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芸能 2015年03月04日 15時30分
このままだと長引きそうな三船美佳と高橋ジョージの“離婚裁判ロード”
タレントの三船美佳が夫でロックバンド「THE虎舞竜」の高橋ジョージとの離婚と、長女の親権を求めた離婚裁判の第1回口頭弁論が3日、東京家裁で行われた様子を各メディアが報じている。 報道をまとめると、三船は大阪での生番組出演のため欠席し高橋は出席。三船の代理人は別居原因とされるモラルハラスメント(精神的暴力)に関する書籍2冊を証拠として提出。4人の代理人とともに出廷した高橋は、ダークスーツに身を包み、黒縁メガネで髪形はトレードマークのリーゼントではなく、ナチュラルな印象。三船側から証拠としてモラハラに関する書籍2冊が提出された。ペンとメモ帳を手にした高橋は神妙な表情を崩さず、書籍が提出されると身を乗り出して、のぞき込んだという。 裁判はわずか5分で閉廷したが、高橋は集まった報道陣の取材に応じ、「僕には全く心当たりがない」とモラハラをきっぱり否定。「最高に愛してます」と三船への変わらぬ愛を主張し、復縁に向け「不可能に近くても、不可能ではない。僕は最後まで努力します」と訴えたというのだ。 一方、一部スポーツ紙によると、取材に応じた三船の代理人は「モラハラは一般的にはあまり知られていないため、裁判所が果たして理解してくれるかどうかです」と書籍提出の理由を説明。三船は「一切、お任せします。120%(夫婦に)戻る意思はありません」と話しているというだけに、和解する気はなさそうだ。 「離婚裁判において、モラハラだけだと離婚が認められない。となると、三船側が離婚の“決め手”となる、他の証拠を提出する必要がある。一部で報じられた高橋と三船の母の不仲の方がモラハラよりも離婚の原因として認められそう。とはいえ、このままだと通常の離婚裁判のように10か月から1年ほどかかりそう」(芸能記者) 次回は5月14日に非公開の弁論準備が行われるというが“電撃和解”はなさそうだ。
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芸能 2015年03月04日 15時30分
SMAPと大物タレントの知られざる関係
アラフォーになってもその勢いは衰えないSMAP。5人は、さまざまな大物タレントに触発されて、こんにちの地位を築いた。 たとえば、中居正広。得意の司会業では、“紅白歌合戦”で1997年に弱冠25歳で抜擢されて以来、アナウンサーを抜いて最多6度の記録を保持している。そんな中居に多大な影響を与えた大物は、3人。ダウンタウン・松本人志。笑福亭鶴瓶。とんねるず・石橋貴明だ。 松本とは、ドラマ『伝説の教師』(日本テレビ系)でW主演を務めた。鶴瓶とは、『ザ!世界仰天ニュース』(日テレ系)で同じくWで司会を務め、開始15年を超えた長寿番組となった。石橋とは、TBS系歌番組『うたばん』、リニューアルされた『ミュージックアワー』で、やはりWで司会をした。これらを並べてわかるとおり、中居は共演者に恵まれ、奥義を吸収して、司会者として立派に独り立ちした。 木村拓哉と家を行き来する仲なのは、明石家さんま。司会、ロケもこなす年1特番『さんタク』(フジテレビ系)はすでに10年を超えているが、プライベートでも仲がいい。さんまが、木村の出演ドラマをさりげなくチェックしたり、大量にもらった食材を木村宅に届けたり。木村も、さんまが好きなブランドを見つけると購入しては、サプライズでプレゼントすることが珍しくない。 草なぎ剛が慕っているのは、タモリ。『笑っていいとも!』(フジ系)でタモリの優しさにふれて以来、正月はタモリ宅で過ごす。今年は稲垣吾郎と、その絶品手作り料理に舌鼓を打った。 香取慎吾も草なぎと同じく、芸能界で友達を作るタイプではないものの、初の冠番組『香取慎吾の特上!天声慎吾』(日テレ系)でパートナーを務めたキャイ〜ンには、珍しく心を開ける。包容力たっぷりの天野ひろゆき、裏表がないウド鈴木は、心に闇を抱えた香取を、温かく包みこむようだ。 “謎の会社経営者・ヒロくん”との半同棲をカミングアウトした稲垣吾郎。彼のタレント交遊はあまり聞こえてこないが、誰とでも付きあえる性格のため、かつては、中居が地元の友人と飲んでいる席に、ひとりで出席。芸能人ぶることなく、ヤンキーたちと歓談していたという。 共演回数を重ねているため、芸人とジャニーズアイドルは仲がいい。今後も、調査を続けていこう。(伊藤由華)
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ミステリー 2015年03月04日 15時30分
戦艦武蔵の噂はなんだったのか?
