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カニ缶、サプリ、お菓子1袋…警察による万引き事件が相次いだ2019

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画像はイメージです

 警察官は権力を持つ。他人を拘束する権利を持っている以上、当然ながら市民の厳しい目を浴びながら日々任務を遂行することになる。

 ところが昨今、犯罪に手を染める警察官が後を絶たない。特に立場のあるものが、万引きを犯し、逮捕され、世間をドン引きさせているのだ。

 そこで今回は、2019年に発生した警察官の万引きを見ていこう。

・京都府警教養課の警部補・コンビニでサプリメント

 7月17日、和歌山市内のコンビニで京都府警教養課の警部補(55)がサプリメント2袋(2900円)と、別のコンビニでカミソリの替え刃を(5140円)を盗む。後に、防犯カメラから男が浮かび逮捕してみたところ、京都府警の警部補だったというわけだ。

 男は取り調べに愛し、「すぐに思い出せない」と苦しい言い訳。現在のところ処分ではわかっていないが、懲戒処分と依願退職が有力視されている。

・窃盗担当の警部補 278円のお菓子を万引き

 2月25日、定年退職間近だった新潟県長岡市署の警部補(59)が、長岡市内のスーパーマーケットでお菓子1袋を万引き。店を出たところで警備員に取り押さえられ、逮捕された。

 この警部補は、県警で窃盗事件を担当する部署で係長を務めており、まさにミイラ取りがミイラになった形。その事実と、あと少しで定年退職を迎え、それなりの退職金が受け取れるはずだったにもかかわらず起こした事件に、「278円で人生を棒に振るなんて…」と驚きの声が上がった。

・警視がカニ缶を万引き

 12月9日、山形県山形署交通官の警視(49)が、交通講話を終え署に戻る際、山形市内の百貨店の食品売り場を訪れると、カニや牛タンの缶詰を万引き。何食わぬ顔で外に出ると警備員に呼び止められる。

 すると、警視は一目散に逃走。警備員と一般人が追いかけ、取り押さえられて駆けつけた警察官に引き渡された。

 警察の取り調べに対し、警視は「ストレスを抱えていた」などと話し、罪を認めている。警視という警察幹部の「万引き」は、世間に大きな衝撃と警察不信を増長させることになった。

 続々と発生する警察官による万引き。このほかにも様々な警察官による犯罪が発生しており、警察本部は「お詫び申し上げる」とその都度コメントするものの、具体的な犯罪防止作は講じていない。

 警察官が信用できない世の中になっている以上、我々市民は録画や録音など証拠を残し、自らを守っていくしかない。

文 櫻井哲夫

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