スポーツ
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スポーツ 2019年09月10日 06時30分
阪神、矢野監督が名前も聞きたくないほどソラーテに激怒のワケ 「適性診断」を怠った球団にも原因?
本当に必要な人材は有能な外国人選手ではなく、チームマネジメントのできるフロントスタッフではないだろうか。 阪神がヤンハービス・ソラーテ内野手(32)を解雇する方針を固めた。「こんなん許したら、もう、チームが成り立たない!」という、谷本修球団本部長の言葉からして、正式退団は時間の問題だろう。 「矢野燿大監督(50)もご立腹です。ソラーテの質問をするだけで不機嫌になるというか」(在阪記者) ソラーテは一軍に再合流したのは、9月6日。ユニフォームに着替えて球場入りもしたが、矢野監督に「モチベーションが上がらない」と“泣き”を入れてきた。場所を変えて話し合ったが、矢野監督を怒らせるだけだったという。同日に予定されていた出場登録は見送られ、解雇手続きが進められた。 こうした経緯を聞いていると、ソラーテに非があるのは明白だ。この件を何人かのプロ野球解説者に聞いてみた。すると、意外な答えが返ってきた。「外国人選手では、よくあること」。 「気分屋なんだよね。それは、昭和時代のプロ野球からずっと変わっていません。感情の起伏が激しいというか、ノッている時とそうでない時があって、監督、コーチ、フロントも、外国人選手には多かれ少なかれ、そういう一面を持っていると捉えているはず」 もちろん、クライマックスシリーズ進出権を懸け、もう1敗もできない厳しい戦いが続いている中での「やりたくない発言」は許されない。要するに、ソラーテのモチベーションを持続させるような環境が作られていない阪神にも、改善点があるというわけだ。 コーチ経験を持つプロ野球解説者がこう言う。 「一例を上げると、巨人のゲレーロですよ。去年までは感情の起伏が激しく、二軍調整中、その視察に現れた高橋由伸監督(当時)との話し合いすら拒否しました。それが今、ノリノリで野球をやっています。原辰徳監督のほうが高橋前監督よりも年を取っている分、ゲレーロのワガママを許し、おだてて、ノセてやることができるんでしょう」 だが、こんな指摘も聞かれた。外国人選手を獲得する際、その性格も調査しているそうだ。日本人選手のようにマジメにやってくれるに越したことはないが、日本での生活に馴染めないほど、感情の起伏が激しい選手、あるいは、異国での生活でナーバスになりやすいタイプは、獲得を見送る。外国人選手を売り込む側の代理人にしても、クライアントがその能力を発揮できない環境であれば、入団交渉は進めないはずだ。 阪神はこうした“適性判断”の調査をやらなかったのではないかと、疑問を呈する声も聞かれた。 「シーズン途中での緊急獲得だったので、性格面まではきちんと調査しなかったのでしょう。二軍調整となった場合、通訳がつかない時もありますから」(前出・在阪記者) 関西圏のテレビ番組で目下、取り上げられている阪神情報は「鳥谷の退団問題」。番組に出演した阪神OBの中には“球団批判”とも取れるコメントもあった。OBがタイガースに対し、厳しい物言いをするのは珍しいことだ。阪神はまだチーム再建の途中だが、優秀な外国人選手よりも、トラブルを未然に防ぐことのできる優秀なフロントスタッフを獲得すべきではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年09月09日 22時30分
棚橋弘至、前哨戦敗退もザックから“奥の手”ザックドライバーを引き出した?
