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レジャー 2008年08月05日 15時00分
関屋記念 路線変更で大変身 フサイチアウステルに重賞初Vのチャンス
もう本物だ。長らく続いた低迷から脱出したフサイチアウステルが、「第43回関屋記念」(GIII 芝1600m 10日)で初の重賞制覇に挑む。マイルに距離を定めてからのここ2走が見事な逃げ切り。スローペースが当たり前になっている新潟外回りなら楽に先手を取れずはずで、ここも積極策から押し切る構えだ。 眠り続けた高い能力がようやく目を覚ました。新しい舞台を得て、フサイチアウステルがまた輝きだした。 「もともと重賞でも好勝負しているし、ディープインパクトの5着もあった。クラシックで掲示板に載るだけの力があった馬だからね」と池江寿師はうなずいた。 3歳秋のセントライト記念、そして4歳のAJC杯とGIIで2度の2着がある。2005年の菊花賞では、ディープインパクトの5着に健闘している。いつでも重賞を勝てると思われた実力馬だが、その後は意外なほど長く低迷した。理由は、皮肉にも自身が積み重ねたその実績にあった。 「ずっと中距離を使ってきて、妙に折り合いがつくようになってしまった。ダラダラした走りになってしまったんだね。直線では自分で走るのをやめてしまっていた」 2000m以上で残した蹄跡が足かせになった。だが、ここ2走はカンフル剤を打つ意味でマイル戦に投入された。これが見事に効いた。 都大路Sは16番人気で鮮やかな逃げ切り。続く米子Sも逃げ切った。 「マイルを使って完全に復調してくれた。とくに、前走の米子Sは外回りを速い時計で粘り込んだ。あれこそ力の証しだし、前々走がフロックでないことを示してくれた。心肺能力が優れているから中距離を走らせていたけど、本質的には千四、マイルぐらいがベストなんでしょう」 その後はここを目標に仕上げられてきた。もちろん調整に狂いはない。新潟の外回りは京都のそれよりさらに直線が長くなるが、その分、道中はほぼ確実にスローに落ちる。楽に先手を奪えるはずで、むしろ自分の型に持ち込みやすいはずだ。 「本当にあきらめず、最後までしっかり走るようになった。鞍上の赤木君もプロキオンSを勝って絶好調。人馬とも勢いがあるから、何とか勝ちたい」 迷いはない。ケレンミのない逃走で、猛暑の新潟を駆け抜ける。
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レジャー 2008年08月05日 15時00分
函館2歳S 今年初の2歳重賞 注目馬はベルシャルル
ラストウイークを迎える函館では、今年初の2歳重賞「第40回函館2歳S」(JpnIII 芝1200m 10日)が行われる。データが少なく、心身ともに子どもといえる2歳っ子の戦い。それだけに過去10年で1番人気馬が勝利したことは一度もない。その波乱含みの一戦で主役の座を狙うのがベルシャルルだ。ラベンダー賞で見せた底力はここでも間違いなく通用するはずだ。 前走のラベンダー賞では馬場入りの際にテンションが上がって鞍上を振り払うような仕草を幾度も見せた。落ち着きをなくしたベルシャルルを見て、山田助手は惨敗を覚悟したという。 「正直、レース前にあきらめた。イレ込みすぎてもうダメかなって。その状況で本当によく走ってくれた」 すでにレース前にかなりの体力を消耗。並の馬なら確かにジ・エンドとなるところだった。しかし、並外れたスピードでハナを奪うとそのまま直線でも粘りに粘った。まさに底知れぬ体力、ズバ抜けた能力を証明する2着となった。 「力はあるのであとはテンションの高さをどう抑えるか。今度は馬場入場からゲート入りまで僕が付きっきりで一緒にいるつもり。いろいろと工夫してみる」 課題のイレ込みへの対策もできあがりつつある。あとは図抜けたパワー、そしてスピードをレースへと向けるだけ。自分との戦いを制すれば、簡単に頂点へと立てるはずだ。
