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大相撲、協会の対応にファン激怒 力士が首から土俵下へ落下、退場シーンに「悪化したらどうする」批判の声

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画像はイメージです

 17日に行われた大相撲6日目、十両・木崎海と平幕・勢の取組が、ネット上の相撲ファンの間で物議を醸している。

 木崎海は0勝5敗、勢は1勝4敗と、どちらも黒星が大きく先行している中で迎えた今回の取組。立ち合い、踏み込んだ勢は左に回り込みながら逃げる木崎海を攻め、最後は自らも倒れ込みながら土俵外へ押し倒して勝利を収めた。

 しかし、木崎海は勢に押し倒された勢いで頭から土俵下に落下。その衝撃による影響からか、うつ伏せの状態のまま1分ほど起き上がることができず。この光景に会場は騒然とした空気に包まれ、ネット上のファンからも「もしかして首を痛めたのか」、「脳震盪の可能性もあるかも」と心配の声が多数挙がった。

 問題となっているのは、落下の衝撃で動けなくなっている木崎海への対応。力士が取組の際に生じたアクシデントで動けなくなった場合、裏手に用意されている車椅子が搬送に用いられることが一般的。しかし、今回車椅子は用意されず、木崎海は駆け付けた若者頭・栃乃藤の肩を借りる形で、自力で歩いて裏手に下がっていった。

 おぼつかない足取りで下がっていく木崎海の姿を受け、ネット上のファンからは「なんで車椅子使わず歩かせてるの?おかしくない?」、「首を痛めたかもしれない人間を自力で歩かせるとか協会は何考えてるんだ」、「無理矢理立たせて状態が悪化したらどうするんだ、現場の人間もちょっとは考えろよ」と批判が噴出している。

 なお、この後の取組では平幕・志摩ノ海に寄り倒しで敗れた平幕・剣翔が左足を痛めて動けなくなるアクシデントも発生したが、剣翔は裏手から出てきた車椅子で搬送されている。ファンの中にはこの2番を比較して、「剣翔には車椅子使ってるのに、なんでさっきの木崎海には使わなかったんだ」と苦言を呈する人物も複数見受けられた。

 その後、土俵下に落下した際に首を強打したことが判明し、車椅子で病院に向かったとも伝えられている木崎海。多くのファンが軽傷であることを願っており、協会の公式発表や各メディアによる続報は大きな注目を集めることになるだろう。

 なお、17日19時30分時点では、なぜ木崎海に車椅子を用いなかったのかについて協会の公式サイト、及びに公式ツイッターでは特に発表や見解は出されていない。こちらについても続報が待たれるところだ。

文 / 柴田雅人

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