新日本プロレス『Road to DESTRUCTION』▽6日 東京・後楽園ホール 観衆1,646人(満員) 日本時間1日に新日本プロレス初のイギリス・ロンドンで開催されたビッグマッチ『NJPW Royal Quest』で、イギリス出身のザック・セイバーJr.からブリティッシュヘビー級王座を奪取した棚橋弘至。この試合後、ザックは日本でのリターンマッチを要求し、新日本がこれを認めたことから、15日に大分・別府ビーコンプラザで開催するビッグマッチ『DESTRUCTION in BEPPU』のメインイベントで再戦が組まれる。 今シリーズは、開幕戦から最終戦まで棚橋とザックの対戦がタッグマッチで組まれており、後楽園ホール3連戦でも激しい前哨戦が繰り広げられている。 「引き出しが多いザックだけど、前哨戦で引き出しを全部開けてやる」 4日の後楽園大会で、前哨戦の“頭”を取った棚橋は、自他ともに認める「苦手なタイプ」であるザックに対して、前哨戦で全ての引き出しを開けた上で、リターンマッチを退けてみせると宣言した。連勝した5日の試合後には「引き出すだけじゃなく、俺のものにしてやる」とも豪語した。満身創痍の棚橋にとって、多彩かつ予想不可能な関節技を持っているザックの引き出しを開けるというのは、自らの肉体を削ることになり、リスクは高い。しかし、棚橋がザックから勝利を収めた試合は、ザックの土俵で闘っている試合が多いのも事実で、ザックが繰り出す技を全て把握していれば怖さは軽減するのかもしれない。 後楽園3連戦の最終日(6日)は、メインイベントで、棚橋は田口隆祐と、ザックは鈴木みのるとタッグを組んで激突した。試合前にみのるが対戦を迫っている解説席の獣神サンダー・ライガーを急襲。リングに上げてイスの上にゴッチ式パイルドライバーを決めてKO。異変に気づいた棚橋と田口が救出に駆けつけたところで試合開始のゴングが鳴るという荒れた展開から試合が始まったが、試合になると、みのるはザックのサポートに回り、棚橋に狙いを定めていく。前哨戦2連勝の立役者だった田口がこの日もいい動きを見せていたが、ザックは棚橋を“奥の手”ザックドライバーで排除すると、試合の権利があった田口にもザックドライバーを決めてカウント3。試合前は棚橋を関節技で捕獲してダメージを加えた。 ザックは試合後もマイクを持って、棚橋とイギリスのボリス・ジョンソン首相を批判して意気揚々と引き揚げて行ったが、棚橋にしてみれば“奥の手”である「ザックドライバー」を引き出せたのは大きな収獲だったのではないだろうか。前哨戦3連敗だけは逃れたいザックが思わず出してしまった「ザックドライバー」は、棚橋の体にしっかりと刻み込まれたのは事実だ。 「何があろうとこのベルトは離さない。両想いになるまでは…」 棚橋はブリティッシュヘビー級のベルトと、東京ドームまで共にすることで、“両想い”になりたいと本気で思っている。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月09日 19時58分
巨人、台風が「5年ぶりの優勝」を引き寄せた? ライバル・DeNAへの“妨害”も追い風となるか
8日未明から9日明け方にかけて、関東地方に接近・上陸した台風15号。首都圏の通勤・通学に大打撃を与えたこの台風は、8日に予定されていた巨人対ヤクルト(神宮球場)の一戦を中止に追い込むなど球界にも影響を及ぼした。 関東に上陸した台風の中では、過去最強クラスと伝えられていた今回の台風15号。それだけに、試合の中止自体には「中止は妥当な判断だったと思う」、「安全面を考えたらしょうがない」、「選手、観客に何かあってからでは遅いしな」といった声が数多く寄せられている。 一方、中には「試合が無くなって助かった」、「不謹慎かもしれないけど、巨人にとっては追い風になりそう」、「来なかったら逆にマズかった」といった声も。今回の台風襲来を、むしろ歓迎している巨人ファンも多いことが浮き彫りとなっている。 各メディアの報道によると、ヤクルト戦の先発にクックを立てていた巨人は、10日から行われる2位DeNAとの初戦では古川侑利(現在二軍)、もしくは桜井俊貴を先発起用する予定だったという。ただ、古川は楽天時代の6月22日DeNA戦で初回7失点と大炎上しており、桜井も先発ならば中4日での登板とそれぞれに不安要素があった。 しかし、今回の中止でクックが10日DeNA戦にスライドしたことにより、相性が悪い古川の起用や、それに伴う一、二軍の選手入れ替えは回避。桜井も中4日ではなく、中5日以上の間隔を空けた上で2戦目以降に送り込むことが可能となった。 また、先週のチームが4連敗を含む1勝4敗とかなり低調だったところを見ると、今回の中止は野手陣・ブルペン陣にとってもいい気分転換となったことは濃厚だろう。 