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トレンド 2008年08月05日 15時00分
三田線芝公園駅前で福田首相夏休み寄宿先の怪をみる
内閣を改造しても国民に“ダメ印”を押された事実は変わらない福田康夫首相(72)が、6日間ホテルに缶詰で「サボっていた」とする夏休みを過ごしたのは、港区芝公園のザ・プリンスパークタワー東京である。ホテル名までは意外と知られていないようだが、その敷地内で運命の巡りあわせともいえる奇妙な歴史の偶然を発見した。 三田線芝公園駅からすぐの同ホテルは、徳川将軍家の菩提寺としても知られる浄土宗大本山増上寺と隣接する。重要文化財の旧台徳院霊廟惣門=写真=はホテルの敷地内に入り込むように位置し、夜間はライトアップされて幻想的だ。門の左右に立つ243.5cmの阿形と247.0cmの吽形は、江戸の仏師が制作したとみられる寄せ木造の貴重な作品で、記念写真を撮る観光客も多い。 「霊廟」とは先人の霊を祀る墓所のこと。旧台徳院がだれを示すかといえば徳川2代将軍秀忠。江戸幕府を開いた初代家康のジュニア(3男)が眠っているのである。 福田首相もまた父・赳夫と親子二代にわたって総理の座を務めているわけだが、その評価となると、今日までの政治手腕を見る限り厳しくせざるを得ないだろう。 さて、福田首相は秀忠とどこか似ている。徳川15代にわたる長期政権では存在感が薄く、天下分け目の関ヶ原の戦いに遅刻するなど軍略の才に疑問符をつける歴史研究家は少なくない。通説では、家康を悩ませる出来の悪い息子という人物像が濃くなっている。 偉大な父親と悩める息子。親子二代で政権を握りながら、息子はもうひとつピリッとしない。政治判断が遅い。福田首相がホテルの部屋から秀忠の霊を祀る門を眺めたかは分からないが、魂が共鳴し合って呼び寄せたのかもしれない。
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トレンド 2008年08月05日 15時00分
「今週のイチ押し」コパトーン
海に、プールに、この夏は忙しい!しかし強い紫外線を毎日無防備なまま浴びていると、お肌が日焼けしすぎて、取り返しのつかない状態になってしまうことも…。 なんてことにならないように、UVケア用品として名高い「コパトーン」を用意しよう。オススメなのが手軽で速乾性の日焼け止め「UVカットスプレー」=写真左=と、サラサラでスーっとして肌に優しく長時間ガードしてくれるクリーム「パーフェクトUVカットミルクA」=同右=だ。これから泳ぎに行くアナタ、彼女にプレゼントしてあげよう。 それにしてもコパトーンといえば、犬が女の子のパンツを引っ張りお尻をムキ出しにするイラストで有名。PR会見に登場したキャンギャルたちにもこのシーンを実現して欲しかった…なんてオジサンは思ってしまいました。
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トレンド 2008年08月05日 15時00分
「今週のイチ押し」おやすみアイスノン 足裏用
蒸し暑さで寝苦しい夏の夜。寝室で横になっても身体が火照り、十分に睡眠時間がとれないのがツライ。しかしクーラーを作動させたまま寝るのも冷え過ぎが心配…。そんな方に強い味方となってくれるのが白元の「おやすみアイスノン 足裏用」なのだ。 同商品は、高熱を出したときの頭部の保冷剤として絶大な人気を誇るロングセラー「アイスノン」の足裏専用バージョン。円盤状のコレを冷蔵庫で凍らせ、専用のベルト付きカバーに入れて土踏まずに当てて装着。すると足裏のヒンヤリ感が全身の深部体温を適度に下げて心地よい眠りに導いてくれる。 足裏からの放熱を促進し、身も心もリラックス。気持ちいいヒンヤリ感で夏の夜を爆睡しまくろう。 2個入りで希望小売価格は1050円(税込み)。約22〜27cmの足裏にフィットする楕円形状なので、どこに付けてもイイかも!?
