スポーツ
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スポーツ 2019年09月20日 11時59分
オリックス、岸田護が引退、きょう夕方に会見へ!勝利の方程式を作った功労者
オリックスは20日、岸田護投手が今シーズン限りで引退すると発表した。 岸田は2005年のドラフト会議で、履正社高校、東北福祉大学、NTT西日本を経て、オリックスから3巡目に指名を受けて入団。38歳、プロ14年目となる今シーズンは、プロ入り後初めて一軍での登板がなかった。しかし、ファームでは勝敗こそつかなかったものの、ここまで9試合に登板し、防御率1.08の成績を残している。 チームは19日にCS(クライマックスシリーズ)進出が消滅したこともあり、発表に踏み切ったと思われる。球団はきょう20日の夕方、京セラドーム大阪内で会見を行うことも発表しており、本人の口から引退する理由や今後について、明らかにされることだろう。 岸田は先発から中継ぎ、クローザーと、チームのためにフル回転してきた。2010年には、当時の岡田彰布監督から、平野佳寿(現ダイヤモンドバックス)とともに、勝利の方程式の一角を任され、クローザーを務めていた外国人選手のジョン・レスターが不調に陥ったことから、クローザーを務めるなど、2010年は16HP、12セーブの成績を収め、最終戦までCS進出を争った2011年は33セーブの大活躍。2012年を最後に守護神の座を平野に譲り、岸田はセットアッパー、中継ぎ、時には先発に復帰をした。しかし、平野、比嘉幹貴らとともに、現在も受け継がれている明るく鉄壁なブルペン陣を構築したのは大きい。 チームメイトの後輩からも「マモさん」の愛称で親しまれ、ファン感謝祭や、激励パーティーで見られる岸田の爆笑トークは、ファンにも好評で、釣り好きなことでも知られている。オールスター戦には2011年、2012年と2年連続出場。2009年には二桁勝利(10勝)を記録している。近く、引退試合および引退セレモニーが行われると見られており、背番号「18」の勇姿を京セラドームでもう一度目に焼き付ける機会があるはずだ。 ファームでは元気に登板していただけに、残念なニュースだが、岸田がチームに残した功績は偉大。心から拍手を送りたい。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月20日 11時30分
巨人の優勝を阻むのは「捨てられた選手」? 他球団で成長した“因縁深い若手”はFA補強の代償か
目の前で、胴上げは見たくない。その一心からだろう。下位チームの最後の抵抗が、巨人の優勝決定の瞬間を遅らせている。 9月20日、巨人対2位・DeNA(横浜スタジアム)。DeNAの先発投手が平良拳太郎(24)と知らされた瞬間、巨人関係者は複雑な表情を浮かべていた。 「同日、巨人の先発は山口俊。山口が16−17年オフ、FAで巨人に移籍し、その人的補償でDeNAに一本釣りされたのが平良でした。山口と平良の投げ合い、FA選手と補償選手が先発でぶつかるのは初めて」(プロ野球解説者) 「平良の先発」に巨人サイドが複雑な表情を浮かべたのは、“過去の過ち”があるからだ。 平良は沖縄県・今帰仁村の出身。人口約9200人の小さな村で、地元の公立校に進んでからは「すごいピッチャーがいる」と評判になっていた。当然、沖縄担当の12球団スカウトは視察に訪れたが、「対戦した学校も強豪校ではないので評価が難しい」とし、育成枠での指名が検討されていた。 ところが、巨人だけは違った。平良の最後の登板を現地視察できたのである。 「夏の甲子園予選でした。『初戦は突破するだろう』と思って、どの球団も他の選手を観に行ったんです。巨人はスカウトの人数も多いので、平良の投げる試合にも人を回せたのでしょうが」(在阪球団スタッフ) “単独視察”の結果、巨人は育成ではなく、正規指名に繰り上げた。「他球団を出し抜いた」と喜んでいたのだが(13年ドラフト)、山口俊のFA獲得でDeNAに引き抜かれてしまった。当時を知るスカウトたち、巨人二軍時代の彼を知るチーム関係者は「平良の成長」に複雑な心境だ。 9月20、21日のDeNA2連戦での優勝を逃した場合、次カードはヤクルト戦だ。ヤクルトにも“因縁深い若手”がいる。 「14−15年オフ、ヤクルトからFAで巨人入りしたのが相川亮二(現コーチ)。その人的補償でヤクルトに引き抜かれたのが、内野手の奥村展征。ドラフト候補だった13年、他球団の評価も高く、巨人は指名順位を繰り上げて獲得しました」(球界関係者) “巨人一年生”だった14年、奥村は二軍戦86試合に出場した。高卒野手で1年目からこれだけ多くのチャンスをもらえたのは、期待されていた証拠でもある。 フリーエージェントも戦力補強の正当な手段だが、その代償で喪失した若手もいる。 平良、奥村を指名した13年ドラフトだが、巨人は1位・小林誠司、2位・和田恋(現楽天)、3位・田口麗斗、4位・奥村、5位・平良の5人を指名した。巨人在籍は2人になったが、全員、一軍戦力になっている。今季途中、和田が楽天から請われて移籍したことも重ねて考えると、今年の優勝まで「育成」という道程を歩むべきだったと思うが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年09月19日 22時30分
