武藤全日本が2年目の台湾進出に本腰だ。
昨年、22年ぶりとなる台湾興行を成功させた。武藤敬司社長は新たなマーケットに手応えをつかみ、継続開催を熱望していた。その後、水面下で交渉を続けていた。
交渉に当たっている内田雅之取締役は「下地はできているので、裾野を広げていきたい。点じゃなくて線。プロレスってものを根付かせないといけない」と2年連続で開催することを認めた。
時期は同じく11月を予定。場所は未定ながら台北市以外に台南市、台湾以外では香港などが候補に挙げられている。
さらに「台湾版の(全日本の)ホームページを立ち上げる」と明言。早ければ2月をめどに開設を予定している。すべて中国語で試合結果や映像を配信する。
「1カ所1つずつ増やしていって、着実にアジア進出していきたい」というための布石。台湾ではZチャンネルで試合は放映されているものの、それ以外でまだ情報源となるものは少ない。
知名度を上げるための手段としてホームページを立ち上げるわけだ。
アジア進出に向け武藤全日本は磐石の体制を敷くことになる。