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社会 2012年11月25日 11時00分
“軽”を巡る自動車業界サバイバル
日本自動車工業会(自工会)など自動車関連団体が、自動車取得税、重量税の撤廃を求め、これに難色を示す政府と水面下の攻防戦を展開している。消費税との“二重課税”は以前から問題視されており、将来の税率引き上げが、今以上に販売を直撃するためだ。 「自工会の豊田章男会長(トヨタ社長)が記者会見で強調したように、自動車関連の税負担は米国の50倍も重く、新車を購入した場合、税負担が11年間で購入価格を上回ってしまうと知れば、消費者の怒りの矛先が政府に向かうのは明らか。震災の復興予算が全く関係のない事業に湯水のごとく注ぎ込まれているとあっては、なおさらのことです」(経済誌記者) ところが、この減税は財政を直撃する。廃止も含めて「代替する手当てがない」と主張して一歩も引かない財務省や総務省が「検討」の言葉とは裏腹に、自動車業界の要求を呑む可能性はゼロに等しい。 そこで、新たなサバイバル戦略を並行する自動車メーカーから脚光を浴びているのが、低価格と低燃費が魅力の軽自動車。これまで国内の軽市場はダイハツ、スズキの独壇場だったが、特に昨年暮に参入したホンダの快進撃は目を見張る。まだ発売から1年もたたないというのに、今年上半期のシェアは15%強まで急伸しているのだ。 しかし、関係者は辛らつに語る。 「ホンダは軽自動車の開発に際し、トップクラスの技術者を登用し、これが大ヒットにつながったのですが、その反動で他の部門の開発力が落ち込んだ。ダイハツの親会社のトヨタは内心、ニンマリしています」 自動車業界は二重課税の撤廃でこそ足並みを揃えるが、消費者の車離れが加速する中、本音ではライバルをどう蹴落とすかに汲々としているのが実情だ。
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芸能 2012年11月24日 17時59分
酒井法子復帰会見 ノリピー語も披露「マンモスうれピー」
覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受けた女優の酒井法子(41)が24日、自身が主演をつとめ、復帰作となる舞台「碧空の狂詩曲〜お市の方外伝〜」(12月15〜24日、東京・渋谷区総合文化センター大和田 さくらホール)の制作発表会見の後に、自身の復帰会見を開いた。 酒井は2009年に覚せい剤所持容疑で逮捕。同11月に有罪判決を言い渡されていた。都内のスタジオで開かれた会見には、テレビカメラ30台、報道陣が約200人集まり、一連の騒動から復帰する酒井の一挙手一投足に注目が集まった。 舞台の制作会見後、改めて入場した酒井は、まずは一礼。「11月24日より再スタートをさせて頂きます。酒井法子です」と挨拶。執行猶予中を支えてくれた関係者やファンに感謝の気持ちを何度も述べた。覚せい剤については、幻覚症状や禁断症状などの後遺症もなく、「きっぱりと断ち切ることができました。心配なさらず見守って下さい」と語った。そして、今回、舞台に出演できること、さらに、これまで3年という月日を振り返り、「色々な方に支えて頂いた」と感謝の気持ちを述べた。 また、以前、足首などにあったタトゥーを消したという酒井。その理由を報道陣から聞かれると、「あるべきではないと思ったからです」と説明。また、報道陣から、「今の気持ちをノリピー語で」とリクエストされると、「え…本当に…言っていいんですか? ファンのみなさま。マンモスうれピー」とのサービスも。 裁判では自身の職業を“無職”としていた酒井だが、会見で、記者から「職業は?」と聞かれると、「女優業をさせて頂いております」力強く宣言。今後の予定について、所属事務所の代表は、「お話しは映画など頂いているが、まだ動いていない。今は今回の舞台に全力を」と説明した。
