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三菱電機『ブラック企業大賞』2連覇達成! 働き方改革は機能せず…

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提供:週刊実話

 昨年12月23日、長時間労働やパワハラなど、問題企業の頂点を決める『ブラック企業大賞2019』が発表された。

 2012年から始まって今回で8回目となるブラック企業大賞には、闇営業問題で世間を騒がせた「吉本興業」など、昨年にブラックな実態が明らかになった企業9社がノミネート。その中で大賞を受賞したのが「三菱電機」だった。

「三菱電機では14年〜17年に長時間労働が理由で社員5人が精神疾患を発症。そのうち2人が過労自殺をしていたことが発覚しました。17年末に子会社でも40代の社員が、長時間労働が原因で自殺。さらに昨年8月に社員が自殺し、教育主任の30代男性が自殺教唆の疑いで書類送検される事態となりました」(労働問題専門の弁護士)

 企画委員会は「あまりに異常なことが起きていると言わざるを得ず、悲しみと怒りを込め、大賞として表彰する」とコメントし、三菱電機の労働環境に対する意識の低さを嘆いた。

 実は、三菱電機は18年にもブラック企業大賞を受賞している。
「今回の特別賞は『電通』でしたし、近年はブラック企業大賞に常連がノミネートされる傾向が強い。この現象は、政府主導で進めている“働き方改革”が機能していない象徴なのかもしれませんね」(企業人事に詳しい経営コンサルタント)

 恐ろしいのは、ブラック企業大賞にノミネートされるのが、一般に名の知れている大企業や自治体だということ。水面下では、中小のブラック企業が潜んでいることも懸念される。

「いまだに悪評が上がろうとも業績が伸びればOK、という“業績至上主義”といえる企業や組織が多いのでしょう。そのような企業を減らすためにも、少なくともブラック企業大賞を受賞した企業には、サービスを利用しない、商品は買わないなど、消費者がしっかりNOを突きつけることをしなければ、いつまでも働き方改革は進まないでしょう」(同・コンサルタント)

 ブラック企業を減少させるためには、1人1人の心掛けが重要なのだ。

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