勝俣は、トンカツの食べ方について、「一番左端は脂身だから、左から二番目のカツをまずは何も掛けずに食べたい。そうするとそのお店の揚げ方がわかる」と発言。さらに二切れ目は「塩で食べてほしいんですよ」と力説する。
MCの明石家さんまが「トンカツにはソースやねん」と反論するが、「全部同じになってしまうんですよ」「7つあるのだから色々な味を楽しみたい。何もつけずに行って、塩で行って、その後ソース」と譲らない。
さらに「トンカツのソースの掛け方は縦。横は絶対ダメ」「キャベツもソースをわーっとかけるのはダメ。3つの山にかけてドレッシング・ソース・醤油をそれぞれにかける」と力説。さんまの反論にも、「なんで横にかけるかってんでしょ!縦でしょ!」「職人の気持ちを受けてない」と食って掛かる。
呆れたさんまは「トンカツにそう気持ち入れて揚げてへん」「俺の行くトンカツ屋のおやじは雑や」と結び、半ば呆れ顔で話題を次に変えた。
勝俣の発言については、共演していたグルメ派の西川史子や高嶋政宏などが同調。一方、ノットグルメ派のアンジャッシュ児嶋などは、「えー」という表情を浮かべ、「ドン引き」状態に。賛否はともかく、勝俣の異常なまでの「食べ方への注文」が話題となった。
そんな勝俣に対し、ネットの反応も様々。グルメ派と思われる層からは「わかる」「理解できる」との声もあったが、それを上回る勢いで「自分の食べ方を押し付けるな」「うざい」「トンカツくらい好きに食わせろ」など、批判の声が。
番組の演出上、仕方のない部分もあるが、勝俣の「押し付け」な姿勢が、一部ネットユーザーの怒りを買ってしまったようだ。
「勝俣は、良くも悪くも毒のないタレントで、ダウンタウン・とんねるず・明石家さんまら大物芸能人司会の番組に多く出演し、重宝されています。ただ、最近は『うるさいだけ』『面白くない』との声も多く、数年前から食通キャラで再売り出ししている傾向がある。その意味で、今回の『さんま御殿』は、『食にうるさいおじさんキャラ』を印象づける絶好の機会でしょう。批判も彼にとっては想定内では」(芸能ライター)
勝俣にとって、自身の発言でネットが荒れることは、「おいしい出来事」だったのかもしれない。