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芸能 2008年07月19日 15時00分
山本モナ 「TCK.tv」も出演見合わせ
巨人二岡智宏内野手(32)との不倫騒動で所属事務所から謹慎処分を受けた山本モナ(32)が18日、キャスターを務める東京シティ競馬の動画サイト「TCK.tv」の出演を見合わせた。 モナの所属事務所から「当分の間、出演を見合わせたい」との申し入れがあったため。東京・汐留など都内3カ所に掲出したポスターも撤去も決定している。 ただ、TCKは「出演は見合わせるが、契約打ち切りではない」としている。
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芸能 2008年07月19日 15時00分
吉川景子 90年代アイドルに変身
グラドルの吉川景子(18)の最新DVD「アイドル進化論 90's」(リバプール)が20日にリリースされる。 前作「アイドル進化論 80's」から1年以上を経て第2弾が登場。今回は90年代アイドルを見事に再現。もちろん水着ショットもある。(写真=よしかわ けいこ 1986年8月18日生まれ。京都府出身。A型。T168 B89 W60 H89。趣味=マラソン、人間生活。)
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社会 2008年07月19日 15時00分
石原知事 またまた宮内庁一喝
東京都の石原慎太郎知事(75)は18日の定例会見で、またまた宮内庁を一喝した。公式な激怒は4度目。皇太子さまの2016年東京五輪招致活動への協力を難しいとした東宮大夫を「正式なオファーもないのに風聞をもとに判断する資格はない。何者なんだ東宮大夫ってのは」などと叱り飛ばした。 東宮大夫は宮内庁東宮職のトップ。同庁ホームページでは、東宮御所にお住まいの皇太子さま一家に仕える東宮職を「東宮大夫の統括のもと、皇太子同妃両殿下の直接お身近のことを担当しています」などと説明している。知事は、段取りを踏んだうえであっても「あくまで宮内庁長官の問題じゃないか」とした。 この日は皇室論にも言及した。 「皇室ってのは何のためにあるんですか。国民のためにあるんでしょ?国家のためにあるんでしょ?ねっ?この国を形成しているひとりの人間でしょ、皇室の方々は。それがですね、日本の国事に出られて協力される。結構なことじゃないですか。オリンピックは国事じゃないんですか?国民のみなさんに賛否を問うてみなさいよ。おそらく圧倒的に『(協力要請は)当然だ』っていう声が起こってくると思うね」 16日には、石原シンパだった民主党・土屋敬之都議の五輪招致議連脱退が判明したばかり。土屋氏は招致活動で皇室を政治利用すべきでないとし、知事が北京五輪開会式に出席することや、「皇太子」と呼び捨てにしたり、宮内庁を「木っ端役人」とした発言などを批判している。 知事は「宮内庁は木っ端役人だけど、天皇は天皇でしょう。皇太子は皇太子でしょう。呼び捨てになるとは思わない。土屋君らしいパフォーマンスかもしらんけど、それで何だってんだ。全然影響ないよ」と反論。一貫して強気な姿勢を崩さなかった。
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スポーツ 2008年07月19日 15時00分
DREAM 山本“KID”徳郁 年内絶望
神の子に惨事だ。DREAM初参戦に注目が集まっていた山本“KID”徳郁が18日、都内のホテルで緊急会見。右ヒザ前十字じん帯損傷により、今年初戦となる「DREAM.5」を欠場することになったばかりか、年内絶望の窮地に立たされた。 “神の子”によもやの事態が発生した。 KIDが右ヒザの前十字じん帯を部分断裂したのは17日の練習中。スパーリングで飛びヒザ蹴りを放って着地した瞬間に「ヒジをやった時と同じで、バキってすんごい音がした」という。そのまま「恥ずかしい声が出ちゃった」ほどの激痛に襲われ、病院で検査した結果、全治6カ月の診断が下ったという。復帰の時期などについては未定だが、年内の復帰はほぼ絶望となってしまった。 