すでにネタ披露順は決定しており、1番目は藤崎マーケット、2番目はジャングルポケット、3番目はさらば青春の光、4番目はコロコロチキチキペッパーズ、5番目はうしろシティ、6番目はバンビーノ、7番目はザ・ギース、8番目はロッチ、9番目はアキナ、10番目は巨匠。
リアルライブ編集部は8月27日、28日に行われた準決勝68組のネタを全てチェック。準決勝で見せたネタを踏まえ、最も優勝に近い芸人たちを予想する。ズバリ、ファイナリストの中で注目なのは3組。
まずは、ツッコミの田崎佑一とボケのトキがコンビを組む藤崎マーケット。2007年にリズムネタ「ラララライ体操」で一躍ブレイクしたコンビだが、徐々にメディア露出が減少。トキは当時を振り返り、「リズムネタは麻薬」と明かし、精神的にも肉体的にもボロボロになると指摘していた。近年ではリズムネタを封印し、漫才やコントに力を入れてきた。準決勝で見せたコントネタは会場で大爆笑を誘い、おそらくファイナリストの中で一番の笑いだった。ボケの数も豊富で、予測不可能。「キングオブコント2015」でも期待が寄せられる。
2組目は、森田哲矢と東口宜隆がコンビを組むさらば青春の光。2011年「第32回ABCお笑い新人グランプリ」で優秀新人賞を獲得、2012年「キングオブコント2012」では準優勝を果たし、今回の「キングオブコント2015」で4年連続決勝進出した実力派コンビ。ネタの発想が豊かで、徐々に笑いが足されていく相乗効果抜群のボケが最大の魅力。笑いを取るまでに多少時間はかかるが、その分の振りが効いているため、凄まじい破壊力を秘めている。準決勝でも、観客や審査員は徐々に引き込まれ、大爆笑をとった。いまだ同大会で優勝した経験はなく、4度目の正直となる。
3組目は、尾関高文と高佐一慈がコンビを組むザ・ギース。もともと、コント師としては各方面から高評価を得ているコンビであり、NHK「爆笑オンエアバトル」やフジテレビ「爆笑レッドカーペット」でも好成績を残し、第1回「キングオブコント2008」では決勝にまで進出している。トリッキーかつ丁寧に作り込まれたネタの設定が最大の魅力で、準決勝で見せたネタはまさかの展開だった。誰もが予想だにしないストーリーで、観客の笑い声は最高潮に! 決勝進出は当然の結果だった。王者に輝く可能性も高い!
ただ、優勝するためには2ネタ披露する必要があり、なかなか難しい。当然、他の芸人にも優勝する可能性は大いにある。果たして一体どのコンビが“8代目キング”に輝くのか!? 大注目だ!