先日、マイクロソフトの共同創業者であるポール・アレン氏がフィリピンで沈んだ旧日本海軍の戦艦武蔵を発見し、全世界を驚かせた。というのも、戦艦武蔵の沈没地点は長年の謎とされており、著名な軍事情報サイトでも「未だ発見されざる沈没艦トップ10」にランクインするほどだったのだ。 戦艦武蔵は姉妹艦の大和と並んで世界最強をうたわれ、日本海軍の誇りともされていたが、太平洋戦争中のシブヤン海海戦において米軍機の集中攻撃を受けて撃沈された。そして、伝えられていた武蔵の沈没地点は、猪口艦長の遺書を託された副長の加藤大佐が退艦時に記載し、戦闘詳報に採用されている地点で、もうひとつは退艦した乗員を救助、収容した駆逐艦清霜の記録した地点のふたつである。まず、戦闘詳報に記載されている地点は陸地に近いが、戦中から戦後を通じて船体は確認されていない。また、清霜の記録した位置はより南で、沿岸や水上からの捜索は困難だったが、戦後の水中探査でも武蔵は発見されなかった。 米軍機の激しい攻撃を受けた武蔵は、艦橋が大損傷を受けた際に戦闘記録や航跡図、信号記録などを失ったため、生存者の聞き取りなどから戦闘詳報を作成している。しかし、生き残った将兵の多くは地上戦に巻き込まれるなどして戦死しており、戦闘が続く中でまとめられた記録の信頼性はさほど高くないとされている。 やがて、海中に姿を消した巨大戦艦に関する、奇妙な噂が流れ始めた。ノンフィクション作家の吉村昭が1970年代に「戦艦武蔵ノート」で紹介した現地の噂によれば、武蔵は沈没途中に自重と浮力が吊り合ってしまい、着底することなく海流に乗って水中を漂い続けているというのだ。 その後、現地の漁民が「海中を漂う巨大な影を見た」とか、あるいは「水中探査を行った際、ソナーに正体不明の反応があった」など、噂に尾ひれがついて注目を集めるようになり、日本でも1990年代には小説「宇宙戦艦ムサシ」や松本零士のマンガに漂流する武蔵が使われるなどして、都市伝説を形作っていった。 しかし、今回の発見によって、水中を漂う武蔵の噂は単なる都市伝説であったことが確定し、解明されるべき謎は「なぜ、これまでの探査によって発見されなかったのか?」へ移った。 最も大きな理由は沈没地点がフィリピンの領海内で、政治的な問題もあって調査そのものが困難だったことと、やはり沈没地点の記録が曖昧だったことだが、さらに「沈没の過程で船体が水中移動したであろう」ことも挙げられる。武蔵は転覆の後、艦首より沈没しているが、水中で砲塔が脱落して再び艦底を下に着底している可能性が高いのだ。 戦艦の砲塔は船体の砲塔リングに乗せているだけなので、クレーンなどを用いれば引きぬくことが可能だし、転覆の際には脱落することもある。実際、ドイツの戦艦ビスマルクが転覆して沈没した際にも砲塔が脱落しており、船体は水中で回転しつつ流されている。武蔵も同様に砲塔が脱落し、船体が回転する過程で流されたとすれば、ただでさえ曖昧な沈没位置を基準とした捜索では発見できなかったであろうことは容易に推測できる。 今後は、戦艦武蔵の残骸が不法な盗掘にさらされぬよう、各国が協力して十分な保全措置を講じていく必要があるだろう。(了)*写真は、2006年に公開された映画「男たちの大和」オープンセット実寸大の一部です。
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社会 2015年03月04日 15時00分
F1復帰どころじゃない! ホンダの暗闘クーデター3秒前
その報道に「やっぱり」と納得した向きも多かったのではないか。2月12日付ロイターが「複数の関係者が匿名を条件に語った」として本田技研工業(ホンダ)の“奥の院”で展開されている極めてデリケートな部分に言及したのだ。いわく「伊東孝紳社長は自らが進めるサプライチェーン改革について、内外の反対勢力に屈することなく、改革をあくまでも推進する決意を固めている」というのだ。 広告などで関係が深い国内勢を差し置き、海外メディアが伊東社長に対する「内外の反対勢力」に言及したのがミソ。ホンダは昨年秋、相次ぐリコール騒動に見舞われた揚げ句、自動車部品メーカー、タカタのエアバッグ欠陥問題にさらされた。