中国大陸は、腹の出っ張ったおっさん=金持ちを象徴するから習主席を“イケメン”と比喩するもの理解できなくもない。
その蔡英文総統が1月11日の台湾総統選で、中国寄りの国民党候補を破り史上最多得票で再選を果たした。今後、中国は蔡政権への圧力を高めることが予想されるが、国内では「武力統一」の議論さえ飛び交っている。共産党系機関紙『環球時報』の胡錫進編集長は翌12日、自身のSNSで「武力統一は容易ではないが、切れないカードではない」と物騒な発言をした。
実は1月2日に台湾軍の参謀総長が乗ったヘリコプターが、台湾北東部・宜蘭県の部隊を訪問するため台北市の松山空軍基地(軍民両用)を離陸した直後、山中に墜落し、乗っていた参謀総長をはじめ8人が死亡した。そのときは単なる事故と思えたのだが、1月13日にイランの革命防衛隊コッズ部隊の司令官・ソレイマニ将軍への米国の斬首攻撃が起こると、「これは台湾の総裁選を前にした中国による斬首作戦ではなかったか」という声が一部で起きたのである。
「墜落事故の原因は、今後の詳細な調査結果を待たねばなりませんが、(1)ヘリコプターの整備不良、または部品の損壊、(2)人為的な操縦ミス、(3)天候不良、(4)何者かによる故意の墜落が考えられます。事故の第1報では、天候は良く機械の故障でもないようでした。また墜落した『UH-60』というヘリコプターは、エンジンが2つある優れたヘリコプターで、そう簡単には墜落しないはずです。一般的に軍トップの参謀総長が乗るヘリコプターは、十分に整備されているはずですし。そこで懸念されるのは、台湾軍の80%は中国を支持する国民党員であることです」(軍事アナリスト)
中国vs台湾は日本人の想像以上に恐ろしい…。