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スポーツ 2008年03月06日 15時00分
戦極 今秋にも実現か。戦極五輪計画
5日に東京・国立代々木競技場第一体育館での旗揚げ興行で産声を上げた新総合格闘技イベント「戦極-SENGOKU-」。日本の格闘技界をけん引するイベントとして注目を集めたが、旗揚げ戦で1万5523人と主催社側によれば「代々木体育館史上最多」の観客動員数を記録するなど大成功を収めた。その戦極マットに早くもビッグプランが浮上。早ければ今秋にも「総合格闘技オリンピック」が開催させるという。 8月には中国・北京で夏季五輪が開催されるオリンピックイヤーに総合格闘技界版の五輪が開催されることになりそうだ。 旗揚げ戦を大成功で終わらせた「戦極」。早くも5月18日の有明コロシアム大会、6月8日のさいたまスーパーアリーナ大会と短いスパンでの第2弾、第3弾興行も発表され、日本総合格闘技界の中心イベントになるべく地固めが進んでいる。 戦極を主催するワールド・ビクトリー・ロードの木下直哉代表も「第2陣、第3陣と続けていける確信を得た。代々木からのスタートとなったが、さらに全国、そして世界に発信していけるイベントにしたい」と今後の定期開催を予告した。 定期的なイベント開催を宣言する一方で、戦極にはドリームプロジェクトも検討されいるという。國保尊弘広報は「あくまでも希望」としながらも「日本人も外国人もヘビー級の選手が集まっているので、トーナメントをやれれば」と明言した。 注目すべきは参戦ヘビー級選手だが、旗揚げ戦に参戦した吉田秀彦、ジョシュ・バーネット、藤田和之、ピーター・グラハムの他にも「選手的には十分な選手を集めることができる」と自信をのぞかせた國保広報。旗揚げ戦ではかつてミルコ・クロコップを破ったこともあるケビン・ランデルマンと、2005年アブダビ・コンバット無差別級を優勝している大物ホジャー・グレーシーの参戦が発表された。さらに、この日の会場には1992年バルセロナ五輪柔道銀メダリストの小川直也も来場し、今後の参戦に期待が集まる。 また、國保広報は「世界にはまだ日本で知られていない良い選手がいる」とした上で「レスリング系でも金メダリスト級から『1度出てみたい』という話がいくつも届いている。シルバーや銅(メダリスト)ならその倍以上の数」。今年8月の北京五輪後には「こぞって出てくることになると思う」と今後の戦極マットに五輪級選手の参戦を予告した。 一方、別の戦極関係者からも「今は五輪前なので名前は出せない」としながらも、国内外の五輪級選手と実際に参戦交渉を行っている事実を明かした上で「すごい選手が集まると思いますよ」という声が聞かれる。 戦極をサポートする「日本総合格闘技協会」はレスリング協会会長で国際レスリング連盟副会長の福田富昭氏が会長を務める。また、理事にはボクシング元WBA世界ライトフライ級世界王者の具志堅用高氏もおり、レスリング系とボクシング系のホットラインがある。 吉田道場のラインから柔道系とのコネクションもあるだけに、各ジャンルの五輪級選手が世界中から召集される可能性は十分。トーナメントの開催が実現すれば、まさに「総合格闘技オリンピック」ということになる。 格闘技界の中心となるべく動き出した「戦極」。早ければ北京五輪明けの今秋にもビッグプロジェクトが始動することになりそうだ。
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スポーツ 2008年03月06日 15時00分
戦極 吉田秀彦がジョシュ・バーネットに完敗
戦極のエースとして注目された吉田秀彦だったが、ジョシュ・バーネットとの一戦はアキレス腱固めでの一本負けに終わった。 バーネットと対峙した吉田は普段と変わらず柔道着姿。1R早々にバーネットに首投げを仕掛けたが、逆に強烈なバックドロップでマットにたたき付けられた。その後は再びジャーマンでぶん投げようとするバーネットの腕を捕って腕十字を狙うなどペースを握ろうとしたが、流れを引き寄せるまでには至らず。 2Rに入ってスタンドで左右のパンチをクリーンヒットさせたが、ダウンまでは奪えず、逆に腕十字を狙われた。 3Rに入るスタミナ切れを起こしたのか、急速に動きが鈍った吉田。スタンドで強烈なローキックを食らうと、グラウンドでも簡単にバックを捕られ、再三に渡って力任せのジャーマンで投げらそうになった。これは何とか踏ん張ったが、動きの止まった吉田はヒールホールドを極められてタップアウト。バーネットの牙城を崩すことはできなかった。 試合後の吉田はノーコメントで会場を後に。J-ROCKの國保尊弘代表によれば「落ち込んでいた。負けて元気に帰る人間じゃない」と意気消沈していたという。 一方、バーネットは「戦極でもどこでも闘いのある場所にワタシはどこにでもいく」と息巻いていた。