そんな中、複数の旧経営トップが東京・南青山のホンダ本社に伊東社長を訪ねて「苦言を呈した」「いや、辞任を迫った」などのアングラ情報が飛び交った。 密室のやり取りであり、真偽は不明である。しかし、トップ経験者が厳しい経営を強いられた伊東社長を訪問したこと自体、ホンダが異常事態に直面している現実を物語る。 果たせるかな、ロイターは伊東社長のサプライチェーン改革について「一部のサプライヤーが動揺し、ホンダの歴代首脳も警戒心を示している」と言及、返す刀で「品質をめぐる大規模なリコールで伊東社長への圧力が強まる中、退職した一部の元幹部の間では社長交代を画策する動きもあるとされる」と踏み込んだ。平たく言えば、反対勢力による社長解任クーデター計画の暴露である。 ホンダといえば7年ぶりにF1への復帰を遂げ、2月10日には英マクラーレンと再びタッグを組んでエンジンを供給するレース車を公開し、伊東社長が詰めかけた300人超の報道陣を前に満面の笑みを浮かべたばかり。そんな華麗な記者会見とは裏腹に、舞台裏では壮絶な暗闘が展開されていたのだ。市場関係者が「お家騒動勃発はF1復帰の朗報に水を差す」と眉をひそめるのも無理はない。 ホンダ本社に伊東社長を訪ねた元経営トップのうち、確認されているのは吉野浩行元社長と川本信彦元社長である。この大物コンビが伊東社長とどんな膝詰め談判をしたのかは不明だが、ホンダウオッチャーは「後輩の伊東社長には強大なプレッシャーだったのは間違いない」と断言する。何せ、増収増益を見込んでいた今年3月期は一転して下方修正を余儀なくされた。フィットの度重なるリコールと、ホンダ車の半数に搭載されているタカタ製エアバッグの欠陥問題、その煽りで販売に急ブレーキがかかったばかりか、予定していた新型車の投入が大幅に遅れるなど負の連鎖が重なった。これでは元経営トップならずとも、関係者が伊東社長にレッドカードを突き付けたとしても不思議ではない。 「確かに昨年来、伊東社長への風当たりが強まっている。フィットは1年間で5回もリコールしたし、年間の販売計画を大幅に見直した揚げ句、2017年3月期に世界販売600万台としていた目標を取り下げた。これぞ開発期間の短縮とコスト削減にまい進した伊東社長路線の弊害と断じる向きさえいる。件のサプライチェーン改革にしても、経費削減を最優先するあまり、独自技術の芽が摘まれるとの懸念がサプライヤーにはくすぶっています」(前出・ウオッチャー) 厄介なのは、そんな声に伊東社長が頑として耳を貸そうとしないことだ。それどころか前述したように、ロイターを通じてクーデター派を挑発するように改革推進を強調したのである。反伊東派といわれる面々が、売られたケンカを黙って見過ごすとは到底思えない。 ホンダOBが、こんな話を披歴する。 「創業者の本田宗一郎さんの時代と違って、現在のホンダはサラリーマン社長が続いた結果、内向きの企業体質に染まり、奥の院での権力抗争に生きがいを求める輩が増えてきた。かつて入交昭一郎さんが病気を理由に副社長を辞めたのは当時の社長と他愛もないことでケンカし、『それなら辞めてやる』と飛び出したのが真相らしい。今や社内抗争はホンダのお家芸で、次期社長の本命と目された人物は伊東社長の経営手法に批判的だったことからドロップアウトした。代わって伊東社長の腹心とされる人物が次期社長の有力候補に浮上したのですが、クーデターが起これば彼はパージされる。処世術に長けた人物しか社長になれないならば、ホンダの前途は危うい限りです」 伊東社長は今年6月で就任6年の節目を迎える。本人は続投に意欲満々だが、包囲網は確実にせばまっている。血生臭い社長解任クーデターか、世間体を取り繕う“禅譲”か。それとも奇策を駆使しての延命か…。 ついにカウントダウンが始まった。
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その他 2015年03月04日 14時00分
本好きリビドー(45)