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トレンド 2008年08月05日 15時00分
「今週のイチ押し」トランプ大全
ゲーム、マジック、占いがギッシリ詰まったトランプ「トランプ大全」が、レジャーシーズンを迎え絶賛発売中! カードのフェイス(数字面)にさまざまな遊び方が書かれたガイド付きのトランプで、ゲームはブラックジャックやポーカーなど、マジックは赤黒集合など、占いはモンテカルロなど全20種類のやり方が図解入りでわかりやすく解説されており、初心者に嬉しい商品だ。 外国映画のスターのようにカッコよくトランプで遊びたくても、実はルールも知らない…なんてアナタ!これで勉強してみよう。冷房の効いた部屋でトランプに熱中するのも、イイ夏休みとなりそうだ。 定価は1260円(税込み)。ビバリーより発売。詳しくはwww.be-en.co.jpを参照のこと。
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トレンド 2008年08月05日 15時00分
「今週のイチ押し」ディズニーキャラせんべい
子どもたちが大好きなディズニーの人気キャラのおせんべいが岩塚製菓より好評発売中だ。 チキンベースに野菜とコンソメスープ味の「楽しいおやつソフトせんべいコンソメ味」と、はちみつの効いた甘口カレー味の「はちみつカレー揚げせん」の2種類。どちらも素材の旨みが生かされ、子ども用にソフトな舌触りだ。そしてミッキーマウスとくまのプーさんなどがかわいくデザインされている。
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その他 2008年08月04日 15時00分
一口馬主の権利をプレゼント!
ローレルクラブから今後が楽しみな2007年産馬イクスプロアーの07=写真=の一口馬主の権利を2人にプレゼント。 当馬は栗東・庄野厩舎に入厩予定の牡馬で、父アドマイヤマックス、母イクスプロアー、(母の父ミスタープロスペクター)の鹿毛。2005年高松宮記念を制したアドマイヤマックスの初産駒とあって、未知の魅力を秘めている。父譲りのパワーとスピードをどこまで発揮してくれるのか。目指すは高松宮記念親子制覇だ。 総額1100万円の200分の1口=5万5千円相当。 ※プレゼントの応募は締め切りました。
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スポーツ 2008年08月04日 15時00分
37個獲得したアテネ五輪超えへ 日本メダルラッシュ作戦
いよいよ今週末8日から4年に1度のスポーツの祭典、北京五輪が開幕する。16個の金メダル、銀と銅を合わせた総数は、37個とメダルラッシュに日本中が沸いたアテネ五輪から4年。北京でも再び歓喜の連続が期待される。メダル獲得の鍵はスタートダッシュにかかっている。 金メダル16個、銀と銅を合わせたメダル総数は37と、史上最多のメダル獲得となった2004年のアテネ五輪は、スタートダッシュが功を奏した。 開会式翌日の競技初日に、柔道女子48kg級の谷亮子が連覇を決め、柔道男子60kg級の野村忠宏も3連覇を達成。2日目には、北島康介が競泳100m平泳ぎで金メダルを手に「チョ〜気持ちいい」の名言を残し、柔道男子66kg級でも内柴正人が金に輝いた。3日目には体操団体が優勝し、競技開始3日間で5個の金メダルを獲得している。 日本オリンピック委員会(JOC)は、今回の北京五輪でもスタートダッシュを狙い、大会初日に行われる重量挙げ女子48kg級の三宅宏実でメダル第1号を、伝統のある柔道で「ママでも金」の目標を掲げる谷、男子60kg級の平岡拓晃の優勝で勢いに乗る戦略を練っている。上村春樹総監督は「初日の柔道で金を2つ取れれば、水泳、陸上なども続く」ともくろむ。 日本選手団がメダルラッシュを達成するためには、3日目までの金メダル獲得は必要不可欠だが、その可能性は高い。 競技初日の9日は柔道女子のエース、谷が登場する。4月の体重別選手権では、山岸絵美にまさかの敗北。 だが、前哨戦で敗れたことがモチベーションにつながったのか、「充実した気持ちで臨める」と気持ちも新たにした。