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その他 2008年03月05日 15時00分
「アキバ探検隊」怪奇コラボ菓子「いかチョコ」の味
秋葉原の裏通りにひしめく家電雑貨店を渡り歩いていたら妙な菓子を見つけた。「いかチョコ」(税込200円)という聞くに恐ろしい食べ物だ。販促看板は「超!イカすマズさ!」「うわっマズッ」とけなし放題。それが逆にアキバ系のあくなき好奇心を駆り立てている。 いかチョコは、酒のつまみであるさきいかをチョコレートソースでコーティングしたもの。風味は「チョコ」「ホワイト」「チーズ」「抹茶」の4種類ある。1箱に5袋の小包が入っており、パーティーやピクニックなどで配りやすそう。まあ、そんなことはどうでもいい。問題は味だ。 比較的食べやすそうなチーズ味から手をつけた。袋を開けた瞬間、甘い匂いが鼻をつく。チョコでくるまれて一回り太くなったさきいかは、もはやさきいかには見えない。おそるおそる食べてみると…。イケる!意外とうまい!相当マズいと覚悟して食べたことを差し引いても、十分にお菓子として通用するレベルにある。 ほのかに薫る抹茶味もイケるが、むしろチョコやホワイトチョコをかけた「甘味×塩味」のギャップが大きい組み合わせのほうがおいしかった。舌に自信がないので同僚数人にも食べてもらったところ、やはり「意外とうまいね」と好評だった。 製造元の珍味メーカー「タクマ食品」(愛知県春日井市)によると、いかチョコじたいは5年以上前に開発した商品。昨年、抹茶とチーズ味を追加開発したという。「試作でいろんな珍味やドライフルーツにチョコをかけてみたら、さきいかがおいしかったんです。自由な社風から生まれた商品であり、そこまでおいしさは追求していませんから、販促看板の『イカすマズさ』も全く問題ありません(笑)」(総務担当者) ところが、パッケージでは「2つの味のコラボレーションは今までにないベストマッチのおいしさ」とうたっている。この臆面のなさも含め、なかなか味のある企業だと感心した。
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ミステリー 2008年03月04日 15時00分
妖怪ブームに影響されて妖怪「一反もめん」が飛んだ!
このところ深夜アニメ「墓場の鬼太郎」が人気を呼ぶなど、ちょっとした妖怪ブームだ。もともと日本人は昔から妖怪に慣れ親しんできたのだが、今回は、兵庫県の某所で撮影された「一反もめん」を紹介しよう。 現在、大変な妖怪ブームが起こりつつある。妻夫木・柴咲の結婚が近いと言われるラブラブコンビがおくる手塚治虫・原作の妖怪映画「どろろ」の続編が公開されることが決まり、実写版「ゲゲゲの鬼太郎」の続編も製作されている。また、木曜日深夜に放送されている「墓場の鬼太郎」は、日曜朝の子供向けの鬼太郎とは違い、そのおどろおどろしさで大人たちからカルト人気を集めている。他にも妖怪ドラマ「しゃばけ」、アニメの「犬夜叉」「もっけ」などが爆発的な妖怪ブームをけん引している。2008年の日本は間違いなく妖怪ブームが吹き荒れているのだ。 このようにわれわれ日本人は、そもそも妖怪という化け物たちが好きなのである。「のっぺらぼう」「ぬらりひょん」「一つ目小僧」「三つ目小僧」「ろくろ首」「海坊主」「ぬりかべ」「こなき爺」「砂かけ婆」「雪女」「船幽霊」「河童」「天狗」「からす天狗」「座敷わらし」「鬼」「大入道」「小人」「ヤマタノオロチ」「九尾の狐」「化け猫」「犬神」「化け狸」「ムジナ」「あかなめ」「油すまし」「鬼火」「ひとだま」「狐火」「土蜘蛛」「キジムナー」「つちのこ(つちころび)」「ダイダラボッチ」など軽く30種類以上の妖怪の名前が出てくる民族など、先進諸国では日本ぐらいであろう。 それぐらい日本人と妖怪は密接に関係してきたのだが、妖怪「一反もめん」も、「ゲゲゲの鬼太郎」のレギュラー妖怪に採用された影響により、日本中で知られるメジャー妖怪となっている。この妖怪「一反もめん」が実際に平成日本の上空を飛んでいるとしたら、皆さんは、どう思うだろうか。 そもそも、この「一反もめん」は南九州で伝承されてきた妖怪である。しかし、漫画の影響だろうか。