◎快楽の1冊 『絶唱』 湊かなえ 新潮社 1400円(本体価格) 男性読者に女性の強さ、たくましさを知らしめてくれる短篇集だ。収録の4篇は全て南太平洋に浮かぶ島国トンガを訪れた日本人女性の物語である。ただし、各々は独立した作品として読めるのだけれど、ある話で脇役だった人物が他の話では主人公になったりして、連続性がある。連作形式の長篇と言ってもいいだろう。なので、一冊全てを読まなければ本書の面白さはわからない。 女性たち皆が悩みを抱えてトンガにやって来る。ある者は苦い恋愛体験、ある者はシングルマザーのつらさに対して心の整理をつけたくて、異国の風景に浸ろうとする。これだけなら単なるリゾート小説になってしまうのだが、作者は彼女たちの苦悩に阪神・淡路大震災を絡めており、読んでいると一個人の苦悩が実に普遍的なものに感じられてくる。 傾向としてではあるが、多くの男は苦悩を忘れるため仕事に没頭しがちだ。一方、女は心の解放へ向かう。自身の悩みを重大な事件として捉え、じっくりと見つめ、ここではないどこかの場所で気持ちを洗い直そうとする。本書を読むと、そう感じる。 女性は子供を産めるが、男性は産むことができない。決定的な違いだ。それが女性特有の生命力の強さにつながっているように思う。もちろん、出産、子育てをしないで生涯を終える女性はいるけれど、それは人生の選択によるものであって、あらかじめ産める存在として誕生していることは間違いない。本書に出てくる女性たちが異国の自然の風景と一体化し、かつては重大事として捉えていた苦悩を過去のものとして洗い流すことができるのは、生命を生み出す存在である動物としての自分を自覚しているからだ。地球上の全ての動物、植物と仲間であると実感できるのだ。心の解放の仕方を見つけられない男性たちにぜひ読んでほしい。(中辻理夫/文芸評論家)【昇天の1冊】 「英雄色を好む」ということわざがある。歴史に名を残したヒーローは精力旺盛、女好きでセックスも強いという意味だ。 海外ではエジプトの女王・クレオパトラをはじめ、数え切れないほどの女性と浮名を流した初代ローマの英雄・カエサルが例として引き合いに出される。日本でも“お手つき”が100人以上いたといわれる豊臣秀吉が、いい例だろう。 徳川家康も同類だ。66歳で16人目の子供を作り、平均寿命が30代だった戦国時代にあって、75歳の長寿を全うした。 では、家康が還暦を過ぎてもなお現役でいられた壮健法とは、一体どんなものだったのか−−。それをひもといたムックが『徳川家康に学ぶ健康法』(メディアソフト/1000円+税)だ。 大河ドラマでは、自ら薬を調合する家康の姿が描かれるが、健康オタクだった彼は海狗腎(かいくじん)という生薬を精力剤として服用していたという。 海狗腎はオットセイの陰茎及び睾丸を乾燥させたもので、現代でも漢方薬材料として珍重されている。家康の時代に、どのようなルートで入手したかは不明だが、ともあれこうした精力剤が功を奏し、50歳を過ぎて8人の子宝に恵まれたというから驚く。 この他、「季節外れの食材は食べない」「美味は避け普段は粗食」など、バランスの良い食生活は、現在でも精力アップ・マニュアルに通じるコンテンツだ。 英雄の温故知新を、長寿社会の性生活に生かしてみては?(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)
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その他 2015年03月04日 13時00分
増え続ける高齢者の犯罪率 誰でもなりうる「窃盗症」の危険信号(1)
先ごろ平成26年版の犯罪白書が発表されたが、高齢者の窃盗が増えていることが明らかになった。昨年1年間の検挙者は3万4060人。20年前の4.5倍にまで上っているのだ。 さらに犯行動機・原因についての調査によれば、男子では「生活困窮」によるものが66%を占め、「対象物の所有目的」が37%、「空腹」によるものが19%。つまり、モノを盗むことによって空腹や生活困窮を解消し、欲しいという欲求を充足したいのだ。 ところが、世の中にはモノは満ち足りているのに、衝動的に盗みに走る人がいる。 「衝動的に万引きを繰り返す精神疾患“窃盗症”が社会問題となっています。自分の意志では抑えられない病で、やめられずに苦しむ人は少なくありません。もともと窃盗は再犯率が高いが、累犯者の中には窃盗症の該当者が一定の割合でいるようです」(社会部記者) 窃盗癖が“病気”になっているというのである。 精神科医で銀座泰明クリニック院長の茅野分氏が言う。 