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スポーツ 2008年03月06日 15時00分
戦極 五味隆典が完全復活。戦極のエース襲名へ
新総合格闘技イベント「戦極-SENGOKU-」が5日、東京・国立代々木競技場第一体育館で旗揚げ。“天下無双の火の玉ボーイ”五味隆典が宣言通りに大爆発した。メーンで吉田秀彦がジョシュ・バーネットに一本負けを喫する中、ドゥエイン・ラドウィックを1ラウンドTKOで沈め、しっかりと結果を残した五味。戦極のエースとして新たな伝説の扉を開いた。 2007年2月に米ラスベガスで開催された「PRIDE33」以来、およそ1年1カ月ぶりにリングに帰ってきた五味。PRIDE消滅後、去就が注目された中で選択した戦極マットで進化した姿をまざまざと見せ付けた。 入場テーマも一新し、再び連勝街道を築くべく心機一転、戦極マットに降り立った五味。PRIDE時代の73kgから修斗時代以来となる70kg級までシェイプアップして臨んだ一戦で、スピードも切れ味も増したパンチで勝利を奪ってみせた。 立ち上がりに左フックを被弾し、一瞬ヒヤリとさせた五味だったが、右ストレートから返しの左フックをラドウィックにたたき込み、顔面を血で赤く染めた。鋭いパンチでラドウィックの鼻頭を切り裂いた五味。減量効果と「ジムの子のこととか考えずに、初心に帰って久々に自分のためだけに練習している」という戦前の言葉を象徴するように、PRIDEで10連勝を達成した全盛期の動きを取り戻し、1ラウンドわずか2分28秒、TKOで勝負を決めた。 進化の跡を示した五味。PRIDE消滅によって闘いの場を奪われ、長期休養を余儀なくされたことで心身ともに成長を遂げた。リング上でマイクを握ると「自分が一生懸命練習するからこそ、叱咤激励してくれる人もいる。こうして期待してくれるファンもいる。これからも頑張ります」と語ると、感極まって声を詰まらせた。試合後も「充実した人生を送らないと」と笑顔。かつてPRIDEライト級の頂点を極め、“燃え尽き症候群”と揶揄(やゆ)された姿はどこにもなかった。 今後については「リズム良くやっていきたい」と5月18日に有明コロシアムで開催される第2弾興行への参戦にも意欲を見せた五味。再び着火した闘志はもはや消えそうにない。五味が戦極のエースとして新たな伝説を築いていきそうだ。
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スポーツ 2008年03月06日 15時00分
戦極 藤田和之が完勝で遺恨清算へ
4日の前日会見で大乱闘劇を繰り広げた藤田和之とピーター・グラハム。遺恨清算マッチは意外にもあっけない幕切れで藤田が勝利。完敗を認めたのか、“野獣”の猛攻にグラハムもすっかり毒気を抜かれてしまった。 乱闘劇の興奮冷めやらぬ両雄はゴング前から視殺戦を展開。憎悪をむき出しにしていた。 しかし、序盤は両者とも距離を保って、グラハムがスタンドで打撃、藤田が片足タックル狙いと静かな立ち上がり。藤田が4度目のタックルを決めてテークダウンさせると、総合初挑戦のグラハムをグラウンドで圧倒。マウントからサイドポジションに移行し、最後は上四方固めの態勢からスピニングチョークで絞め上げてタップを奪取。わずか1分23秒で勝利した。 試合後は前日の乱闘劇が嘘のように、ノーサイドで健闘をたたえ合った2人。リング上ではグラハムが藤田の右腕を高々と掲げた。藤田は「リングで実際に拳を交えて魂を交換することができた」と清々しい表情で「次に向けて、またトレーニングをしていくだけ」と今後について語っていた。 一方、さんざん藤田を罵倒していたグラハムも「もう恨みはない」と何事もなかったかのように「試合前は自信があったけど、結局負けた。これからしっかり練習してまた戻ってきたい」と殊勝な言葉を連発。“野獣”藤田の咆哮に牙を抜かれたのか、すっかり優等生に変身していた。 戦極旗揚げ前日にぼっ発した2人の遺恨はあっさりと“終戦”を迎えた。