会見には松葉杖をついた痛々しい姿で登場。21日の「DREAM.5」で、同リング初参戦を果たす4日前に見舞われたの悲劇に、普段はぶっ飛び発言で報道陣を楽しませるKIDもさすがに「ファンの方々には本当に申し訳ない」と落胆しきり。対戦予定だったジョゼフ・ベナビデスに対しても「復帰したあと1発目にやりたい」と語るので精一杯だった。 また、この日の会見では一部週刊誌で報じられた大麻吸引疑惑についても質問が飛んだが、「ウワサだけのこと。身に覚えがない」と疑惑を真っ向から否定した。 なお、16日に追突事故に遭って同大会への出場が微妙となっている同じフェザー級の“闘うフリーター”所英男については、この日の会見に同席した笹原圭一イベントプロデューサーが、「あす(19日)本人がどうするかを説明することになっています」と回答した。 年内復帰が絶望的となってしまった。それでも神の子は「手術するかどうかはこれから決める。医者には6カ月って言われてるけど、オレは半分の3カ月で復帰したい」と大みそかイベントまでにカムバックすることを切望していた。
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スポーツ 2008年07月19日 15時00分
ノア GHCヘビー級王者・森嶋猛が力皇猛を破ってV2達成。次期挑戦者に佐々木健介が決定
プロレスリング・ノアGHCヘビー級選手権が18日、東京・日本武道館で行われ、王者・森嶋猛が、力皇猛を破ってV2達成。早くも次期防衛戦が決定。9・6次期シリーズ最終戦で、佐々木健介とのV3戦に臨むことになった。 力皇との「ワイルドII」対決に臨んだ森嶋は、トペ・スイシーダを発射するなど、負傷した右足の不安を感じさせない動き。その後はダイビングボディープレス、無双と力皇の重厚な攻めを立て続けに被弾してピンチに陥ったが、意地で立ち上がると、ラリアートを連発して猛反撃。最後は伝家のバックドロップで3カウントを奪取。超ヘビー級対決を制してV2に成功した。 試合後のリング上では「自分の中で決着をつけたいと思います。佐々木さんお願いします」と、7・13博多大会の一騎打ちで引き分けた健介を次期挑戦者に逆指名した。 一方、健介もこの日、KENTAを予告通りのバチバチファイトで粉砕し「20代の元気なヤツとやり合っていける元気なうちに、(タイトル戦を)実現したいね」と森嶋への挑戦を表明した。 2人の対戦熱望に、仲田龍統括本部長は「やった方がいいでしょう。本人がここ(日本武道館)でやりたいって言っていましたし…」と、9・6日本武道館大会での開催が緊急決定した。 早くも火花を散らす森嶋VS健介は、どんな戦いを見せるか。
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スポーツ 2008年07月19日 15時00分
全日本プロレス 諏訪魔が馳浩への恩返しを誓った
全日本プロレス3冠ヘビー級王者の諏訪魔が18日、都内の同事務所で会見。8・3石川・産業展示館3号館大会で世界タッグ王座を奪取し、馳浩PWF会長への恩返しを誓った。 8・3金沢大会で西村修と組み、GURENTAI(太陽ケア&鈴木みのる)の持つ、世界タッグに挑戦することになった。西村と初タッグを組む諏訪魔は「不安は全くない。3冠戦で長い時間闘って、すごさを感じてるし、オレの暴れっぷりと噛み合うんじゃねーかな」。一方の西村も「憎たらしいあの2人を日本一美しいスープレックスで頭から落として破壊してもらいたい」と新パートナーに期待を寄せる。 さらに、今大会は諏訪魔が全日プロ入りするきっかけを作ってくれた馳の地元とあって「馳さんの前でタッグのベルトを獲って、5冠の姿を馳さんなり武藤さんに見せたいなと思います」と成長の証しを見せることを誓った。
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スポーツ 2008年07月19日 15時00分
ROOKIES(ルーキーズ) その9