「一昨年、みのもんたさんの次男が他人のバッグを盗みキャッシュカードを無断で使おうとした事件がありましたが、ほとんど話題にされていないのが“動機”です。彼は超有名人の息子で、有名私立小学校から大学まで進学し、テレビ局へ入社して高級マンションに居住、さらに妻子ありと、何不自由ない生活をしていました。なぜわざわざ危険を冒してまで窃盗をする必要があるのでしょう? 『窃盗症』は、これと同じような病の不思議さを持ちます」 茅野氏によれば、窃盗癖とは、「抵抗困難な窃盗衝動」を特徴としている。その不合理性と反復性の2点をもって、病的とされているという。“不合理性”とは、盗んだ品物自体には必要性や価値を認めず、購入する金銭を所持しているにもかかわらず窃盗行為に及ぶ。 「それでは、何のために行うのでしょう? それは“盗む”ためとしか言いようがありません。アメリカの診断基準によると、“窃盗に及ぶ直前の緊張感の高まり”“窃盗を犯す時の快感、満足、または解放感”が定義されています。つまり経済的ではなく心理的な目的のために行われるわけです」(同) アメリカの診断基準によると、「放火癖」「病的賭博」「抜毛癖」などに似ているという。 「“衝動性”を特徴として、『あらかじめ考えられた動機ではなく、駆り立てられるような心理により、目的意識を持たず、ただちに実行し遂行すると深い満足を覚える』ことを特徴とするのです」(同)
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社会 2015年03月04日 12時30分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第115回 誰のための「改革」なのか?
安倍晋三内閣総理大臣は2月12日の国会における施政方針演説で、「改革」という言葉を何と30回以上も使用した。 農協を改革。農業委員会も改革。グローバル化のための改革。法人税も改革(法人税の引き下げ)。 医療は「最先端医療と保険診療との併用」を可能とする改革。つまりは、混合診療の拡大。 電力は発送電分離で改革。ガスは小売全面自由化の改革。 社会保障も改革(恐らく社会保障費の削減)。女性や高齢者を労働市場に参入させる労働改革。義務教育も改革。地方行政も改革。国家戦略特区で地方経済も改革。 総理が多用した改革とは、要するに「構造改革」である。 現在の安倍内閣は、消費増税と政府支出削減という「緊縮財政」を推進し、日本経済をデフレに叩き込んだ橋本龍太郎内閣と、構造改革で日本社会を不安定化した小泉純一郎内閣という、二つの政権のパッケージのような有様になっている。 そもそも「改革」あるいは「構造改革」とは何なのか。 総理の演説を聞く限り、構造改革とは「規制緩和」や「自由化」を意味しているようだ。法人税引き下げ(法人税改革)も、政府が企業から税金を徴収するという「規制」を緩和する形の規制緩和だ。 それでは、規制緩和とは何なのか。それ以前に、規制とは何なのか。 規制とは、政府が法律で定めた「参入障壁」である。例えば、農業分野でいえば「株式会社は農地を持てない」、電力分野でいえば「各地域の発送配電を一貫して電力会社が担う地域独占体制」、医療分野でいえば「自由診療を併用すると保険適用されない」などになる。 政府が法律(農地法、健康保険法、電気事業法など)や「法律解釈」により、特定分野において企業(特に株式会社)が「自由」にビジネスを展開することを制限しているわけである。 すなわち、同分野に新規参入したい企業にとって、規制とは「参入障壁」になる。 政府が各種の規制を法律で定めているのには、それなりの理由がある。 最も典型的なのが、食料安全保障、医療安全保障(国民が平等に安価に医療サービスへアクセスすることを可能とすること)、防衛、防災、防犯、物流維持、エネルギー安全保障など、各種の「安全保障」を強化するために、政府が企業の「自由なビジネス」を制限しているケースになる。 例えば、農業分野で「株式会社の自由なビジネス展開」を可能にしたとしよう。さらに、TPP等の国際協定で、外資規制までをも撤廃したとする。 問題は、株式会社は「株主のため」にビジネスをする組織体であるという点だ。 本来、日本の国土は農業に適しているとは必ずしも言えない。