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芸能 2012年11月24日 17時59分
週刊裏読み芸能ニュース 11月18日から11月24日
(所属レコード会社の“看板”から陥落しそうな浜崎あゆみ) 先週発売の女性誌でバックダンサーをつとめるマロこと内山麿我との交際が発覚し交際宣言した歌手・浜崎あゆみ。交際発覚時はマロが妻に対して離婚を求めた訴訟の1審で勝訴したものの、マロの妻が控訴していたため浜崎とマロは不倫関係。しかし、今週、マロと妻がそろってブログで離婚が成立したことを報告し、交際に支障はなくなったが、8日発売の浜崎のニューアルバム「LOVE」のプロモーションのような一連の交際報道だったにもかかわらず、アルバムの売り上げはさっぱりだという。 「発売初週はオリコンランキングで1位になれず4位となり、2週目は13位。売り上げは約8万枚と伸び悩んでいる。このままだと、おそらく、浜崎のアルバムのワーストセールスを記録しそう。かつては、所属レコード会社・エイベックスの売り上げの4割を稼いでいたと言われる浜崎だが、CDセールスなどの売り上げでSKE48に大きく水をあけられ事実上、同社の“看板”の座を奪われてしまった」(音楽関係者) 来年4月まで毎月作品を発売する浜崎だが、マロとの熱愛の進展ぶりとプロモーションの“合わせ技”で巻き返しなるか?(本当の目玉は誰?) 例年ならばまもなく出場歌手の発表が行われる大みそかのNHK紅白歌合戦だが、一部スポーツ紙が歌手・MISIAと昨年の日本テレビ系ドラマ「家政婦のミタ」の主題歌「やさしくなりたい」が大ヒットしたシンガー・ソングライターの斉藤和義の出場が内定したことを報じた。ほかにも、年内いっぱいでの活動休止を発表したシンガー・ソングライターのYUIなどの名前があがっているが、あっと驚くような目玉歌手の出場はあるのか? 「可能性があるとしたら、今年でデビュー40周年を迎え、ベストアルバムがヒットした山下達郎だが、本人は『おおみそかは家で過ごしたい』と話しているようで、可能性は薄いようだ。それよりも、元個人事務所社長を解任したお家騒動がいまだに決着しておらず、紅白出場が絶望的と言われている小林幸子が出場すればかなりのサプライズ」(芸能記者) 34年連続出場の記録がかかる幸子もハラハラしているに違いない。
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芸能 2012年11月24日 17時59分
華原朋美が芸能界復帰!!
トラブル続きで2007年6月に所属事務所「プロダクション尾木」から契約解除され引退状態だった歌手の華原朋美の活動再開が23日、同事務所から発表されたことを各スポーツ紙が報じている。 報道によると、再契約は華原本人の強い希望によるもので、昨年ごろから事務所社長あてに復帰を希望する心境を綴った手紙を送り、今年夏から具体的に復帰に向け話し合いを重ね、ボイストレーニングも、カラオケボックスなどを借りて地道に続けていたという。フィリピンや介護施設での社会活動も認められての再契約となったが、同社は「5年間必死に努力するひたむきな姿に胸を打たれ、もう一度、だけチャンスを与えたい」と説明。華原は書面で「私には歌うことしか出来ません。最後のチャンスだとも思っています」と決意表明した。正式契約は12月1日付けで、12月5日生放送のフジテレビ系「2012FNS歌謡祭」が復帰後初仕事となる。 「契約解除をされた後、華原は某タレントと結婚した実業家との交際が原因で精神不安定になったり、09年1月と10年8月に都内で気分が悪くなり救急車で搬送されたりした。『このままではいけない』とフィリピンで難民児童を救援するボランティア活動に従事している華原の父が現地に呼び寄せ、華原は昨年ほぼ1年間同国に滞在して活動を手伝ってきた。また、千葉県内で介護施設を経営する兄が同施設の入所者と交流させてきた。華原の近況はその兄のブログで写真付きで報告されていたが、昨年10月30日のブログで年内にフィリピンからの帰国を明かしたうえで、『芸能界復帰に向けて頑張る事に決めました』と報告。今年7月11日のブログでは『明るく元気な姿を皆様にご披露できるように準備を整えています』と復帰が近いことを示唆していた」(芸能記者) 献身的な家族の支えで芸能界復帰が叶っただけに、過去と同じ過ちを繰り返さないでほしいものだ。