光浩にとって鑑別所の規律の厳しさなど、さして問題ではなかった。それより心身ともにこたえたのは、独房での生活だった。話をする相手は看守をはじめとする所内の人間のみ。それも“会話”などというレベルではない。言わば相手から“命令”を事務的に下されるだけである。 収監以前の光浩は、昼は仲間とツルんで悪さをし、夜は廃車になったクルマの中で朝まで語り明かす…そんな毎日を送っていた。仲間の姿が消えたことなど一時たりともなかったし、想像したこともなかった。 しかし鑑別所の中では、その“想像したこともなかった”世界に放り込まれ、何カ月間にも及ぶ沈黙の日々を強制されたのだ。孤独のあまり「このままではノイローゼになるんじゃないか」という不安すら覚えた。 こうした状況の光浩を救ったのが両親だった。毎日のように鑑別所を面会に訪れては「少年院になんか絶対やらないから安心しろ」「鑑別所でまじめに過ごしていれば外に出られるから」と励まし続けた。 光浩は内心、少年院行きを覚悟していた。独房では今までの行状を振り返る時間がタップリある。それらをかんがみれば、「少年院もやむを得ないだろうな」と自分なりに納得していたのだ。 しかし両親は鑑別所だけでなく、こまめに警察署や家庭裁判所にも足を運び、光浩の罪を詫び続けた。なんとか少年院送致だけは免れるよう、さまざまな場面で必死になって頭を下げ続けていたのだ。こうした話を両親から面会のたびに聞かされるうち、光浩の心境に大きな変化が生まれた。 「両親に申し訳ない」。 以前なら、いて当たり前だった両親の存在。そんな感情を持ったことなど一度もなかったし、むしろ“悪さ”をする対象ですらあった。なのに今、ここから自分を出そうと両親は必死になっている。 その姿に触れた光浩は、生活態度も自ずと改まってきた。急に改めたところで少年院送致の可能性が消えるわけでもないのだが、そんなことは関係ない。両親に申し訳ないという一念が光浩を突き動かしたのだ。そして、家庭裁判所の判断が決定する運命の日が来た。
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スポーツ 2008年07月18日 15時00分
くいだおれ太郎 北京応援団長就任か
くいだおれ太郎が北京へ乗り込む!? 8日に惜しまれながら閉店した大阪の名物食堂「くいだおれ」。そのマスコット人形として食堂以上(?)に大人気を誇ったのがご存じ、「くいだおれ太郎」だ。10億円での転売話が持ち上がるなど、彼の今後の“去就”が大注目されるが、そんな中、「北京五輪の応援団長」という栄えあるポジションが急浮上している。 太郎ブームは日増しにそのスケールを大きくしている。 4月8日に「くいだおれ」の閉店が発表されるや、その閉店を惜しむ声以上に太郎の移籍先への注目が集まったのは周知の通り。現在までにオファーを出したとされるところだけでも、甲子園球場、通天閣観光、サッカーJ2のセレッソ大阪、くいだおれの創業者である故山田六郎氏の出身地・兵庫県香美町などなどその数なんと約200件。 また、太郎自身もこの日以来、超多忙の身に。その仕事内容がまたすごい。著書の出版とその記念イベント、スポーツ観戦、ミュージカル鑑賞や映画試写会への参加など、まるでセレブ系芸能人のような活躍ぶりだ。関連グッズの売り上げをはじめ、この間の経済効果だけでも10億円近いとする試算もあるほど。 食堂「くいだおれ」の柿木央久取締役によると、「確かに約200件の問い合わせや買取のご相談があります。お話だけいただいている先方もあれば、具体的な金額を提示していただいているところもあり、私どもの中で『これはいいなあ』というアイデアは数件ありますが、まだ慎重に検討している状況です」とのこと。ちなみに10億円のオファー話についても「はい。ありました」と事実らしい。 一体の人形ながら、通天閣や道頓堀のグリコ電飾などと並ぶ代表的な大阪名物になってしまった男だけに、人間の欲望に翻弄(ほんろう)されて数奇な運命をたどりそうな気配すら出てきた。 そんな中、ふってわいたのが北京五輪応援団長の“要職”だ。 「応援団にも『日本代表』があるとしたら、今、彼ほどそのポジションにふさわしい人物はいない」−こう断言するのは、日本の五輪関係者。 日本人らしいメガネの似合うサラリーマン顔に、いわゆる“チンドン屋”のド派手な格好。そしてこの間につくりあげた国民的人気。