何しろ、日本の可住地(標高500m以下で傾斜が少なく、沼沢地ではないなどの条件を満たした土地)は国土面積の27%に過ぎない。 イギリス、ドイツ、フランスの可住地面積は国土のそれぞれ85%、67%、73%を占める。しかも、日本の可住地は狭い上に、山や川、海により細分化されている。 狭い上に“分断”されている農地で農産物を生産せざるを得ない日本の農家が、「地平線の向こう側まで農地」というアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどの農家と、関税も補助金もなしで真っ向から競合すると、必ず負ける。生産性が違いすぎるのだ。 というわけで、日本の農業が外国資本を含む「株式会社」に支配され、グローバルに競合した結果、「割に合わない」という話になったとしよう。 株主のためにビジネスを展開する「農業株式会社」は、採算が取れない場合には「撤退する」という選択を取らざるを得ない。儲けることができないのに、赤字覚悟で「株式会社」が事業を継続することはできないのだ。 結果、日本の農業生産力が極端に落ち込んだ状況で、米豪などの食料輸出国が天候不順で対日輸出を停止したらどうなるだろうか。普通に「国民が飢える」という話になりかねない。 無論、これは極端な事例だ。 また、食料安全保障を維持するためというお題目で、日本の農業を過度に「競争から隔離」した場合、農業生産の生産性は間違いなく落ちる。ソ連のコルホーズが典型だが、「過度に保護された農業」は生産性が低下し、逆に国民の食料需要を満たせない可能性がある。そうなると、結局は国民が飢える。 政府の目的が「国民が豊かに安全に暮らせるようにすること」、すなわち「経世済民」である以上、政治家や官僚が食料安全保障を無視することは許されない。「競争」と「保護」の間でバランスを取り、生産性向上と安全保障強化の両立を目指すのが「政治」の仕事なのだ。 翻って、現在の安倍政権の各種改革、特に「農協改革」は、国民の食料安全保障にいかなる影響を与えるのだろうか。 総理は施政方針演説で「強い農業を創るための改革。農家の所得を増やすための改革」という抽象表現を使った。「強い農業」の定義は明らかにされず、さらに「農協改革」により、なぜ農家の所得が増えるのか。具体的なプロセスは説明されていない。 単なる“事実”として知っておいて欲しいのだが、アメリカの在日商工会議所は【JAグループは、日本の農業を強化し、かつ日本の経済成長に資する形で組織改革を行うべき】という意見書を公表している。 アメリカ商工会議所は、 「農林中金や共済は、事実上の金融機関であるにもかかわらず、金融庁の管理下の銀行に比べて優遇されているのでおかしい。他の金融機関と競争条件を同じにしろ」 と、郵政改革のときとまったく同じレトリックで、農協の信用事業、共済事業の「民営化」、農協の「解体」を要求しているのだ。 特に、共済事業(損害保険など)の市場を、アメリカは喉から手が出るほど欲しがっている。 はてさて、安倍総理の「改革」は、いったい誰の「ビジネス」のための改革なのだろうか。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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レジャー 2015年03月04日 12時30分
キャバ嬢が生まれる瞬間(35)〜モデルに憧れキャバ嬢になった女〜
羽田多香子(仮名・21歳) 私が今まで生きてきて一番ハマったドラマといえば『美咲ナンバーワン!!』だった。このドラマは六本木のNo.1キャバクラ嬢が高校の熱血教師になるって話なのだけど、斬新だったのは主人公がホステスの経験を生かして、生徒たちを立ち直らせようとする所。普段はあまりドラマとか見てなかったんだけど、これだけは毎週欠かさず見ていて元気を貰えたんだよね。でも教師になろうとは思わなかった。私が惹かれたのは主演を務めていた女優の香里奈。この作品をきっかけに私は彼女のファンになった。 私ってぶりっ子の女が嫌いなんだけど、香里奈の場合は美人なのにサバサバしてるから好き。ドラマの役柄もそういうのが多いから入り込みやすいんだよね。