2007年大みそか桜庭和志戦で総合格闘技界に復帰した船木。2連敗のあと昨年9・23「DREAM.6」でミノワマンに勝利したが、その後は約1年試合せず、突如、全日本プロレス8・30両国大会でプロレス復帰することを表明した。
そんな船木に谷川EPは「船木はプロレスを張り切っているし、プロレス界を背負って立つくらいの気持ちでやってほしい」と激励する一方「プロレスをやりたいなら継続的にやった方がいい。二束のわらじは無理だと思う。プロレスの流れの中に身を置かないと」と、格闘家としてどっちつかずの状態になることを懸念している。
谷川EPが危惧するのは無理もない。大相撲からプロレス転向した第64代横綱・曙の一件もあるからだ。2003年の大みそかのボブサップ戦でK-1デビューするもその後は連戦連敗。K-1やDynamite!!で実績を残せないままプロレスに参戦したことから、曙の二の舞にならないようハイブリッド・レスラーの身を案じているワケだ。
ハイブリッド・レスラーが二束のわらじを履くか否か。当の本人は「ファン次第」としているが、谷川EPは「まだまだ40歳になったばかり。あと10年はやれますよ」とプロレス界での再生を猛プッシュした。