-
レジャー 2008年03月24日 15時00分
高松宮記念 史上初の連覇へ スズカフェニックスが飛翔
いよいよ今週から春のGIシリーズが開幕する。その第1弾は春のスプリント王を決める「第38回高松宮記念」(中京芝1200m 30日)だ。東西から個性豊かなメンバーが顔をそろえたなか、主役の期待を集めるのはスズカフェニックス。昨年の王者が自信を胸に連覇へと挑む。 1996年に春のスプリント王決定戦としてGIへと格上げされて以降、この12年間で高松宮記念を連覇した馬はまだ一頭もいない。それほどスプリント界は世代交代が激しく、長期間にわたってトップに君臨することは難しい。 そんな中で、スズカフェニックスが昨年に続く連覇へと挑む。 「勢いだけで挑んだ昨年と違って今年は馬自身がすごく大人になってきた。肉体面でも、精神面でも充実し、競走馬として完成の域に達してきた」 仕上がり途上だったマイルCSで3着。そして、大外から豪快に伸びた阪神C…昨年の暮れにはサラブレットとして成熟した走りを見せてきた。 2008年のスタートとなった前走の阪急杯では2着に敗れたものの、あくまで本番への叩き台とみれば上々の滑り出し。また、発馬が課題だった同馬が好発を切り、いつもより前めの中団で流れに乗れたのは大きな収穫といえる。 現実に陣営も余裕の表情をのぞかせる。「59kgを背負っていて、勝ち馬とは2kgの斤量差があったから。それでも、馬群を割ってよく伸びてきた」と込山助手が満足げに話せば、手綱を取った武豊騎手も「理想的な位置取りで競馬をすることができた。最後、勝ち馬(ローレルゲレイロ)に寄られたのは痛かったけど、終いの伸びは良かったね」と振り返った。 当然、休み明けを叩いた上積みも相当見込める。1週前の坂路追いでは余力十分に800m51秒3(強め)をマークした。「青写真通りのいい状態に仕上がった。あとは馬群をうまくさばけるかだけ。内でゴチャつくのだけが心配で、ほかに不安らしい不安は何もない」と込山助手はズバリ! 主戦の武豊騎手がドバイ遠征のため、今回はピンチヒッターとして福永騎手に乗りかるが、陣営の自信に揺るぎはない。初の連覇へ。不死鳥は今年も健在だ。
-
レジャー 2008年03月24日 15時00分
京浜盃 クラシック3強の筆頭格ディラクエが満を持して登場
今年も3強時代が到来か?「ダービーメンバーが勢ぞろい」との呼び声も高い今週の大井競馬メーン「第31回京浜盃」(SII 1700m 3歳 26日)。なかでも、そろって南関移籍初戦を迎える北海道2歳優駿の上位3頭、ディラクエ、ホウザン、ディアヤマトの走りに注目が集まる。トップサバトン、アンパサンド、フリオーソがクラシックを分け合った昨年のようになるのか? “3強筆頭”を示すためには申し分のない舞台が整ったが、ディラクエにとってそこは自らとの闘いの場でもある。 内田勝師は「見る方は面白いけど、こちらは強いのがそろって大変」と慎重な姿勢を崩さないものの、「右回りの方が手前を替えるのもスムーズで動きはいい。前走後の目標はここと決めていたし、クラシック前の始動レースへ向け、納得のいくデキに仕上がったよ」とその表情は明るい。 小向入厩時は川崎競馬場の出張馬房に入った全日本2歳優駿のときとは違い、新しい環境に慣れるまでに1週間から10日ほどかかった。だが、落着きを取り戻してからは2週前に大井で馬場見せを行ったほか、中間、最終追い切りと予定通り、順調に歩を進めた。 あくまで本番は先とはいえ、それに向けての“中身”が重要となる一戦。全日本でのレースぶりが象徴するように、後方からマクリ一気のレースが多い個性的なディラクエに対し、トレーナーは「あの脚が使えるんだから好位でためて直線で脚を伸ばすようなレースができないか。強い相手がそろう大きなレースを勝つために、もう少し競馬の幅が広がればとも思っている」と話した。 果たしてどんなレースがこの馬の力を最も発揮できるのか、トレーナーもジョッキーもクラシック戦線を見据えた確かな手応えを求めている。 もっとも、「何より、調教で速い時計を出すときの動きなんかは今まで手掛けた(馬の)中でも一番じゃないかというくらいの底力を感じる」と眠れる素質…こちらには確たる手応えがある。 ウイグル語で「魂の叫び」を表すその名のごとく、勝利の叫びで3歳王者候補筆頭の名乗りを挙げるか、この先を占うにはまたとない機会を得て、実績ナンバーワンの走りを披露する。
-
レジャー 2008年03月24日 15時00分