それで2011年、まだ私が高校生の時だけど、香里奈がファッションイベントの『東京ガールズコレクション』に出るっていうから、わざわざ実家の千葉から原宿まで観に行った。そしたら会場で香里奈は『美咲ナンバーワン』のキャバ嬢姿でランウェイを歩いてきたわけ。その時のカッコ良さったらなかったよ。煌びやかなオーラがハンパなかった。 その瞬間から私もモデルになりたいって思ったの。それでモデルのオーディションをいくつか受けたんだけど、今のところすべて落ちている。面接では他のモデルとどう違うか、自分にしか出来ないことは何かみたいな質問をされるんだけど、うまく答えられない。だから視野を広げるためにもキャバクラ嬢になって勉強しようと決意した。 キャバはドラマで香里奈も演じていたし、正直、お金もほしいからね。親は早く就職しろって言ってくるけどまだまだ私は夢を諦めてない。昼はモデルのウォーキングスクールに通って、夜はキャバ嬢として働いている。そしていつか本物のモデルになれたら香里奈と共演したいよね。どうやらベッド写真が流出してから元気がないみたいだけど、香里奈は悪くないよ。写真を売った奴がどう考えたって悪い。同じ舞台に立っていつか彼女を励ましてあげたいって思ってる。だから今はキャバ嬢としてがんばっていきたいです。(取材/構成・篠田エレナ)
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スポーツ 2015年03月04日 12時00分
球界を救う赤ヘル旋風 4億円復帰の裏真相 広島・黒田「今季引退」
80%もの年俸カットを受け入れて古巣の広島カープに復帰した黒田博樹投手(40)の舞台裏が、にわかにベールを脱ぎ始めた。 キャンプインを迎え、米メディアが「彼こそサムライ」と日本での活躍の様子を紹介するとともに、今回の決断を分析している。2000万ドル(20億円超)のオファーがありながら、4億円で古巣に8年ぶりに復帰を決めたのは「プロスポーツ界の多くの成功者がそうしたようにビジネスマンへの転身が狙い」だという。これまで培ってきた球界人脈とメジャーで学んだマネジメントのノウハウを生かし、監督をスルーして「球団経営を目指している」と見ているのだ。 広島東洋カープの球団株式は、マツダ社創業家の松田家が60%、マツダ社が30%、地元の新聞社とテレビ局が10%といわれる。上場されていないため正確な所有者は明らかにされていないが、市場に出回っていない以上、入手は困難を極める。その球団株が黒田のカープ復帰の決定打になったという。 「快くメジャーに送り出してくれた広島のファンに、最後はカープでの約束を果たしたい−−。男気というのも事実だろうが、そう簡単に10億円を超す大金を義理や人情で捨てられるものじゃない。黒田には、エージェントも弁護士も資産管理のコンサルタントも付いており、そのあたりはしっかりしている。カープ復帰で損出した16億円など十分に回収できる、そう踏んだのでしょう。というのも松田元オーナーの意を受けた広島サイドが、交渉の切り札として松田家が保有する株式の一部を譲渡してもいい、という条件を持ち出したというのです。契約金代わりに球団株の10%超を譲渡したという水面下の情報もある。これが事実なら松田家だけでは過半数割れし、黒田と連合しなければ経営権を維持できない。つまり、共同経営を持ち掛けたのです。たかが10%程度の株式と思うかもしれませんが、その価値は計り知れない。もし上場することになれば、数10億円にバケる可能性があるからです」(大手広告代理店幹部) 黒田はメジャーで通算7シーズンプレーし、この間に8800万ドル(約106億円)を稼いでおり、その気になればカープ株などいくらでも買い増せる。カープ復帰は球団経営の第一歩。米国流でいえば、今シーズンはいかにしてカープに付加価値を付け、投資の対象としての魅力をアピールするかがテーマなのだという。 「昨年来のカープ女子人気で注目度は巨人、阪神に勝るとも劣らない。そこに黒田と新井貴浩が帰ってきた。エースの前田健太は今シーズンを最後にメジャーに転身する。大瀬良大地、野村祐輔の“若鯉3本柱”は今年が最後。つまり、今季のカープはなりふり構わず24年ぶりのセ・リーグ優勝に突き進むことになる。そう思うからこそ年間指定席は早くも完売だし、カープグッズも今年は330種増やし、計600点になった。