その実態はだいぶ間違えたイメージで広がっている。まず「一反もめん」はしゃべらない。間違っても「鬼太郎どん」とは言わない。ちなみに鹿児島の妖怪なので、アニメの中で使っている「ばってん」という長崎弁は不自然である。(笑) 次に手足は、はえていない。漫画ではキャラクターとして動かすために、水木しげる氏が機転をきかせ手足をデザインしたが、実際に目撃談に残されている「一反もめん」は、白い物体が飛行するだけであり、それが布なのか、生物のようなモノなのか、正体は不明なのだ。つまり、現代人の感覚で言うと変形UFOと呼んだ方がいいかもしれない。 この愛すべき妖怪「一反もめん」だが、今も南九州で目撃者が多いと言われている。事実、その写真が何枚か撮影されており、筆者の友人であるいたこ28号氏が主催した新宿ロフトの怪談ライブで、参加者から岐阜で撮影された「一反もめん」の写真を見せてもらったことがある。また、筆者の友人でUFO研究家の武良信行氏が、兵庫県の某山頂で撮影した「一反もめん」の連続写真がこれである。見ていただきたい、まるで越中ふんどしのような「一反もめん」が空飛ぶミミズのように、上空目指して飛んでいくではないか。これは「変形UFOではないだろうか」と武良氏が筆者に相談したのだが、筆者が「一反もめん」と名づけ一躍、マニアの間で有名になった写真である。 かつて、江戸や明治時代の人々が空を見上げ、異形の飛行物体を目撃した時に、妖怪「一反もめん」と名づけたのが妖怪「一反もめん」伝説の始まりではないだろうか。つまり、その妖怪と呼ばれた物体は、今で言う(UFOの変形バージョンではないだろうか)と筆者は推理しているのだ。迷信や伝承には、必ずそのもととなった事実が存在する。
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スポーツ 2008年03月04日 15時00分
戦極 ジョシュ・バーネットが吉田秀彦を3種のデスロックで絞殺する!?
いよいよあす5日に旗揚げする新総合格闘技イベント「戦極-SENGOKU-」(東京・国立代々木競技場第1体育館)に参戦するジョシュ・バーネット(米国)が3日、都内のホテルで会見した。吉田秀彦(吉田道場)戦に3種のデスロックの投入を予告。日本が誇る柔道王を絞殺することを示唆した。 日本のエース吉田に“絞殺”の危機が訪れようとしている!? 世紀の旗揚げ戦まであと2日となったこの日、メーンで吉田との対戦に臨むバーネットは、都内のホテルで行われたルールミーティングに出席。その後の会見では、まだ明言を避けている吉田の胴着の着用について「ヨシダさんは柔道の代表なんだから胴着を着てきてほしい」と、余裕タップリに進言してみせた。 自ら胴着問題に言及したのは、吉田戦に不安が一つもないからにほかならない。その後も飛び出してくる言葉は「柔道着の準備は十分してきたし、どう闘えばいいかノウハウもある」「ヨシダさんがムエタイの特訓してても問題ない」などと自信に満ち溢れたものばかりだった。 それもそのはず。すでにジョシュには吉田をどう料理するかのイメージは完成している。バーネットは「とりあえずスープレックスやレッグロックを出す」とした上で「そして最後はクルックヘッドシザースかSTF、もしくはナガタロックIIでヨシダさんを仕留めたい」とニヤリ。3つのプロレス流デスロックでのタップアウトを狙う。 吉田戦に絶対の自信をのぞかせるが、ジョシュの野望はそれだけではない。その先には、もうひとつの柔道王狩りがあるという。 バーネットはけげんそうな顔で「この前のIGFでは小川に不本意な形で負けた」と切り出すや「4月にIGFがあるのであれば、そこで小川をやっつけたい」とコメント。吉田狩りとともに、4月には暴走柔道王こと小川直也へのリベンジを果たし、柔道家ハンターと化すハラだ。 「これはキャッチレスリングと柔道の闘い」。果たしてバーネットと吉田の異種格闘技戦はどちらに軍配があがるのか、決戦まで待ったなしだ。
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スポーツ 2008年03月04日 15時00分
ゼロワンMAX 田中将斗が胸に秘める野望とは?