スプリングS 最終TRも伏兵優勝 どうなる皐月賞…勝ち馬スマイルジャックの可能性は
皐月賞TR「第57回スプリングS」(JpnII 中山1800m 23日)は、6番人気の伏兵スマイルジャックが快勝した。勝ち時計は1分48秒9(良)。2着にも人気薄(11番人気)のフローテーションが入り、番狂わせとなった。1番人気のショウナンアルバは3角で先頭に立つ積極的な競馬を見せたものの3着、2番人気のサダムイダテンは後方のまま見せ場なく12着と大敗した。 強敵と互角に戦ってきた実力はダテではなかった!デビュー戦を勝って以来、(2)(2)(3)(3)(2)着と歯がゆい競馬が続いていたスマイルジャックが、ようやく念願の2勝目を挙げた。 小桧山師が常々「優等生」というほど、競馬センスのいい馬。いつもは好位からそつなくレースを進めていたが、この日は違った。 好スタートから積極的にハナを切り、3角手前まで他馬を引っ張る力任せのレース。小牧騎手は「前回、乗ったときはソロッとゲートを出たのに掛かり気味だったから、今度は折り合いに専念するより、思い切って乗ろうと思っていた」と予定の行動だったことを打ち明ける。直線に入っても脚色は衰えず、終わってみれば着差以上の完勝だった。 「タメてもあまり良くないことがわかっていたので、早めに追い出した。しっかり伸びてくれた。まだ子供っぽいところがあるし、体も緩い。しっかりしてきたら大物になるかもしれない」と今後を楽しみにしていた。 一方、小桧山師は「(皐月賞の権利が獲れて)今はホッとしています。ただ、体重が10kg減っていたように、かなりデキが良かった。中間、もっと楽をさせて、この状態を皐月賞にもっていきたかった」と複雑な表情をのぞかせた。 だが、この勝利で、愛馬に対する信頼はこれまで以上に。「開業13年目になるけど、これほど手応えを感じさせてくれた馬は初めて。皐月賞は同じくらいの馬体重で臨めるように仕上げたい」 本番へ向けて、トレーナーの気持ちはすでに戦闘モードに切り替わっていた。
-
-
レジャー 2008年03月24日 15時00分
阪神大賞典 アドマイヤジュピタが盾に王手
GIシーズン間近。天皇賞・春を占う「第56回阪神大賞典」(GII 芝3000m)は23日、阪神競馬場で行われた。かつてディープインパクトと激戦を繰り広げたポップロックが圧倒的な1番人気に支持されたが、名乗りをあげたのはアドマイヤジュピタ(牡5歳、父フレンチデピュティ 母ジェイズジュエリー=栗東・友道厩舎)だった。 例によってペースはスロー。こうなれば折れ合いがついたものが有利なのは明白。岩田・ジュピタは先行集団の直後を追走。3コーナー過ぎでは早めに仕掛けて出た。直線は上がり3F34秒7の切れ味を発揮し、後続を振り切って快勝した。勝ちタイムは3分8秒7(良)。 「前走が重苦しかったので、マイナス10kgはちょうどいい具合でした。折り合いもついていた。長い距離は得意だし、これで本番が楽しみになりました」と岩田騎手。友道師も「(アドマイヤ)オーラがドバイに行っているので、あとは任せてくれということですかね」と笑顔いっぱいだった。 ポップロックが4着に敗れたことで、「天皇賞・春」の勢力分布図はメイショウサムソンが出走予定の「産経大阪杯」待ちとなった。
-
レジャー 2008年03月24日 15時00分
内外タイムス杯 シルククルセイダーが人気に応え、オープン入り
オープンの登竜門「内外タイムス杯」(1600万 ダ1800m 16頭)は23日、中山競馬9Rに行われ、内田騎手に乗りかわったシルククルセイダーが3角から豪快なまくりを決め優勝。堂々1番人気に応えた。勝ちタイムは1分53秒1だった。 「中山で勝ったレースをビデオで見たら、長くいい脚を使う馬と印象を持った」と話す内田騎手。その持ち味を余すところなく引き出した手腕は、あっ晴れだった。 一方、領家師は「絞れていた(マイナス14kg)ことが勝因。まだ中身が伴っていないし、もっと良くなる」とさらなるステップアップを誓った。 優勝馬の関係者には、芳尾孝治・内外タイムス社社長から内外タイムス杯と、記念品が授与された。
-
-
スポーツ 2008年03月24日 15時00分
新日本プロレス 棚橋弘至が3冠奪取宣言。NJC優勝の裏に“神のお告げ”