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レジャー 2012年11月24日 17時59分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(11/25) ジャパンカップ 他4鞍
☆東京11R「ジャパンカップ」(芝2400メートル) 凱旋門賞で(クビ差2着と)長蛇を逸した、オルフェーヴル。自他共に認める国内最強馬だが、激し過ぎる気性は諸刃の剣でもある。向こう正面で逸走した阪神大賞典(2着)は記憶に新しいし、凱旋門賞も直線で内にササったことが敗因だ。これまでの“前科”を考えると大外17番枠は何とも不吉で、危険な人気馬といわざるを得ない。 前置きはこれぐらいにして、本命には良血馬のルーラーシップを推す。前走の天皇賞・秋は惜しくも3着に終わっているが敗因は明らか。出遅れて終始外を回らされる不利が響いたもの。それで、0秒3差と迫った内容は負けて強し。対オルフェーヴルとは宝塚記念で0秒3差2着の実績があり、決して負かせない相手ではない。 いずれにしても、休み明け2戦目の上昇度、枠順(7枠(13)番)、荒れて力の要る馬場状態など好材料が目白押しでまさに千載一遇のチャンス到来。母エアグルーヴ(2着2回)が果たせなかったジャパンカップ制覇の夢を叶える。相手は、フェノーメノ。天皇賞・秋は百戦錬磨の古馬勢相手に真っ向勝負を挑み2着と、能力の高さを証明している。斤量55キロはアドバンテージで、代わってのチャンスも夢ではない。◎13ルーラーシップ○4フェノーメノ▲17オルフェーヴル△8エイシンフラッシュ、15ジェンティルドンナ☆東京10R「プロミネントJT」(芝2000メートル) 休み明け2戦目で走り頃の、アドマイヤブルーをイチ押し。成長力の大きい3歳馬だけに一度使われた効果は絶大。実力的にも自己条件なら上位の評価が与えられる。オープン特別勝ちをはじめ、京成杯3着、毎日杯、青葉賞連続6着など重賞でも好戦してきた実績はここでは大威張り出来る。差し切りが決まる。◎5アドマイヤブルー○13ヴィクトリースター▲8サトノパンサー△1トウカイオーロラ、3ツルミプラチナム☆東京9R「キャピタルステークス」(芝1600メートル) 休み明け2戦目でガラリ一変、富士Sを快勝し勢いに乗る、クラレントでもう一丁いける。NHKマイルC3着を持ち出すまでもなく、ポテンシャルはGIレベル。オープン特別のこのメンバーなら堂々と主役を張れる。◎13クラレント○16トーセンレーヴ▲11シルクアーネスト△3ファイアーフロート、15スマイルジャック☆京都11R「貴船ステークス」(ダ1200メートル) 究極の上がり馬、ビナスイートの勢いは止まらない。調子はもとより、距離、コースなど完璧といえる条件が整い一気呵成に2連勝を達成する。◎7ビナスイート○8ワールドエンド▲5キングオブヘイロー△3オーラレガーレ、13サリエル☆京都10R「白菊賞」(芝1600メートル) 牝馬同士ならディアマイベイビーの地力が一枚上。前走のファルコンSは9着に敗退しているが、敗因は出遅れと明らかで見限るのは早計。自己条件に戻り巻き返しは必至。先行抜け出しの勝ちパターンが決まる。◎5ディアマイベイビー○8ウリウリ▲1サトノネネ△3バリローチェ、6ロジウエスト※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2012年11月24日 17時59分
ジャパンC(GI、東京芝2400メートル、25日)藤川京子のクロスカウンター予想!