ゼロワンMAXを運営するファーストオンステージは3日、東京・靖国神社で奉納プロレス(23日、靖国神社相撲場)のカード発表を行った。AWA世界ヘビー級王者の田中将斗VS大森隆男のタイトルマッチが決定。“弾丸戦士”田中は2度目の防衛戦を前に、前哨戦全勝を宣言した。自らに試練を課した弾丸戦士だが、すべてはある野望のためだった。 この日、ゼロワン毎年恒例となっている靖国神社大会のカードが発表され、アックス軍リーダーの大森との防衛戦に臨むことになった田中。昨年は負傷欠場中で2年ぶりの同大会参戦とあって「今年はこのベルトを懸けて臨める。向こうの大将ということで、今から興奮しています」と気合十分だ。さらに「大森戦に向けてもちろん全勝でいく。(14日の)後藤(達俊)愛知軍との対抗戦も全勝でいく」と宣言してみせた。 自らに試練を課すこととなった田中だが、これには理由がある。「靖国のカードには大事な意味がある。火祭りに向けて動き出さないと。3連覇というのはそれだけ集中力がいる。テンションを高めていくなら今から。内容もそうだし、1点も落とさない完全なる優勝を目指している」。視線の先には早くも火祭り3連覇という前人未到の記録を見据えているのだ。 「対抗戦もそうだけど、同時進行で成し遂げる自信がある。去年もAWA(世界ヘビー)、火祭り、天下一ジュニアを獲ったんで」。弾丸戦士は不滅の大記録達成までノンストップで駆け抜けるつもりだ。
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スポーツ 2008年03月04日 15時00分
ゼロワンMAX 大谷晋二郎が松永光弘との“みそぎマッチ”を提案
ゼロワンMAXの大谷晋二郎が3日、松永光弘の入団を撤回。松永に最後通牒を突き付け、“松永ショック”を払しょくすべく“みそぎマッチ”を提案した。 2・26新木場大会での松永の背信行為により負傷欠場に追い込まれた大谷。この行為に激怒して3日の新木場1stRINGでの無観客試合決着戦を要求していた。 しかし、予定時刻の16時を過ぎても、松永は姿を現さず。外に出て「バカにすんなよ、コラァ!」と吠えるも、寒空に虚しく響くだけだった。 20分を過ぎて松永から「オレは客のいない場所では試合をやらん。お前とは近々会うことになる」と書かれたFAXが届きブチ切れた。 肩を震わせながら大谷は「アイツの目的はなんだ! 散々コケにしやがって。これでウチの所属選手と言えるか?取り消しだ!」と松永入団を白紙に。さらに「一方的に潰して終わり」と三行半を突きつけた。 「入団させたのは僕の責任。社員を集めて試合をする可能性もあるんじゃないかな」。社員の反対を押し切って入団させた自らの判断ミスを払拭すべく、大谷は”みそぎマッチ”をほのめかしていた。 前途多難な大谷は“松永ショック”に終止符を打つことができるか。
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スポーツ 2008年03月04日 15時00分
SUN 前村「さき」のデビュー7年目の決意
チックファイツSUNの前村早紀がプロデュースする「さき祭り」が3日、新木場1stRINGで行われた。初プロデュース興行を大盛況で終わらせた前村は、心機一転を図るべく改名を発表した。 この日、プロデューサー兼選手として奮闘した前村。第1試合では全日本女子プロレス時代の同期で伊藤道場の森居知子、佐藤綾子と3WAYマッチで対戦。上がピンク、青いスカート、黄色のパンツと全女時代のコスチュームで奮闘し、観客を沸かせた。 ダブルヘッダーとなったメーンではAKINOと組み、植松寿絵&輝優優と激突。パワーボム&雪崩式ネックブリーカーの合体技などで対抗したものの、最後は飛龍原爆固めで3カウントを奪われてしまった。 前村は7年目を迎え心機一転「前村さき」に改名することを発表。「プロレスが大好きなんで、これからも頑張りたいと思います」と改名を機にさらなる飛躍を誓っていた。
