相武の出演社数は10社。昨年も8社と多かったが、今年に入って味の素とキリンビールが加わった。
同誌は、彼女が企業に好かれる理由を好感度の高さと、10代でデビューしたことから変わっていない透明感だと分析している。また、NTTコミュニケーションズ、ミスタードーナツ、オートバックスセブンなど、コミカルなCMとの相性の良さも彼女の強みとしている。
相武に次ぐ出演社数9社には6人が並んでいる。天海祐希、上戸彩、蛯原友里、篠原涼子、仲間由紀恵、ベッキーだ。特に上戸彩は、2004年から10社以上CMに出演し、CM女王の座に君臨。今年は、ソフトバンクモバイル「白戸家の人々」シリーズが予想外の人気を得て、驚異的な根強さを印象づけている。
天海祐希、篠原涼子は連ドラの影響で、同性からの支持が高く、それがCM起用にも影響しているようだ。天海は「離婚弁護士」「女王の教室」などに続き、今年も「Around40」をヒットさせた。篠原も昨年の主演ドラマ「ハケンの品格」のヒット以来、CMの常連となっている。
同じように同性からの支持をバックに、8社に出演しているのが菅野美穂。昨年の主演ドラマ「働きマン」のヒットが大きい。
5社に出演している綾瀬はるかも、昨年初主演したドラマ「ホタルのヒカリ」で、恋が苦手な「干物女」を好演して女性ファンが急増。キリン生茶、パナソニックVIERA(小雪と共演)などだが、綾瀬の出演CMは出稿量が多く、出演社数以上にCMによく出ている印象を与えている。
今秋には高視聴率のNHK大河「篤姫」に主演している宮崎あおい、産休から復帰する篠原涼子あたりが伸びてくると予想される。
下半期の動向が注目される。