アンドリュー・ガーフィールドを主役のピーター・パーカー/スパイダーマン役に迎えてリブートする同作、トビー・マグワイアとキルスティン・ダンスト主演によるサム・ライミ監督の前作とは全く異なるものになると、スティーヴンは解説した。
「僕が製作側に『僕は“ジャーン!”って感じの派手な本は書けないし、それは僕のやり方じゃない。でも子供の頃に読んだようなピーター・パーカーを描くことならば出来るよ。だって現実的に言われたことに基づくんだからね』って言ったら、『まさに求めているのはそれなんだよ。是非、ピーター・パーカーをリアリティーなキャラクターとして描いてくれ』って言われたんだ」「過去を振り返って、『スパイダーマン』1作目の最初の15分間を見てみたんだ。トビーの演じ方でスゴイところは、幸せそうなオタクってところさ。それにサム・ライミも見事に自分のスタイルを合わせていたんだよ。でもそれは違う時代の話さ。僕にはああいう作品は出来なかっただろうね。だから今回の作品の出来上がりがどうなるかは分からないけど、僕はとにかくすごくナチュラルに描いたんだ。ユーモアもたくさんあるけど、自然なユーモアさ、冗談じゃなくてね。実在しそうなキャラクターにするために、とにかく努力したよ」
そんなスティーヴンにとって、エマ・ストーン演じるグウェン・ステイシー役のセリフの書き下ろしが最も面白かったそうだ。
「本当にエマ・ストーン向けの執筆をしてみたかったんだ。僕は女性向けに書くのが好きだし、特にエマは好きさ。だから僕がやったところっていうのは、つまりキャラクター作りとセリフなんだ。すごく楽しかったよ。だからそこが僕の担当したところってわけ。脚本も少し書いたけど、脚本のほとんどはすでに出来上がっていたんだ」「セリフを書くのはすごく楽しかったし、エマの役柄にはかなり集中したね。そのあと、ちょっとだけアンドリュー・ガーフィールドのキャラクターも書いたくらいだから」