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芸能 2008年03月04日 15時00分
話題のキャバ嬢ユニットメンバーにAV女優疑惑
新宿歌舞伎町の現役キャバ嬢7人ユニット「キャバトラ7Stars」のアルバム「キャバトラ」が各メディアで話題になっているが、メンバーの1人の人気キャバ嬢に“AV女優疑惑”が浮上していることが分かった。よく見ると似ているようだが、果たして真相は? 「彼女については以前からネット上や歌舞伎町界隈で話題になっていましたが、CDデビューしてからますます話が広まっています」(歌舞伎町を良く知る事情通) 疑惑が浮上しているメンバーAは「現在は人気キャバクラ店のナンバー1」(同)というが、ネット上には彼女のものとされる動画が出回っているという。 「18歳の時、渋谷りなという芸名でデビューし、その後、上戸さやに改名。親や友人にバレるのを避けるためか、作品は大手のレーベルではなく、インディーズばかりから発売し、数十本に出演。内容はかなりハードで指名のお客さんが見たら仰天するはず」(AVメーカー関係者) 引退後、キャバクラ入りし、現在は歌舞伎町の有名店のナンバー1になりCDデビュー。事実ならば、かなりのシンデレラストーリーだが、実際、本人の印象はちょっと意外だという。 「とてもそんな感じには見えない。ちょっと、ボキャブラリーは貧困だけど、唇がかわいらしくて、甘えん坊キャラが男心をくするぐるので、ナンバー1にのぼり詰めたと思う」(実際に接客を受けた男性) お店のホームページとネット上で流れている出演作品をみると、似ているようで似ていないような気もするが、ネット上では“整形疑惑”もウワサされている。 「AVは親バレを気にしてメークはかなり濃くして別人のように成りすますのが普通。Aの場合も、当時はコギャルキャラで今は美白。しかし、歯並びや顔のホクロの位置が全く一緒でクロの可能性はある。しかし、あれだけ売れっ子になっているのは大したもの」(先の事情通) ところで、売れっ子7人が集まったアルバムの売れ行きはどうだったのか? 「初登場はオリコン244位。現在までに1000枚程度は売れてると思うから企画ものにしてはなかなか」(音楽関係者) ちなみに、AV出演疑惑の真偽は営業には全く響かないようだ。 「誰も本人に聞けないし、本人がカミングアウトすることはないから真相はこのまま闇の中」(先の事情通) メンバー7人全員の年収を合わせると2億5000万というが、Aの年収も大したものなのだろう。
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芸能 2008年03月04日 15時00分
6冠達成ガッキー「車の免許取りたい」
タレント・新垣結衣(19)が3日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで、「ゴールデン・アロー賞」の授賞式に出席した。 主演映画「恋空」の活躍などで映画賞に選ばれた新垣は、ブルーリボン賞新人賞などに続き本年度6冠目。「本当にビックリというのが一番」と会見に臨んだ新垣は「これが自信になればいいです」と笑顔を見せた。 今年の目標を問われると、「とりあえず車の免許を取り、行ったことのない所に行っていろんなものを見たりしたい」と話した。
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トレンド 2008年03月04日 15時00分
都営新宿線曙橋駅前の“大人用児童公園”