東京11R、ジャパンCは三冠牝馬◎ジェンティルドンナが古馬を撃破します。 前走の秋華賞は、道中中団を追走。4角は外を回って進出しましたが、反応はもうひとつ。それでも直線は本気モード突入し、最後は2着馬との競り合いを制し快勝。抜け出してソラを使うも、並んでからは抜群の勝負根性を発揮。激しい追い比べをレースで経験したことは大きく、この一戦でまた一歩成長できたことでしょう。 確勝のエリザベス女王杯へは行かずにこちらを選択。このレースは軽量の3歳馬の成績が良く、三冠馬なら一線級牡馬相手でも通用しそう。春のオークスは、2分23秒6の破格の時計で制覇。東京2400メートルの舞台は申し分のない条件で、仕上がりもいい現状の状態なら底力を思う存分発揮できそう。 ラストの叩き合いで、53キロの斤量が生きそうです。最強牝馬の強さを、府中で証明します。(15)ジェンティルドンナ(10)ダークシャドウ(8)エイシンフラッシュ(1)ビートブラック(17)オルフェーヴル(5)マウントアトス(13)ルーラーシップ馬単 (15)(10) (15)(8) (15)(1)3連単 (15)-(10)(8)(1)(17)(5)(13)ジェンティルドンナ 1頭軸マルチ※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2012年11月24日 17時59分
桜井聖良のむぅむぅ予想! 11・25 〜ジャパンカップ〜
今回、私の本命はこちら!◎ルーラーシップ ここを目標に最大の仕上げ。展開も向きそうで、この騎手ならオルフェーヴルよりも前につけて、このお馬さんの末脚を活かしてくれるはず! トップスピードはオルフェーヴルにも匹敵するような素晴らしさ!○フェノーメノ 高速な馬場だろうがタフな馬場だろうが能力をしっかり発揮できて、正直軸にしたい勢いだったのですが、他の有力馬と比べると若干トップスピードが落ちる印象。 その為、運と相手の出方次第という点も。▲オルフェーヴル ハイスピードなレース展開の方が向くタイプと思いますし、尚且つ凱旋門賞のような重い馬場の方が合うタイプだと思います。 さらに凱旋門賞から 戻ってきての1戦。オルフェーヴルの全能力を発揮できるほど“ベスト”な状態とは思えなかったため▲に。☆エイシンフラッシュ 高速がだめなわけでもありませんが、スローなペースの方がこのお馬さんの能力は発揮されると思います。 他馬を追走という形になると難しくなるでしょうが、マイペースで内にじっと我慢し、直線で一気にこの馬の素晴らしい瞬発力が出せれば、先頭でゴール板を通過してもおかしくありません。 ただ前走よりも若干警戒されるはず。あとは騎手がどう活かしてくれるのかにかかっていると思います。△ジェンティルドンナ 今回は色々と注文がつきそうなレースになりそう。 淀みのないペースになればチャンス!△ダークシャドウ 2200mで甘さが見えるところがあるので、さらに200m延びたこのレースでは少し厳しいと思います。 が、鞍上はそれを理解したレース運びができる騎手だと思うので押さえます。△ジャッカルベリー 今回の外国馬の中ではこのお馬さんが一番気になりました。遠征慣れしており、メルボルンカップでも穴馬となっていたお馬さん。 さらに硬めの馬場も慣れており血統的にも押さえておきたいです。 好きなトーセンジョーダンは、もう1戦様子を見たいところ。 他の外国馬は日本の馬場に合うとはどうしても思えなかったので今回は外しました。 買い方はこの中からお好きな買い方でどうぞ!3連単なら(13)-(4)(8)(10)(11)(15)(17)-(4)(8)(10)(11)(15)(17)の30点買い。馬単なら(13)-(4)(8)(10)(11)(15)(17)で6点買い。馬連・3連復ならボックスで☆(ウマドル 桜井聖良)※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2012年11月24日 17時59分
1500円のおこづかい馬券(11/25ジャパンカップ)