一方、8日中日戦(ナゴヤドーム)に敗れたDeNAは、台風の影響で交通機関がストップしたことで試合後に移動できず、本来予定されていた9日の休養日を移動日に変更。また、初戦に先発する今永昇太も9日の練習に向かう際、渋滞に巻き込まれ5時間以上足止めを食らうなど、巨人とは対照的に試合前から予期せぬ消耗を強いられている。 首位を4ゲーム差で追うDeNAは、巨人と同じく先週は1勝4敗と不調。ただ、今シーズンは巨人に対して10勝9敗と勝ち越しており、直接対決も6試合残っている。逆転優勝に向けて、目の色を変えて向かってくることは全くもって想像に難くない。 そのDeNAとの決戦を前にチームの状態が上がらず、先発の台所事情も厳しかった巨人。この状況を変えた今回の台風を、巨人ファンの多くが「恵みの台風」と歓迎したのも自然なことなのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年09月09日 17時30分
DeNA、痛恨の4連敗で首位追撃ならず リリーフ陣の疲弊も不安材料か
ベイスターズが9月の正念場で痛すぎる4連敗を喫してしまった。9月4日、苦手のタイガース戦で0-4のビハインドから粘って追い付き、延長でこの日から4番に復帰した主砲でキャプテンの筒香嘉智が豪快なサヨナラホームランを放ち快勝。首位ジャイアンツが連敗を喫していたために、大逆転優勝へ俄然盛り上がってきていた。 しかし、次戦の先発・大貫晋一が乱調で2回1/3で降板。6日は敵地ナゴヤドームでのドラゴンズ戦、先発・平良拳太郎が3回2/3、7日の先発・上茶谷大河が1回2/3と、若いスターター陣が次々と早い回でマウンドを降りるケースが続いてしまった。 すると、当然そのしわ寄せは、中継ぎ陣に圧し掛かってくる。この4連敗中、最近勝ちパターンでの登板で結果を出している武藤祐太が5日と6日に連投し、6日は回跨ぎで2イニング。同じく国吉佑樹も5日と7日に登板。貴重なベテランサイドハンド・藤岡好明は5、6、8日に登板。今やセットアッパーとして機能している三嶋一輝は5〜7日で3連投。一度は先発に戻り結果を出していた石田健大は8月29日から再び中継ぎに配置転換され、この期間は7日〜8日に連投し、7日は2イニングを任された。 登板試合数も、三嶋の63試合を筆頭に、国吉も48試合、石田は先発転向した時期もありながらも34試合とフル回転。上記のほかの投手陣も30試合程度となってきているだけに、勤続疲労が心配な状況だ。三嶋は「ワンアウトずつ、取っていくだけ」と、優勝のかかっている胸突き八丁のこの時期の覚悟を語ってくれたが、勝ちパターンでの登板とビハインドの場面では、疲労の形も違うと想像される。 ベイスターズが現在、2位に付けられている最大の原動力は、昨年同様強力なリリーフ陣のフル回転によるところが大きい。この先負けられない戦いが続いて行くが、彼らの疲労度もますます心配になってくる。勝ち星とリリーバー達の身体のケア。ラミレス監督はこれらを天秤にかけながらの難しい采配が続いて行きそうだ。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年09月09日 12時00分
張本氏、大谷翔平に「まだ“スランプ”を使う選手じゃない」「もっと上手い選手に言う」と切り捨て物議
8日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がアナハイム・エンゼルスの大谷翔平選手をバッサリと切った。 番組では、大谷選手が日本時間7日のシカゴ・ホワイトソックス戦で二塁打と三塁打を放ち、打率を2割8分8厘とした様子を紹介する。張本氏はその様子を見て、 「大谷はまだまだ本調子じゃないね。バッティングの内容が良くないでしょ。タイミングが良くない。出だしが異常に早い。やっぱり弓のように引いて、それでボールを見て、捕まえなきゃダメなんですよ」 とダメ出しをする。その上で、 「さっきも言ったんだけどね、探しながら打つのと、探して打つのでは天と地の差があるから」 と大谷選手の打撃について解説。これを聞いていた関口宏は、「よくスランプって言いますけども、スランプ状態だった?」と質問をする。 すると、張本氏は「こんなバッターにスランプなんてないですよ。もっと上手い選手にそういう事を言うんですよ。超一流の選手にスランプと言うの。まだまだ“スランプ”を使うような選手じゃありませんから。これからです」 と、大谷選手はまだまだで、スランプなどという言葉を使うのは早いという見方を示した。 この発言に一部視聴者が激怒。「メジャーで2割8分なら大したもの」「日本では3割を超えたこともあるし、昨年はメジャーで22ホームラン。