よくよく考えてみるまでもなく、今、彼ほどスタジアムで応援する日本人を代表し、かつ熱狂させてくれる人物もいないだろう。 現在、「自分探しの旅」に出ている太郎本人のコメントは残念ながら取れなかったが、前出・柿木取締役は「いいですねえ。太郎はスポーツ観戦が趣味ですから」と大乗り気。 実は、太郎とスポーツのコラボレーションは前例が多い。最近でも今月の3日に、甲子園球場で阪神VS中日戦を観戦、また先月29日にはサッカーのガンバ大阪戦でキックインのデモンストレーションも行っている。90年代には国体観戦に出向いたり、さらには大リーグ・ドジャースの野茂英雄投手を応援するため、ロスへ飛んだことまであるのだ。 「太郎の好きなスポーツ?そうですねえ、野球はたまに店内のテレビで観戦してましたけど…というか、野球以外のスポーツはほとんど見たことないと思います。いつも店頭に立ってますからね。基本的にはもちろん虎党で、金本選手の大ファンです」とのこと。実現すれば、星野ジャパンの心強いサポーターになってくれるというわけだ。 前出・五輪関係者も「彼がスタンドにいれば、なにしろ盛り上がり方が違うはず。そしてもっと重要なのは、戦っている選手の緊張も解いてくれるだろうと思われることです。癒やし系の応援団長がいる国なんて、世界広しといえどもわが国だけになるはずですから。ぜひ北京にきてほしい逸材ですね」と熱烈なラブコールを送っている。 太郎がスタンドで、北島を、オグシオを、愛ちゃんを、そして星野ジャパンや岡田ジャパンを応援する…考えただけでも楽しい光景ではないか。○山田直稔氏も大歓迎 現在、オリンピックの「日本応援団長」といって、まっさきに思い浮かべるのはこの人、山田直稔氏(82)だろう。ハオリ・ハカマ&金色のハット姿でスタンドを縦横無尽に走り回り、周囲の日本人の誰よりも大きな声で応援する、人呼んで“オリンピックおじさん”だ。 ド派手な格好という点で太郎の好敵手となりそうな山田氏も、太郎の北京入りを大歓迎している。 「まずハッピを作らないとダメだなあ。よしッ、オレがデザインしてやろう。いやいやスタンドに太郎君がいたら間違いなく盛り上がるし、オレと並んだらそりゃあ絵になりますよ。本当に来てほしいなあ」 オリンピック応援歴40年を誇り、バレーボールの応援で有名な「ニッポン! チャチャチャ!」を“発明”したことでも知られる筋金入りの応援団長・山田氏だけに、太郎の団長就任にはことさら力が入る。 「応援の心得? それはちょっとやそっとじゃ語り尽くせないよ! 本一冊分くらい言いたいことがあるから。まあ、太郎君が本当に来るんだったら、基本から叩き込みますよ」と英才教育を約束してくれた。
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スポーツ 2008年07月18日 15時00分
野球 星野ジャパンに致命的欠陥
北京五輪で金メダルを目指す星野ジャパンの全24選手が17日、都内ホテルで発表された。若きエースのダルビッシュ有と、唯一10代で代表入りした田中将大をはじめ、不調により選出が危ぶまれていた大黒柱の上原浩治もメンバー入り。現時点で「日本の最強メンバー」というが、その一方で星野ジャパンは致命的な欠陥が露呈。迷える大黒柱にも再生のタイムリミットが刻一刻と迫っている。 全日本野球会議の日本代表編成委員会はこの日、北京五輪野球の日本代表最終候補39選手の中から本番に臨む24選手を発表。日本球界を代表する若きエースのダルビッシュや、プロ野球選手として史上最年少の19歳10カ月での出場となる田中らが選ばれ、メンバー入りが有力視されていた巨人の高橋由伸や小笠原道大が落選した。 会見では全24選手を読み上げた星野仙一監督が「現時点で日本の最強メンバーだと自負しております」と意気込みを語った。さらに「北京ではこのメンバーで、しっかり闘っていきたいと思っております」と自信満々だった。 あくまで最強メンバーであることを強調したが、決して盤石とは言い難い。星野ジャパンといえば、当初6月下旬にメンバーを発表するはずだったが、思いのほか選考が難航。そのため16日のスタッフ会議でも決まらず、最終決定はギリギリまでずれ込んだ。その元凶となったのが「投手を10人にするか、11人にするかという部分があった」(星野監督)という投手陣だ。 