新日本プロレス「ニュージャパンカップ(NJC)」決勝戦が23日、兵庫・尼崎総合体育館で行われ、前IWGPヘビー級王者の棚橋弘至が3年ぶり2度目の優勝。30日に東京・後楽園ホール大会で行われる宿敵IWGPヘビー級王者・中邑真輔への挑戦権を獲得した。早くもIWGP奪還、参戦が決まっている全日本プロレス「チャンピオン・カーニバル」制覇という“3冠獲り”を宣言したフェロモンボディー。だが、第一関門のNJCを突破した裏で、その身にある奇怪な前兆が起こっていたという。そのマル秘話を独白した。 フェロモンボディーが最短距離で王座奪還に王手をかけた。 一回戦で後藤洋央紀との紙一重の熱戦に競り勝ち、準々決勝では田口隆祐を下してこの日の最終戦に進出した棚橋。準決勝ではGBH真壁刀義のラフファイトに手をこまねいた。戦前にGBHから血だるま予告された通り、危険極まりないチェーン巻きナックルやセコンドのイス攻撃を額に食らってヒヤリとさせられたが、きっちり要所を抑えた。 真壁のキングコングニーを見切って迎撃すると、一気に勝負。ダルマ式ジャーマンからハイフライフローで圧殺し、なんとか決勝の舞台に駒を進めた。 しかし、ジャイアント・バーナードとの頂上決戦でも苦戦を強いられた。コーナープレスやバーナードライバーで高角度から突き落とされたかと思えば、反撃のハイフライフローはキャッチされる始末。ことごとく打つ手が読まれた。 それでも、NJC初戦からさえていた勝負勘が終盤になって働いた。18分過ぎに絶体絶命のバーナードライバーの体勢に捕えられた瞬間、前方回転エビ固めで切り返して強引に丸め込み、逆転勝利の3カウントを奪取。30日に東京・後楽園ホール大会で行われる宿敵IWGPヘビー級王者・中邑への挑戦権を獲得した。 今年1月4日の東京ドームで中邑に敗れ、王座陥落してしまったが、最短距離でリベンジの舞台に戻ることに成功した。棚橋は「ベルトがオレを呼んでいる。向こう(中邑)は嫌でしょうけどね」と自己陶酔。さらには「新日本でNJC、そしてベルトを取って、全日本(チャンピオンカーニバル)を制しますよ」と前人未到の“3冠獲り”を誓約し「オレ、春を独り占めしますよ」と言い放った。 3年ぶり2度目のNJC優勝により、少し気が早い“春男宣言”まで飛び出した棚橋だが、実はNJCは「勝つべくして勝った」という。「年明けに中邑に負けて、僕にとっては厳冬でしたけど、いま思えば今シーズン開幕前にひと足早い春のお告げがあったんですよね」。棚橋によれば「パチンコで連日大フィーバーして、ある店に8万発近くの貯玉ができたし、何より31歳にしていきなり胸からミラクルな長い毛が生えてきたり、あれは何かの前触れだったに違いない」とNJC前に奇妙な前兆があったことを明らかにした。 NJC優勝で一気に扉をこじ開け「女神はオレを見放さなかった。このまま突っ走る」とキザなセリフを吐いた“伊達男”棚橋。NJCでの熱戦により試合後、その胸部に幸運を呼びこんだ毛は見当たらなかったが、王座奪還とチャンピオンカーニバル制覇に向け、フェロモンボディーの勢いはもう止まりそうにない。
-
スポーツ 2008年03月24日 15時00分
ゼロワンMAX 田中将斗が至宝を懸け、新日本プロレス中西学を挑発
ゼロワンMAX世界ヘビー級選手権が23日、東京・靖国神社相撲場で行われ、王者の田中将斗が大森隆男の挑戦を退けてV3に成功。4月6日のJCBホール大会で激突する新日本プロレスの中西学に「オレはどっしり構えて待ってるよ」と挑戦権をぶら下げたことで、対抗戦初のタイトルマッチが実現する可能性が出てきた。 この日、アックス軍のリーダー大森と激突した田中。序盤から大森の右腕をイスで殴打、屋外トイレの屋根からのダイビング→テーブルクラッシュなど、試合序盤からハードコア殺法を全開にして大森を追い詰めた。 しかし、大森に場外でアックスボンバーで反撃されると大の字に。カウント19でリングに生還したが、その後もアックスギロチン、アックスボンバーと畳み掛けられて窮地に立たされた。 中西との大一番を前に負けるわけにはいかない田中は意地の反撃。エルボーとラリアートの連打で試合の流れを手繰り寄せると、最後はこん身のスライディングDを2連発で死闘に終止符を打った。 難敵を退けた田中は新日プロとの対抗戦に向けて「ゼロワンMAX初めてのPPV。みんなで全勝を目指そうや」とゼロワンの頂点に君臨する王者として全選手に猛ゲキ。さらに一騎打ちで激突する中西に対して「オレはどっしり構えてるよ。中西がどう出てくるか」と挑発。王者として迎え打つ構えを見せた。 田中の挑発に中西はどう応えるのか、試合当日まで目が離せない展開になってきた。