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スポーツ 2008年03月06日 15時00分
戦極 三崎和雄が激勝。今後も継続参戦へ
昨年大みそか「やれんのか!大晦日!2007」で行われた秋山成勲との死闘を経て日本格闘技界で一躍、時の人となった三崎和雄。戦極の舞台でもその存在感を示した。 試合開始早々、シアー・バハドゥルザダの右ストレートを被弾して一瞬グラついた三崎だったが、グランドでは優位に試合を進め、2ラウンド2分2秒、フロントチョークで一本勝ち。 左目の下辺りに青アザを作った三崎。「フック気味のストレートで軌道が見えなかった」と苦笑いを浮かべつつ「このリングでホンモノを伝えていきたい」と戦極への継続参戦を口にしていた。
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スポーツ 2008年03月06日 15時00分
戦極 瀧本誠がまさかの一本負け
瀧本誠はまさかの一本負けを喫した。 エヴァンゲリスタ・サイボーグの強烈なローキックを食らって出鼻をくじかれた瀧本は、さらに右ストレートでグラリ。グランドで下からサイボーグの腕を狙ったが極め切れず。さらに足関節を狙ったが、逆にアキレス腱固めを極められて無念のタップアウト。 試合後は「ローキックが効いた。2、3発目はバットで殴られたようだった。最後も足を極められて逃げられなかった」と敗戦の弁。それでも「もう1回やりたい」とリベンジを誓っていた。 一方、サイボーグは「戦極で83kgのチャンピオンになりたい」と早くも王座獲りをぶち上げた。
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スポーツ 2008年03月06日 15時00分
戦極 メンズエステの悪影響? 川村亮がスベッた
メンズエステ効果でツルッツルになった悪影響か、川村亮はアントニオ・ブラガ・ネトを3-0の判定で下したが、試合内容でスベッてしまった。 女性エステティシャンに揉みほぐされて骨抜きにされたのか、スタンドで右フックをぶち込むもKOを奪うまでには至らなかった。何とか判定でネトを退けたものの、試合後も「公開トレーニングのようにマッタリした試合で申し訳ない」と反省しきり。 戦前にはなぜかシルベスター・スタローンとの対戦要求をぶち上げるなど、おとぼけを連発していた川村。肝心の試合でもやや迷走気味だった。
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スポーツ 2008年03月06日 15時00分
ノア GHCヘビー級王者の森嶋猛が珍マニフェストを掲げた
2日のプロレスリング・ノア日本武道館大会で三沢光晴を破り、第12代GHCヘビー級王者となった森嶋猛が5日、都内の同事務所で会見し、珍マニフェストを掲げた。 2日の三沢戦後、病院に搬送された森嶋だが、CT検査の結果に異常はなかったという。試合中に記憶が飛んだが「断片的には覚えている。いつもと違うエルボーがきた中で勝てたのは大きい」と勝利の余韻に浸る。 次期シリーズのタッグリーグには過去2度GHCタッグ王座を獲得しているモハメド・ヨネと臨む。「もちろん優勝してベルトを狙いたい」と堂々の2冠獲り宣言だ。 タッグリーグに参戦が決まり、GHC王座に興味を示している3冠王者の佐々木健介についても「オレが考えることじゃない。会社に任せる」とドッシリ構える余裕を見せた。 一方で、新王者・森嶋は、歴代GHC王者にない他ジャンル侵略という珍妙な“グローバル化”を掲げる。「他ジャンルに顔を出すことでムーブメントを引き起こす。その上でベルト価値を高める」。手始めに本紙に対してはAV女優との対談とパチンコ紀行を要求した。 新時代の王者がGHCの歴史に大いなる一歩を刻み込む!?
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芸能 2008年03月06日 15時00分
ゴマキ ついに事務所解雇か?