特に成績不振ながら代表入りした上原には賛否両論。あくまで星野監督は「代表合宿中になんとかオレと大野(コーチ)で立ち直らせる」と再生に強気だが、その一方で日本代表関係者からは「裏を返せば、それまでに上原を復活させられなければ、ピッチングスタッフの想定はご破算。あとはケガ人が出ないのを祈るばかり」と危惧する声が出てきている。 無理もない。五輪の大会規定でケガ人が出た場合は、8月13日の野球開幕前に開かれる監督会議までなら、最大5選手の入れ替えができる。日程的にまだ余裕はあるが問題は、それ以前に今回選出した陣容に無理があるからだ。前出関係者が続ける。 「予選4戦目の韓国戦までの先発は決まっていますが、それ以降は上原次第ですから、時限爆弾を抱えているも同然。アテネのように、初めからピッチャーを11人にしていれば、上原の出来に関係なく、先発とリリーフの構成上のバランスは問題なかった。もう1枚リリーフを置けなかったことを、後で悔やむことにならなければいいんですが…」 決勝まで9試合。本番で星野ジャパンの欠陥が悲劇を生まなければ良いが…。
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トレンド 2008年07月18日 15時00分
「おもしろ調査隊」斬新&ユニーク 当世お墓事情
ミニ富士山にアマチュア無線機、雪ダルマもあれば花壇で遊ぶことも…これらすべてが、お墓。最近“先祖代々乃墓”スタイルをよしとしない人が増えているようで、ユニークな墓石が増えている。ご先祖様は、喜んでいいのか悲しむべきか、迷っている? 「妹家族らと石材店の展示会に行った時、『このお墓、お母さんみたい』と皆が、自然に言い出しました」 ステンドグラスに花壇があり、洋風のアーチまで備えられた、亡き母のお墓を作った宮城県仙台市の鈴木理史さん(30)は、そう言う。いつも笑顔のお母さんだったそうで、「このお墓に来て、花で一杯の花壇で遊べば、子供たちもきっと明るい家庭を築くと思います」と鈴木さんは、早くも孫の姿に思いをはせる。 先日、墓石業者の全国組織「中間法人・全優石」(全国優良石材店の会)が、「第14回全優石ニューデザインお墓写真コンテスト」の結果を発表した。鈴木さんのお墓はニューデザイン賞20点の内の1点。 最高賞のニューデザイン大賞として1点だけ選ばれたのが、北海道勇払郡の真保生紀さん(64)が亡き妻のために建立した“雪ダルマ型お墓”。中央の大きな雪ダルマには“夢”の1文字を彫刻し、左前面には7体の小さな雪ダルマ。「七転び八起き」の意味も込められている。また、花立も雪ダルマの形にしてある。昨年6月に肝臓がんで亡くなった真保さんの妻、育子さんのための墓だ。 真保さんは、この6月まで早来雪だるま郵便局の郵便局長だった。在職時の1986年、収益増と地元の名物づくりを目的に、発泡スチロールに本物の雪を詰めた「雪ダルマゆうパック」を考案。発売から23年目になるが、全国各地から注文が相次ぐ名物になっている。 「本州育ちの妻は『雪のない地域の人には、きっと喜んでもらえる』と励ましてくれた。凍てつく冬に、パート女性と雪詰め作業も。雪ダルマゆうパックは、二人三脚で育てたものと思っています」と真保さん。墓は、そんな妻に捧げたレクイエムと言える。 この2基のほかにも、ユニークなお墓が揃う。墓石に“ありがとう”の文字が刻まれたもの。イタリアへの留学経験があるモザイク画作家によるモザイク画入り。亡き父の趣味だったアマチュア無線機を配したり、富士山の裾野までを型取ったものや、亡くなった順に墓石を積み重ねる斬新なデザインのものもある。 団塊世代のお墓づくりも進んでいて、「個性」や「こだわり」を持つ傾向が強くなっているのも、今回のコンテストに影響しているようだ。○最新お葬式事情 お葬式も、こだわりを感じさせるスタイルが増えてきている。 故人の意志や家族の希望で「本葬」は行わない家族葬。好きな音楽や花を飾る、「偲ぶ会」式の無宗教葬。 海に散骨する「海洋葬」もふつうになっているが最近、増加傾向にあるのが「樹木葬」。墓石は置かず直接、土中に遺骨を埋葬し、1本の樹木を墓標にする葬送方式だ。 流行のエコロジーにぴったりだけに、当分は流行する?