今回の動画で田尾氏は阪神外野手5名(ノイジー、小野寺暖、森下翔太、島田海吏、近本光司)がここまで残している成績を比較し、各打者のいい点、悪い点などを話した。その中で、ノイジーに出場機会が多く与えられていることを疑問視した。
今季のノイジーは外野のレギュラー格として、30日終了時点で109試合(先発は101試合)に出場。打撃3部門は「.248・6本・40打点」、それ以外では出塁率「.302」、得点圏打率「.262」といった数字を残している。
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30日の試合でもスタメン起用され6号ソロを放ったノイジーだが、田尾氏は「本塁打も6本です。これも物足りないです。森下選手の方が打席数でいうと半分ぐらいしかないけども6本打ってます。1番の近本でも8本打ってます」、「ノイジーが今季109試合出て残している数字を見てなるほど、ここがいいなって思う数字が無い」と、打力が求められる助っ人としては全体的に寂しい数字という見解を示した。
同氏は続けて、「1億8000万台の年俸をもらってますので期待値だけは高いですよね。使わないといけないというようなものは球団の中にもあったと思うんですけど、それにしてもこれが凄いなというものはあまり感じない」とコメント。獲得コストを考慮するとできるだけ起用したいといった球団側の考えを推察しつつも、レギュラー起用に値するだけの存在感は出せていないと主張した。
また、同氏は「僕であればこれから伸びることも考えて小野寺(28試合・.333・0本・7打点)を使っていきたい」と、出場機会は少ないながらノイジー以上の数字を残している小野寺をレギュラー起用する方が長い目で見ればプラスなのではとも指摘していた。
今回の動画を受けては、ネット上にも「ここまでのノイジーは肩がいい(10補殺)くらいであとは全部落第点」、「確実性も長打力も無いから擁護のしようがない」、「高年俸だから使わないと損って考えがもしあるならそれは間違い」、「来季契約も無さそうだし小野寺使ってほしいわ」とノイジーのスタメンに反対するコメントが寄せられている。
岡田監督はDeNAに「2-4」で敗れた30日の試合後、「ずっといい流れで来てたから、メンバーも代えんとやってたけど、ちょっとそれは代えなあかんな」と打線改造を示唆したことが伝えられている。ノイジーの序列に変化を加えることは果たしてあるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
田尾安志氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/@taochannelyoutube3971