女子48kg級は、日本国内が最激戦区といわれており、気合の乗った谷を止められる選手は外国勢にはいない。 また、五輪3連覇の野村を抑え、男子60kg級代表の座をつかんだ平岡は、ニューヒーローになれる逸材だ。同階級における日本の4連覇の可能性は高く、前回のアテネ同様に競技初日からの金メダル獲得の公算は大だ。 2日目の10日には、アテネ五輪金メダリストの内柴正人が登場。33歳の最年長で男子の主将も務め、4歳となった息子に「生きざまを見せたい」と意気込んでいる。初日のママ谷に続き、内柴がパパの強さを見せそう。 女子52kg級の中村美里は、谷のいる48kg級を避けたことで減量苦から解放された。平成生まれの19歳にはニューヒロインとなる素質を感じる。 競泳の北島は、3日目に100mで1冠目を目指す。スピード社製水着の着用も認められ、調子の上がらないライバルのハンセンとは正反対に充実一途。日本での200mに続き、世界新記録樹立の可能性さえある。 日本のメダルラッシュの鍵を握るのは、競技1〜3日目に登場する選手たち。彼らが金メダルを獲得し、スタートダッシュを決めれば、メダル獲得数の史上最高記録の更新も見えてくる。 北京五輪の日本選手団は、男子170人、女子169人の合計339人で、海外派遣で史上最多。それだけに、アテネを上回る獲得メダル数が期待され、福田富昭団長も「金は2ケタを目指し、メダル総数もアテネを上回りたい」と意気込む。 また、米大手会計事務所プライスウォーターハウスクーパーズ(PWC)は、6月に「国別メダル獲得数」の予想を発表。日本は6位で34個のメダル獲得と予想されている。 北京の地でも再びメダルラッシュで、表彰台のテッペンに日の丸が掲げられる日々が続くはずだ。
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レジャー 2008年08月04日 15時00分
小倉記念 ドリームジャーニー復活の影にあの人の存在が…
見たか!これがGI馬の走りだ。1番人気の座を明け渡したうっ憤を晴らさんとばかり、出走馬中ただ一頭のGI馬ドリームジャーニ―が3馬身差の圧勝で「第44回小倉記念」(JpnIII 芝2000m 3日)を制した。勝ち時計は1分57秒9(良)。2着には1番人気のダイシングロウ、3着には人気薄のケンブリッジレーザが入った。 前日は“名物”のスコールに見舞われた小倉だが、日曜はピーカンのパンパン馬場。スピード優先とばかり先行馬同士の競馬が続いていた。しかし、絶対能力が違えば、そんなの関係ね〜。サマーシリーズ第2戦はドリームジャーニ―の独り舞台となった。 先導役は七夕賞を得意の荒れ馬場で制したミヤビランベリ。その後をダブルティンパニー、グロリアスウィークが続き、1番人気のダイシングロウは中団に位置。勝ち馬ドリームジャーニーはそれらを見ながら、後方をじっくりと進んだ。 ただ、1000m通過59秒3はオープン馬にすると平均ペース。明らかに先行馬有利の流れだった。「返し馬の感じも良かったし、引っ掛からないように、リズム良く走ることだけ気をつけました」とは池添騎手だが、もちろん、ここでは悠長に構えてはいられない。3コーナー付近からマクるように進出。先行集団に持ったままで並びかけると、あとは気合をつけるだった。 「安田記念で乗せていただきましたが、良くなる感じはもっていました。ゴール前は余裕もありました」。その前走は後方追走のまま10着に終わっているだけに、リベンジを果たした池添からは会心の笑みがこぼれた。 一方、この復活Vの裏には、残念ながら影の存在となってしまった立役者がいることも忘れてはならない。「4つコーナーを回るコースがこの馬には合っている」と小倉記念出撃を進言した武豊騎手こそその人だ。 追い込み馬に小倉2000mがフィットする?常識を覆す助言を送るあたり、やはり彼は天才だ。そして、その目には寸分の狂いもなかった。不運にも本人は先週の走行妨害で騎乗停止となってしまったが、昨秋の神戸新聞杯以来、勝ち星のないジャーニー再生計画はピンチヒッターの池添により完遂された。 「中間の様子にもよりますが、この後は毎日王冠(GII 東京芝1800m 10月12日)か、朝日CC(GIII 阪神芝2000m 9月15日)から天皇賞(秋)を考えます」と池江寿師。一昨年の2歳王者の復活で混とんとする秋の盾戦線が面白くなってきた。