本命はダークシャドウ。今年の天皇賞こそは絶対にダークシャドウと昨年から天皇賞制覇を夢見ていましたが4着。年齢、東京でこその馬と考えると、国内GI制覇の夢は断たれたかと思いきや、まさかのジャパンカップ参戦。ダークシャドウといえば東京中距離のスペシャリストなだけに、ジャパンカップは距離不足と思い込み、出走はないと思っていました。何としても国内GIを獲らせようという陣営の決断。ダークシャドウのファンである僕からすれば嬉しい限りです。 果たして、距離不足かどうか。やってみなければわかりませんが、本格化してから2000m以上のレースを使ったのは2着で終わった京都記念のみ。このときはトレイルブレイザーの鞍上、武豊の策にやられたと1戦と割り切り、遠征に向けた叩き台と考えれば十分な内容。ベストのパフォーマンスを見せてきた中距離から長距離に変わっても、得意の東京コース、スローからのヨーイドンの展開になれば十分チャンスはあると期待します。 馬券は2番手評価のオルフェーヴルを相手にした3連複で勝負。また、3番手に評価したいのは天皇賞で古馬と戦っても大きく崩れなかったフェノーメノ。ヒモの注目馬はビートブラック。この馬がモノ凄いメンツの中、この馬が好走するための絶対条件である最内枠をゲット。自分でレースを作りスタミナ勝負に持っていければチャンスはあると見ます。 ということで、勝負馬券は3連複2頭軸流し6点。(10)(17)-(4)に400円(10)(17)-(8)(13)(15)に300円ずつ(10)(17)-(1)(3)に100円ずつ いつも通り合計1500円で勝負です!〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。今年度のおこづかい馬券の成績は現時点で回収率145%、プラス収支をキープ。Twitterのアカウントは「@minoru1202」。
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レジャー 2012年11月24日 17時59分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(11/25) ジャパンC
◆東京11R ジャパンC◎ルーラーシップ○フェノーメノ▲ジェンティルドンナ△ダークシャドウ△エイシンフラッシュ△オルフェーヴル 凱旋門賞帰りのオルフェーヴルに全幅の信頼を置いてよいものなのか。ディープインパクトは勝ったが、あの時ほどの「鉄板」な雰囲気は感じられないのが正直なところ。相手関係も決して緩いとは言えず、力は認めながらも「おさえ評価」にとどめて攻めの馬券を買いたい。 中心はルーラーシップ。香港でGI初制覇を達成したものの国内GIは惜敗続き。それでも手が届くところまではきている。前走の天皇賞・秋(3着)は、出遅れて外々を回りながら上がり3Fは内々を通った勝ち馬エイシンフラッシュと同じ33.1秒。コース差を考えれば強い内容だった。今回は条件が好転する。休み明けで18キロ増だった馬体は確実に絞れており、一度使って仕上げのレベルは全体的に上がった。良績が2000mに集中しているものの、ダービー馬とオークス馬を両親に持つ超良血馬にこの舞台が合わないはずはない。課題はスタートだが、仮に出遅れても東京の2000mと2400mではポジション取りに余裕ができるので大きな不安材料にはならない。 同じ秋天組から、好位で厳しい流れの中、古馬と互角の競馬で2着したフェノーメノが相手候補筆頭。叩いて良化の見込めるダークシャドウ、引き続き好調なエイシンフラッシュがおさえ。最強牝馬ブエナビスタを上回りそうなポテンシャルを秘めるジェンティルドンナも、53キロでこの舞台なら牡馬一線級と渡り合える可能性は十分にある。まったく勝負気配の感じられない凱旋門賞馬ソレミアをはじめ、よくわからない外国馬はバッサリ切った。【馬連】流し(13)軸(4)(8)(10)(15)(17)【3連単】フォーメーション(13)→(4)(15)(17)→(4)(8)(10)(15)(17)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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その他 2012年11月24日 17時59分