“スランプ”を使える要件は満たしている」「3000本安打したからといってそんな上から目線は許せない」など、批判の声が殺到する。 一方で、「期待の現れということ」「なんだかんだ大谷には期待しているということなのでは?」「3000本安打の張本さんの実績からすればまだまだと言われても致し方ない」という声もあった。 昨年22本のホームラン、2割8分5厘の打率を残したことや、今年は指名打者専念となっていることから、マークが厳しくなっているのが現状。そんな中で昨年並みの成績を残していることは、「よくやっている」ようにも思えるが、張本氏は「まだまだ下手くそ」と感じているようだ。
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スポーツ 2019年09月09日 11時30分
DeNA井納翔一に続いて桑原将志が交通事故!球団「再発防止に取り組む」
DeNAは8日、球団所属の桑原将志外野手が関係する交通事故が発生したと発表した。 桑原は8日の朝9時ごろ、神奈川県川崎市麻生区内のコンビニで、駐車場の駐車スペースからバックにて出庫したところ、後方の車両と衝突したという。幸いなことに双方ともに怪我はなかったとのことだが、自動車の後方は破損したとのこと。 2017年に143試合全試合に出場し、クライマックスシリーズ出場、そして日本シリーズ出場に大きく貢献したことから、翌年から背番号も「1」に変更し“チームの顔”として期待されていたが、昨年は127試合の出場に留まり、今シーズンはチームが優勝争いを繰り広げているが、ここまで63試合に出場で、打率.157と不振に陥っており、ファームで調整中の出来事だった。桑原はファンの人気も高く、復帰を待ちわびているファンは多い。 球団は「事故発生後、速やかに警察に連絡し、先方様とは真摯に対応をいたしております。本件でご迷惑をおかけした関係各所には深くお詫びを申し上げるとともに、今後の再発防止と安全運転教育の徹底を球団全体で取り組んでまいります」と謝罪した。 DeNAは6日に井納翔一投手が、神奈川県横浜市西区内の一般道で、方向転換をした際、後方に停車中だった車両と衝突事故を起こしたばかり。こちらも双方ともに怪我はなく、自動車の破損で済んでいるが、チームの中でも知名度の高い選手の事故が続くのは極めて異例なこと。 優勝争いはもちろん、クライマックスシリーズの出場も濃厚なチームにとって、桑原も井納も必要となる戦力なだけに、球団の目が行き届かない既に寮を出ている選手には、プロの選手として、今後このような事故が最低限に抑えられるよう強く意識してもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月08日 12時00分
まともな稽古すらできていない またも大関陣「全滅」の危機!?
8日から大相撲秋場所が幕を開けるが、大関陣がまたしても「全滅」の危機だ。 先場所は、4人もいた大関が11日目までに相次いで休場し、「全滅」。4人以上の大関陣の全員休場は昭和以降初という不名誉な記録を作った。「たいへん申し訳ない」 と八角理事長(元横綱北勝海)もひたすら頭を下げていたが、あれからおよそ1カ月半。さぞかし回復に務め、名誉挽回に燃えているかと思いきや、全く復活の兆しが見られないのだ。 今場所の大関陣は、貴景勝が関脇に陥落したため、高安、豪栄道、栃ノ心の3人。そのうち豪栄道と栃ノ心は、負け越せば大関から滑り落ちるかど番だ。 それにもかかわらず、先場所、なんとか8勝してかど番を回避した高安を含め、3人ともまともな稽古ができていない。 ひどいのは左ひじのじん帯を断裂している高安。まわしを締めて土俵には上がっているものの、1番も稽古できない状態が続いている。「コツコツがんばる」 そう話す高安だが、8月31日の稽古総見も土俵には上がらず、初日から休場する可能大。大関に復帰して2場所目の栃ノ心も、痛めている右ひざには、まだほとんど力が入らない状態。先月末、同部屋の碧山と10番稽古を取って、たった1勝しかできなかった。 今回が8度目のかど番となる豪栄道も、決して状態がいいとは言えない。先場所の休場原因の右肩の痛みはだいぶ引いたようで、稽古総見でも正代や御嶽海、大栄翔らを相手に10勝2敗とまずまずだったが、かつての力強さは見られなかった。 「気になるのは2ケタ勝てば大関に復帰できる貴景勝。右ひざの状態はいいようで、稽古総見でも御嶽海や碧山らに勝って気勢を上げていましたが、関取との稽古はこの日が初めて。NHK解説者の北の富士さんも、『(復活には)もう少し時間が欲しい』と心配していました。そのうち、大関が1人もいなくなるのでは…」(担当記者) 大関の給料は250万円。なんとも高い休日手当だ。