アベノミクス効果で日経平均株価は約15年ぶりの高値水準にまで回復しており、球団の株上場を検討するにはまたとない好機なのです」(スポーツ紙デスク) 広島といえば、思い出すのがホリエモンだ。球界再編で揺れていた10年前、堀江貴文氏(ライブドア元社長)は亀井静香衆院議員の刺客として2005年の衆院選で広島6区から出馬した。無所属ではあったが、選挙応援に当時の武部勤幹事長や竹中平蔵大臣が駆け付けたように、小泉純一郎首相が放った刺客であるのは明らかだった。 もっとも堀江氏が立候補を決断した真の狙いは、後に読売新聞グループ渡辺恒雄会長が暴露したように“カープ買収”にあった。仙台ライブドアフェニックス構想が霧散したことで、フジテレビ買収で得た1440億円でカープを買収。その足掛かりとして広島県選出の衆院議員を目指したのだ。 「ホリエモンにしても、阪神電鉄の買収に動いた村上ファンド(村上世彰氏)にしても、球団買収の狙いは球団の株式上場にあった。プロ野球は熱烈なファンが多く、例えばファン20万人に『1株5万円』で株を持ってもらえれば、それだけで100億円が調達できる。ファン一人ひとりが“自分がオーナー”だと思えば、これまで以上にその球団を応援する。広島カープは毎年黒字を計上しており、堅実な経営として実績を持つ。東証マザーズなどに上場を申請すれば、すぐさま通るでしょう。球界とは無関係の堀江氏や村上氏とは違い、黒田が経営権を握るのであれば、オーナー会議が球界初の“上場球団”を容認する可能性は高い」(前出・代理店幹部) 上場が長引いたとしても、球団株を所有していれば経営に携わることができる。望めば監督就任は容易。球団トップと現場責任者を兼任できるのだから、思い通りのチームができる。 「いつ壊れてもいい…復帰1戦目で肩が飛んでも…後悔はしない」 復帰会見で語った黒田の意気込みだ。 「昨年、契約選手のアダム・スコットや錦織圭が大活躍し、飛ぶ鳥を落とす勢いのユニクロが次に狙っているのが黒田であり、カープなのです。同社のスタートは広島が1号店で、柳井正会長はカープの地元ともいえる山口県宇部市の出身。黒田同様、カープへの思いは強い。黒田と柳井会長が手を結ぶ可能性も十分にあります」(地元テレビ局) 男気の鎧をまとった黒田の炯眼は、規格外としか言いようがない。
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芸能 2015年03月04日 12時00分
清原和博が番組に出演しなくなった理由 爆笑問題・田中裕二は「別になんかあったワケじゃない」
3日深夜放送されたラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」で爆笑問題の田中裕二が、自身がMCを務めるTBSのスポーツ情報番組「S☆1」に清原和博が出演しなくなった理由についてコメントした。 同番組にニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が頻繁に出演しているという話題から展開し、太田光が「清原ほんとでなくなったけど、なんかあった?」と田中に質問。田中は「別になんかあったワケじゃないですよ」と否定し、「何かはないですよ」と強調した。 清原和博は「S☆1」などの番組に数々出演し、タレントとして活躍していたが、2014年3月に薬物疑惑が各方面で報じられると、メディア出演が激減。同年9月には、モデルの亜希さんと離婚が成立した。 田中の否定を疑う太田は、「あれは冷たいと思うな。あんだけ清原出して…」と清原を同情。田中は「俺は分からない」の一点張りだったが、太田が「元気なの?」としつこく突っ込むと、「俺はちょっと会っていないんですけど。テリー(伊藤)さんの番組に出たり、テリーさんと対談したり、テリーさんと清原は今かなり親しい感じ」とテリー伊藤と清原の仲を強調した。 「俺だって清原に会いたい」と懇願する太田は、「可哀想だよ離婚しちゃってさ。子供にも会えないんでしょ!? まぁ、夫婦で色々事情あるんでしょうけど…」と悲しそうだった。 そして太田は、桑田真澄と清原のKKコンビの人間ドラマがまだ続くと推測し、「桑田が手を差し伸べるとかさ。そうあって欲しい」と願っていた。