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『マルモのおきて』の時とすっかり変わった芦田愛菜

 昨年大ブレークした人気子役の芦田愛菜と俳優の豊川悦司が父娘役を演じたドラマ「ビューティフルレイン」(フジテレビ)の初回が2日放送され、平均視聴率が12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だった。

 「同じ日曜午後9時枠の前作でオダギリジョー主演の『家族のうた』が平均視聴率3.9%と大惨敗。それだけに、制作サイドは並々ならぬ意気込みで、まさに“神頼み”にも近い心境で芦田をキャスティングし主題歌『雨に願いを』を歌わせている。ただ、ストーリーが、父親が若年性アルツハイマーと診断され、それに父娘がどう向き合うかというよくある話だけに、どこまで視聴者の共感を呼べるかがポイント」(テレビ誌記者)

 芦田は番宣で大活躍し、初回から30分拡大で放送されたが、それにしては、視聴率がやや物足りなかった気がするのだが…。

 「芦田が大ブレークした昨年放送のドラマ『マルモのおきて』(フジ)はそれほど期待されていなかったにもかかわらず、初回が11.6%で同時間帯にTBSで『JIN-仁-』が放送されていたにもかかわらず、回を重ねる事に視聴率がアップし、最終回は23.9%だった。以後、売れっ子となり、芦田人気を当て込んで昨年10月に放送されたスペシャル版は16.7%を記録した」(同)

 とはいえ、昨年と今年で芦田を取り巻く環境はがらりと変わってしまったというのだ。

 「今や15本のCMに出演する売れっ子となり、昨年は自然に出ていた『かわいらしさ』のオーラが消え、すっかりプロ女優の顔つきに変わってしまった。舞台裏では芦田自ら、ほかの女の子の売れっ子子役との共演にNGを出すなど、周囲の大人が物申せぬ“大女優”となった」(芸能記者)

 同ドラマのライバルは、なかなかハズれないと言われている医療ドラマで向井理主演の「サマーレスキュー」(TBS)だけに、芦田の真価が問われることになりそうだ。

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