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スポーツ 2019年09月08日 06時30分
ソフトバンク・和田毅、「修正能力」を武器にシーズン最終盤でのリベンジを
8月31日のメットライフドームでの西武対ソフトバンク戦、ホークス先発の和田毅は「まさか」の炎上、早々にマウンドを降りた。自己最短となる2回でのノックアウト、6失点は首位攻防戦で送り込まれたベテランとして、誰もが予想していなかった展開であり、自身が語っていた「初回から全力で、行けるところまで投げたい。粘り強く自分らしい投球を」と、試合に挑む意気込みとは真逆の結果となってしまう。 これで西武戦では、7月10日の登板に続き2敗目、さらに2試合合計で5本の本塁打を浴びている。ライオンズ相手に苦手意識を植え付けられかねない内容であり、今後の登板への影響も少なくないダメージを受けたのかもしれない。 それでも、ベテラン左腕には必ず「次」が訪れる筈だ。先月、そう思わせるには十分であり、数字には表れない見事なピッチングを見せたマウンドがあった。オリックスを相手に1失点で4勝目を挙げた8月22日のゲームでは、6回86球で2安打の好投、その内容は和田毅という投手ならではの投球術が光っている。 初回、先頭打者に長打を打たれ出塁されると、四球を挟み併殺打の間に先制点を許す。2回は無失点だったものの、ここでも安打と四球でランナーを出している。そして2回までに三振も3つを奪っているものの、立ち上がりの安定感はもう一つの出来だった。しかし3回以降、6回までは全てのイニングを打者3人で終えており、その内、11人を打たせて取るピッチングで抑え込んだ。変化球、ストレートのキレも抜群で、何より、投球の組み立てを変え、三振を無理に狙わずにアウトを稼ぐ内容には、ベテランらしさが表れていた。 9月に入り、ライオンズとの首位争いは激しさを増す一方であり、さらに3位以下もゲーム差を詰めてきている。ペナント争いはまだまだはっきりとした行方が見えてこない戦況だ。ポストシーズンも含め、「熱パ」を抜け出すべく、ラストスパートに向けて和田毅の存在は絶対不可欠な存在であることは間違いない。そして、ここまで披露されてきているベテランとしての「修正能力」は厳しい局面を迎えた時こそ、際立ってくる。様々なキャリアを積み上げた和田の持ち味が発揮されるのはこれからだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2019年09月07日 06時30分
2年連続お尻に「イチ大事」? 今年はソフトバンク投手陣も標的に、グラウンド内での“虫騒動”
先月30日〜今月1日にかけて行われたソフトバンク対西武の3連戦(埼玉・メットライフ)。このカード中に、ソフトバンク・千賀滉大、甲斐野央の両名が虫に襲われていたことを一部スポーツ紙が報じている。 埼玉・所沢市の豊かな自然環境にあるメットライフドームは、屋根と地面の間に壁面が設けられていない。そのため、他のドーム球場と比べて、雨風や虫が入り込みやすい構造となっている。 報道によると、千賀、甲斐野が虫に襲われたのはどちらも30日のこと。千賀はまとわりつかれただけで済んだ一方、甲斐野は不運にも左腕をハチに刺されてしまったという。 両投手が見舞われた思わぬアクシデントに、ネット上のファンからは「純粋にかわいそうとしか言えない」、「刺したハチがスズメバチじゃないことを祈ってます」、「球団もできる限りの対策をしてほしい」といった声が多数寄せられている。 一方、中には「かわいそうだけどなんか笑える」、「虫と格闘する千賀さんかわいい」、「傍から見てる分にはかなり面白い」といった反応も。今回の“虫騒動”を、面白おかしく感じていたファンも少なくなかったようだ。 プレー中の選手の元に、どこからか虫がやってきて話題となった事例は過去にも存在する。2010年8月19日オリックス対楽天(兵庫・スカイマーク)の3回表、先頭打者を迎えたオリックス先発・香月良太のお尻付近にセミが密着。これを受けたオリックスの球団公式ツイッターが「香月投手のおしりにセミが止まってるwww」とツイートしたこともあり、ネット上は大いに盛り上がりを見せた。 なお、思いがけず注目を集めた香月だが、その翌年の9月14日楽天戦(兵庫・ほっと神戸)で再びセミがお尻付近に飛来。2年連続で起こったまさかの珍事に、一部ファンからは「史上初の記録じゃないか?」という声も聞かれた。 選手の元にセミではなく、トンボがやって来たのが、2014年6月14日広島対ロッテの7回裏。