須藤の持っている持論とは「優しいウソ極悪論」というものだ。優しいウソとは、相手を傷つけないためにつくウソのことで、須藤は「相手を傷つけるくらいなら自分が我慢すればいいかな、みたいな。それこそがウソですよ。自分が我慢したら相手が傷つかないなんて保証はないですから」と、優しいウソのネガティブな側面を力説した。須藤は、この持論から「ウソをつかず本音で生きよう」と決意。その決意が総選挙で結婚宣言するキッカケになったようだ。
ネット上では、「かなり良いキャラしてる」「りりぽん面白かった。下手したら指原より能力高いかも」「何だか色々正直すぎて清々しいね」など、肯定的な意見が多く寄せられた。騒動後は、番組に出演する度に炎上してきた須藤だが、さすがに結婚宣言から半年も経過したからなのか、世間の須藤への敵意も落ち着いてきたように思える。
アイドルはファンの夢が詰まった存在だ。その夢の中には、理不尽な理想の押しつけも少なくない。それでも、アイドルは本音を隠して、ファンが思う理想のアイドルを演じ続ける必要がある。そのため、ウソをつけない性格の須藤は、もしかしたらアイドルに向いていなかったのかもしれない。
しかし、現在のバラエティ番組では、坂上忍や梅沢富美男、マツコ・デラックスなど、空気を読まず、本音で語るタレントに人気が集まっている。須藤は今後のバラエティ番組で貴重な存在になっていくのかもしれない。