」だったことも明るみに。このニュースに、ネットユーザーからは「刑事罰を与えるべきだ」「面倒くさくなったのだろう。なんのための福祉相談センターなのか。この3人は懲戒免職処分にするべきだ」「悪いのは上司。天下りで、真剣に仕事をしていない。殺人教唆だ」「男性を犬や猫だと思っている」と怒りの声が噴出している状況だ。

 福祉相談センター職員の行動も然ることながら、行方不明者を保護した場合の受け入れ体制が全くできていないことが露呈された愛知県。大村秀章知事はこの件について、「人命に関することなので、しっかりやっていないのはゆゆしき事態。とんでもないことだと思う」と、他人事とも取れるコメントを行っており、危機感を持っていない様子。

 愛知県の納税者は、このようなトップと福祉システムについて、どう感じているのだろうか。

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