先日、週刊誌に喫煙パチンコ写真が掲載された元モーニング娘。のゴマキこと後藤真希だが、すでに所属事務所を解雇されたという情報が浮上しているようだ。99年9月にモー娘。のセンターで華々しくデビューしたゴマキだが、芸能生活10周年を迎えずに芸能界を去ることになってしまうのか? きょう発売の「週刊文春」では、ゴマキの解雇情報をもとに都内の自宅を直撃。すると本人らしき女性がインターホン越しに出て解雇について聞いたがノーコメント。母親も同様の対応だったという。 現在の生活ぶりについては、週3回は地元のパチンコ屋に通ったり、仲間を引き連れカラオケに行ったり気ままな生活を送っているそうだ。 「確かに、ここ最近、ゴマキの解雇情報が業界内で飛び交っていました。そのためか、所属事務所のHPに名前は載っているもののプロフィールは開けない状態。所属レコード会社の方も写真とディスコグラフィーのみでプロフィールは削除されていました」(芸能ライター) ゴマキは99年9月に第3期メンバーとしてモー娘。に加入。いきなりセンターをゲットし加入第1弾シングル「LOVEマシーン」の売り上げがミリオンを突破し、一躍モー娘。を国民的人気グループに押し上げた。02年9月の卒業公演では特番が組まれたが、ゴマキの脱退後、モー娘。人気はダウン。ゴマキはソロ転向後は伸び悩み、昨年10月には弟の元アイドル・後藤祐樹被告が窃盗などで逮捕された。 「昨年夏ごろ、ゴマキは事務所と方向性が合わず、エイベックスへの移籍話が出ていたところに弟の逮捕で立ち消えに。仕事がないのでまるで“遅れてきた青春”を取り戻すかのように遊び回っていたんです」(同) 昨年12月の祐樹被告の第一回公判後、一部スポーツ紙が「祐樹被告の公判が終わるまでゴマキは休業」と報じたが、所属事務所は完全否定。それだけに解雇はあり得ないような気がするが…。 「ゴマキは一家の大黒柱として家計を支えているので、いくらキレても自分から辞めることはないでしょう。しかし、所属事務所にとっては、本人のモチベーションのなさや弟の不祥事で、すでに“お荷物”の状態。解雇があっても仕方がない」(芸能プロ関係者) 確かに、ゴマキは写真誌で逮捕された弟の仲間との交際が報じられるなど全盛期を知るファンにとってはイメージがガタ落ちのはず。 「昨年芸能界から消えた華原朋美、奥菜恵など、最近の芸能界は、問題児は即追放。さすがにどこもゴマキに“救いの手”を差し伸べる事務所はないでしょう」(同) さすがに事務所を解雇されてないとしても、再浮上は困難のようだ。
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レジャー 2008年03月06日 15時00分
オーシャンS サンアディユ 久々も不安なし!
天下獲りに大きく踏み出すか。8日の中山メーン「第3回オーシャンS」(JpnIII 芝1200m)で戦列復帰するサンアディユが絶好の仕上がりを見せている。昨夏を境に急成長を遂げた遅咲きのスプリンターの今春のターゲットはもちろん、高松宮記念。まずは前哨戦で、その存在を改めて全国に知らしめる。 絶対的な主役は不在。戦国の様相を呈すスプリント路線統一を目指し、昨秋一番の上がり馬サンアディユがリスタートを切る。 5日の追い切りは栗東坂路。最後だけ軽く気合をつけられる程度だったが、それでも4F52秒4→計不→24秒9→12秒2。本格化前は硬さが目立っていた馬が、今は柔軟に体全体を使って駆け上がっている。 「ここまで追い切りも本数をこなしているし、直前はこれぐらいのケイコでちょうどいい」と音無師も納得の走りだった。 今回は昨秋の京阪杯以来、3カ月半ぶりの実戦。「そのあたりがどう出るか」と一応、トレーナーは慎重な姿勢を見せたが、実は2カ月以上の休み明けは6戦5勝という鉄砲巧者。これだけ仕上がっていれば、いきなりエンジン全開だろう。 昨年は夏から一気の大ブレークだった。初めての芝だったアイビスSD、負ければ引退だったレースで重賞初Vを達成するとセントウルSを勝ち、スプリンターズS2着。続く京阪杯も文句なしの強さだった。 気性の成長に伴い、控える競馬も可能になった。天性のスピードに加え、器用さも身につけた今なら、GI制覇は手の届く位置にあるはずだ。 「中間はテンションを上げないよう調整してうまくいった。京阪杯は57kgで勝ってくれたし、56kgならあっさりちゃうかな」と塩津助手はうなずいた。 鞍上はJRAデビューの先週から絶好調の内田博騎手。きっちり態勢を整え高松宮記念に弾みをつける。