コンピューターゲームの20世紀 第43回『コンピュータースペース』
<成功の前には失敗あり> 21世紀の現在においては見る影もないが、20世紀のコンピューターゲームは常にアーケードゲームがリードしていた。最新のゲームはアーケード用に開発され、『スペースインベーダー』『ゼビウス』『ストリートファイター㈼』『バーチャファイター2』といったゲームは社会現象とも言えるほどのブームを引き起こしていたのだ。 今回紹介する『コンピュータースペース』は世界初のアーケード版TVゲームとして歴史に名を残した作品。その巨大な筐体はFRP(繊維強化プラスチック)で作られ左右非対称にくねって非常に特徴的であり、宇宙空間をモチーフとしたゲーム性と相まって「未来」を強く感じさせるものになっている。製作者は後にATARIの創業者となるノーラン・ブッシュネルで、彼はあるゲームをもとに本作を作り出した。 そのゲームとは1962年にMIT(マサチューセッツ工科大学)の学生スティーブ・ラッセルらが作り出した『スペースウォー!』と呼ばれるゲーム。『スペースウォー!』はPDP-1と呼ばれるコンピューター上で作成され、それには鑽孔紙(さんこうし)という記録媒体が備わっていたため、MIT以外のPDP-1上でも同作を遊ぶことができた。そして、当時学生であったブッシュネルはユタ大学のPDP-1で『スペースウォー!』で遊ぶことに夢中になっていたのである。 PDP-1は大学の一部屋を必要とするほど巨大なものであったが、それから8年後の1970年には各種電子部品が驚くほど小型化されていた。そのため、以前よりも圧倒的に安価で小さいTVゲームを作り出すことが可能になっていたのである。そこでブッシュネルはかつて自分が熱狂した『スペースウォー!』を、小型の電子部品を組み合わせることで製作しようとした。こうして『コンピュータースペース』の試作品は完成し、1971年10月にナッチング・アソシエーツ社から製品版が販売されることになったのである。 『コンピュータースペース』のゲーム性を簡単に説明すると、ロケットを操縦し宇宙空間上に出現するUFOや隕石を撃ち落とすというもの。ゲーム自体は制限時間で終了し、撃ち落としたスコアを競うというルールであった。操作系はコンパネの写真を見ていただければ分かるように4つのボタンで構成されている。このうち2つのボタンで宇宙船を右or左に旋回させ、推進ボタンを押せば宇宙船は前進する。さらにFIRE MISSILEボタンを押せば宇宙船から弾が発射され、攻撃することが可能であった。この操作方法は日本ではあまり馴染みがないものであるが、アメリカでは長く受け継がれていくことになり、ATARI社の『アステロイド』をはじめ1980年代初期まで同様のゲームが作られ続けていた。 ナッチング・アソシエーツ社は本作に相当な自信を持っていたようで、気合いの入った筐体や映画女優を使用したフライヤーからもそれが伺える。しかし、本作はその期待とは裏腹に評判が悪く、セールス的に失敗してしまった。その原因はいくつかあるが、最も大きいのは「本作が難しすぎたから」というものであろう。当然ながら当時はゲームセンターなどというものは存在せず、本作は主に酒場に設置されていた。ゲームに不慣れなうえ酒に酔ったプレイヤーが遊ぶには本作の操作とルールは難しすぎたのである。1年後に操作系にジョイスティックを採用し、2人対戦を可能にした後期型が発売されたが、セールスが改善されることはなかった。 本作の不振のせいもあってナッチング・アソシエーツ社は1974年に倒産することになったが、ブッシュネル自身はこの失敗から多くのことを学んだようである。そして彼がATARI社を創設し発売した『ポン』では、本作の反省をもとに非常にシンプルなルールと操作を採用。世界で初めてアーケードTVゲームで成功を遂げ、『ポン』以降TVゲーム市場は急速に拡大していくのである。(須藤浩章)参考文献…それは『ポン』から始まった 赤木真澄 アミューズメント通信社 DATA発売日…1971年メーカー…ナッチング・アソシエーツハード…アーケード