広島・今村猛の投球動作を意に介さず、一貫して帽子に止まり続けるトンボに、実況・解説も「まだいますね、粘り強いですね」と終始感心。ちなみに、この一幕は同年オフに放送された『たまッチ!PRESENTS プロ野球珍プレー好プレー大賞』(フジテレビ系)で、その年の珍プレー大賞に選出されてもいる。 グラウンド不良のため中止となった、2015年7月12日ソフトバンク対中日では、中止決定後にソフトバンク・攝津正が自前で育てたカブトムシを子供たちに配布するというイベントを開催。当時のネット上には、「ほっこりした」、「自分も欲しい」といった声が数多く寄せられた。 姿を現すたびに、ファンからは少なくない注目を集める自然界の“珍客”。次はどの選手の元に訪れるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年09月06日 22時30分
ヤクルト、最下位なのに「人件費」はインフレ? バレンティン・山田の去就にも影響か
チーム編成というのは、本当に難しい…。 東京ヤクルトスワローズのウラディミール・バレンティン(35)が国内フリーエージェント権(以下=FA)を取得した。バレンティンというと、真っ先に思いつくのが、2013年に樹立した「シーズン60本塁打」のプロ野球記録だ。本塁打王3回、ベストナイン2回、昨季も打点王に輝く“優良助っ人”であり、FA取得時には「日本で現役生活を全うしたい」と言いつつも、「(行使するかどうかは)シーズン終了後に考えたい」と、ビミヨ〜なコメントも残している。 大多数のメディアは高額年俸を保証する他球団への流出、つまり、ヤクルト退団を予想していたが、守備難と年齢などから、「残留せざるを得ない」との声も聞かれた。 「来季から外国人枠から外れ、日本人選手として扱えるのも魅力です。指名打者制のパ・リーグに移籍する選択も考えられますが、バレンティンの年俸は高すぎる。ヤクルト残留という、現実的な選択になるのでは」(プロ野球解説者) メディアが騒ぐほど、他球団のバレンティン評は高くないという。 しかし、ヤクルトの関係者は解説者たちの「残留濃厚」の予想に複雑な表情も浮かべていた。○ヤクルトの年俸順位(推定) 1位 バレンティン 4億4000万円 2位 山田哲人 4億3000万円 3位 青木宣親 3億3000万円 4位 ブキャナン 2億7500万円 5位 坂口智隆 1億4000万円 同 川端慎吾 1億4000万円 外国人選手を含めたヤクルトのチーム総年俸は、約32億円。これは、巨人、ソフトバンク、阪神に次いで、12球団中4位という高い数値でもある。平均年俸6000万円強、8人の1億円プレーヤーを抱えているからだが、ここに、成長著しい19歳の村上宗隆(=800万円)、中村悠平(29=9000万円)、太田賢吾(22=890万円)、廣岡大志(22=870万円)、奥村展征(24=950万円)など昇給必至の若手もいて、マクガフ(29=5500万円)、ハフ(35=7150万円)、ブキャナンらの外国人投手との契約も今季で終了となる。彼らも結果を残している。残留交渉を行うとなれば、昇給提示となる。 「山田の5億円突破は確実。バレンティンも本塁打29、打点82(108試合出場時点)と結果を残しているので、残留交渉は5億円からのスタートとなるでしょう」(前出・同) ヤクルトは最下位だが、チーム総年俸がさらに膨らみそうだ。成績をダウンさせた選手もいるので、仮に来季も今季と同じ約32億円で総年俸が収まったとしても、バレンティンと山田の2人で「10億円」を持っていく計算になる。特定の選手に年俸が集中するのは、宜しくない。 「かつて、ヤクルトがペタジーニ、ラミレス(現DeNA監督)、グライシンガーといった優良外国人選手を他球団に流出させてしまったのは、年俸が払い切れなかったからです」(前出・プロ野球解説者) バレンティンよりも、山田の去就のほうが心配になってきた。27歳、まだ伸びしろはある。山田の周辺から「メジャー挑戦」の話は出ていないが、将来、年俸を理由にチームを離れることになるかもしれない。ライバル球団の編成スタッフがこう言う。 「ヤクルトは野手もしっかり育てています。だけど、年齢構成で失敗していると思います。ベテランと若手、ピークを迎えた選手と、これからピークを迎える選手のバランスを保たないと、チーム総年俸が一気に上る時期を作ってしまうんです」 年齢構成も考えて、戦力を整えなければならないというわけだ。山田に高額年俸を払うために、やはり、バレンティンを出すということになるのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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