-
スポーツ 2008年03月24日 15時00分
新日本プロレス チャンピオン中邑、棚橋に警戒感
3カ月足らずで棚橋の挑戦を迎え撃つことになったチャンピオン中邑は警戒心を露わにした。ライバル棚橋とバーナードの決勝戦を観戦した中邑。30日の後楽園大会で激突する棚橋の姿に「棚橋はペースが握れない状況の中でよく耐えた」と述べ「でも何かをつかんだのかもしれない」と不気味な伊達男に眉をひそめた。また、不覚をとったバーナードについては「紙一重で負けた。戦前はバーナードがくると思ってましたけど、攻め時をミスッた」と分析していた。
-
スポーツ 2008年03月24日 15時00分
新日本プロレス 天山IWGPタッグ奪取へ猛デモ
ドヒール軍団GBHから脱退し、一匹狼と化した天山広吉が復活ののろしだ。1回戦でGBHの石井智宏を撃破したものの、その直後に袋叩き。その際に本隊の飯塚高史から救いの手を差し伸べられて共闘する道を選んだ。NJCは準々決勝でGBHの真壁に敗れたが、最終戦では意気投合した飯塚とのタッグで、GBHの邪道&外道を粉砕。37歳の記念すべき誕生日に1勝を挙げ、「真壁、矢野と早急にタイトルマッチを組め」と意気揚々とIWGPヘビー級タッグの次期挑戦をアピールした。飯塚という新パートナーを得た天山。今後のトップ戦線復帰を予感させる。
-
-
芸能 2008年03月24日 15時00分
青木裕子アナTBS退社説浮上
かつて不倫問題で一気に美人看板アナから“汚れキャラ”にイメージダウンしたTBS青木裕子アナ(25)。このところ一部で退社説が流れているようだが、いったいどうなっているのか!? 青木アナの退社説が出たのは、1カ月ほど前。以前、写真誌にキャッチされた不倫相手であるフリーディレクターが「サンデージャポン」に現場復帰するため、このタイミングで青木アナが同番組を3月いっぱいで卒業させられるという内容だ。さらに居場所をなくした青木アナは、タレント化の道を歩むという情報も浮上していた。 「青木アナはフリーになっても十分通用するので、いくつかの芸能プロが触手を伸ばしているという話も聞きました」(テレビ関係者) ところが、このところ青木アナは超多忙。16日には爆笑問題のDVD発売記念イベント、18日には、爆笑問題の新番組「爆笑問題の日曜サンデー」(TBSラジオ)の制作発表会見と何かとメディアの露出が多く、ひとりで話題をさらっている。ただし、これらはすべて出演者としてではなく、彼女のライフワークとも化している同局情報番組「サンジャポ」の取材班としての参加。従って、扱いとしては取材に来ている他媒体と同じなのだが、何かと注目されている彼女が話題をさらってしまっているという“異常現象”が起こっているのだ。 爆笑問題が「サンジャポ」の司会を務めているだけに、爆笑問題の2人にイジられまくり。太田光(43)に「3月いっぱいで(番組)辞めるんじゃなかったの?」と聞かれ、「辞めません」とキッパリ否定。「不倫でしょ?プッチンフリン、風林火山」と、おちょくられても、「本気で怒りますよ!」などと、後ろめたさを感じているどころか、逆ギレ寸前。さらに太田の下ネタに屈することもなく、自らも下ネタで言い返す始末だった。 「しかも膝上丈のスカートから見えたのは生脚ですからね。長身でスラリとした脚は目立つし、ちょっと場違いだなと思いましたね。待ち時間にカメラを向けられても喜んでポーズをとってましたし」と現場にいた取材者。そんなスタンドプレーぶりからしても、青木アナはすでに独立をにらんでいるとも思えてくる。 ところが実際には、4月からスタートするTBSチャンネルと松竹がコラボする新番組「安田大サーカスの奥の細道 vol.2」での新レギュラーが決まっている。同局関係者は「爆笑問題も例のディレクター復帰の件を冗談半分に『きょうも2人は廊下でキスしてましたよ。何でもアリなんですよTBSは。そういうところです』と言ってましたが、実際彼女だけ何の処分も与えずやってきたわけだし、局もここまできたら、逆手にとって、バラエティー専門アナとして看板アナにしようとしているんじゃないでしょうか」と分析する。 入社当初、全局合わせてもナンバーワンとも言われたその美貌で一身に看板アナの期待を背負った青木アナ。不倫報道以降の低迷を一気に打破するため、ここで新たな立ち位置を築こうというのか?社内での陰口やウワサ話にも屈しないその根性の強さからいっても、あっさり身を引くことはなさそうだが…。