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群馬の交番のお巡りさんが同僚女性警察官にセクハラざんまい

 群馬県警が同僚の女性警察官にセクハラ行為を繰り返したとして、県西部の交番に勤務していた40代の男性巡査部長を、1月23日付で停職6か月の懲戒処分にしていたことが分かった。また、本人からの申し出により、巡査に降格させた。

 県警はこの件を公表していなかったが、その理由について、「被害職員から公表を控えてほしいとの強い要望があった。プライバシー保護を尊重した」としている。

 県警監察課によると、元巡査部長は昨年、交番での勤務中や職場旅行での宴席で、同僚の女性警察官計3人に、体を触るなどのセクハラ行為を1回ずつした。

 そのうちの一人が、上司に相談して発覚した。しかし、3人の女性警察官から被害届が提出されなかったため、県警は刑事事件としての立件は見送った。

 上原健司首席監察官は、「非常に遺憾であり、全職員に対して指導を再度徹底し、再発防止に努めたい」としている。

 群馬県警の交番のお巡りさんといえば、渋川署地域課巡査で吉岡町交番勤務の男(24)が、小学校4年生の女児を連れ去ろうとしたとして、未成年者誘拐未遂容疑で、2月18日に逮捕されたばかり。

 交番は住民にとっては身近な存在で、交番勤務のお巡りさんが地域を守っているからこそ、安心して生活できる側面がある。

 このような不祥事が相次ぐと、交番への不信感が募るばかり。県警には信頼回復に努めてほしいものだ。

(蔵元英二)

*写真イメージ

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