都営新宿線の曙橋駅をA2出口に降りた。目の前は往来の激しい靖国通り。車がビュンビュンすっとばしている。駅の裏手に遊具が充実した「みずも児童遊園」を発見した。 幅数メートルの細長い路地裏のような小さなエリア。土ではなくアスファルトの地面が示すとおり、都心の駅前に児童遊園があることじたい珍しい。しかも幹線道路のすぐそばだ。しかし、夕暮れどきというのに肝心の子供の姿は見当たらず、サラリーマンや主婦ら大人のオアシスとなっていた。 同園にはブランコやすべり台のほか恐竜や犬をかたどった遊具がそろっている。若いサラリーマンは重そうなカバンを恐竜型遊具に置き、携帯電話で商談中。少し離れた遊具には主婦とおぼしき中年女性が座っている。「この児童遊園、大人ばっかりじゃないか!」。心の中でそうツッコミつつ、別の恐竜型遊具に座ってみた。途端、バネでビヨンビヨン揺れた。 荷物を地面に置いてしっかり乗ってみた。若いサラリーマンの冷たい視線を痛いほど感じたが、中年女性は全く無関心。よくよく見たらうたた寝している。乗り心地のほうは、揺れ具合が増してエキサイティングなものになった。 同園が掲げる禁止事項には、野球やサッカー、自転車の乗り入れのほか「酒を飲んだり寝泊まり禁止」があった。大人対策だろう。大人が遊具に乗るのは禁止じゃないのかな…と思っていたら、3人乗りのダックスフント型遊具「ロッキンパッピー」に対象年齢3〜6歳とあった。ためしに手で揺すってみたらバネの反動が大きく、より楽しめそう。さすがに堂々と乗ることははばかれ、残念でならない。 近くの商店街の店員は「大人がよく休んでいるよ。子供は見かけないね」と話した。対象年齢を引き上げた遊具を設置すべきかもしれない。
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レジャー 2008年03月04日 15時00分
弥生賞 フサイチアソート無敗で皐月賞へ
今週の中山メーンは皐月賞TR「第45回弥生賞」(JpnII 芝2000m 9日)。皐月賞と同じ舞台設定で、過去にはディープインパクトやアグネスタキオンらがここを勝って本番も制している。今年の主役は重賞勝ちを含め、2戦2勝と底を見せていないフサイチアソート。昨秋の東スポ杯2歳S後はここに照準を合わせており、仕上がりも万全だ。 関東の最終兵器フサイチアソートが来たる本番へ向け、クラシックの登竜門・弥生賞から始動する。 キャリアわずか1戦の身で臨んだ前走・東スポ杯2歳Sは、余力たっぷりに鋭く伸びて快勝。新馬戦同様、馬群を割って抜け出す勝負根性を披露した。上がり3F34秒2はもちろんメンバー最速。下した相手にはのちに朝日杯FSを制し、2007年最優秀2歳牡馬に輝いたゴスホークケン(4着)もおり、非常に中身の濃い内容だったといえる。 レース後はいったん調整放牧に出され、1月下旬に帰厩した。 「いいリフレッシュになったと思う。本当なら目の前にぶら下がっていた朝日杯に出したかったけど、千六→千八と使って連勝しているのに、また千六の忙しい競馬をさせたくなかった。枠順に左右されたり、厳しいレースでもあるしね」 岩戸師は先を見据えてジッと我慢。「その後も京成杯は寒い時季のレースだし、共同通信杯は東スポ杯と同じコース、距離だから、ここまで待つことにした」と用意周到にプランが練られてきた。 この英断が功を奏したのか、帰厩後の調整はいたって順調だ。1月31日から時計を出し始め、今月2日までに計9本もの追い切りを消化している。1週前の27日にはニューポリトラックで5F64秒1→50秒5→37秒1→11秒7(強め)と、この時期の3歳馬としては破格の時計をマーク。シャープな動きで、万全の仕上がりをアピールした。 「放牧先でも乗り込んできたからね。27日にビッシリ追ったから、本番の週は軽く流す程度でいいと思う」と師は納得の表情を見せていた。 開業以来、初めて愛馬をクラシック路線へ送り出すトレーナー。「相手は強くなるけど、順調にきているし、いい競馬をしたい」 自然体で挑む姿勢がまた不気味だ。