元・新日本KUSHIDA、WWE移籍後タイトル初挑戦のチャンスが到来!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間19日、ファームブランドNXTを世界配信した。 先日、突如として軽量級ブランド205Liveに登場し、元クルーザー級王者の戸澤陽とタッグ対決を繰り広げて日本のファンを驚かせたKUSHIDAが、この日はNXTに再登場した。 KUSHIDAはデンゼル・デジャーネットとのカードが組まれていた。デジャーネットがリングに上がると突如、WWE UK王者のウォルター率いるインペリアムがデジャーネットを襲撃してリングを占拠。ウォルターが「俺たちのスポーツの名誉と伝統を取り戻すためにここに来た」と話していると、試合をつぶされたKUSHIDAが姿を現して「これは俺の時間だ」と言い放ち、ファビアン・アイクナー、マーセル・バーセル、アレクサンダー・ウルフの3人を蹴散らしたが、ウォルターには捕まって投げ飛ばされてしまう。 さらに追い打ちを狙うウォルターがKUSHIDAの胸ぐらをつかんだが、KUSHIDAは自ら服を脱いでかわして飛び蹴りを放ち、たじろいだウォルターに「タイトルに挑戦させろ」というジェスチャーをしてアピール。会場のファンもKUSHIDAを支持していた。UK王座は2016年にNXTのCOOであるトリプルHが「グローバルなタイトルを作りたい」と発言したことをきっかけに、2017年に設立されたタイトル。管轄はNXTだがWWEの冠がついており、NXT王座と並ぶ価f値を持つタイトルである。ちなみにウォルターは第3代王者だ。 今後KUSHIDAは、205Liveにも上がりながら、NXTではこのUK王座を狙っていくことになりそうだ。新日本プロレスで獲得したIWGPジュニアヘビー級王座以来のシングルタイトル奪還となるか、注目していきたい。(どら増田 / 写真・©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
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スポーツ 2019年09月19日 19時15分
ソフトバンク・工藤監督の指示を選手が拒否! 就任から5年、これだけではない“求心力低下”の証拠
18日の楽天戦を「2-6」で落とし、3連敗を喫したソフトバンク。この試合中にソフトバンク・牧原大成が見せたある行動が、ネット上のファンの間で物議を醸している。 問題となったのは、ソフトバンク4点ビハインドの8回表無死。この回先頭の楽天・辰己涼介のゴロを逆シングルで捕球した二塁手の牧原は、体を反転させながら一塁に送球し辰己をアウトに。ただ、牧原はこの一連の動きの中で足首をひねり、顔をしかめながらその場に座り込んだ。 選手やトレーナーが駆け寄っていく中、工藤公康監督は牧原に対しベンチに戻ってくるように手招き。しかし、指示を確認した牧原はこれに応じず、そのまま守備位置に。結局、9回に代打を送られるまで出場を続けた。 試合後の報道によると、出場が危ぶまれるような大事には至らなかったというこのアクシデント。しかし、ネット上のファンからは「選手が造反って工藤監督嫌われすぎやろ」、「牧原の意地もあったかもしれんけど、監督が指示を拒否されるのはやばすぎ」、「選手側に嫌われてるとしたらもう終わりだな」といった声が多数挙がっている。 牧原に“シカト”される形となったこの日の工藤監督だが、今月9日のロッテ戦でも同様の事態に見舞われている。同試合の8回裏、自打球で足を痛めながら右安打を放った明石健志に対し、工藤監督はベンチに戻るよう手招きをするも、明石はベンチ方向へのジェスチャーを交えこの指示を拒否。この一幕と今回の一件を見て、「選手に信頼されていないのでは?」といぶかるファンは多い。 また、工藤監督については、「コーチ陣とも折り合いが悪い」と伝えるメディアも少なくない。実際、2017年には佐藤義則(現楽天)、鳥越裕介、清水将海(ともに現ロッテ)の3コーチがリーグ優勝・日本一を達成したにもかかわらず「仕事はできた」、「ホークスを倒したい」といった旨の言葉と共に退団。また、2年連続日本一を果たした昨年も「任期満了」と理由を強調していた達川光男氏(現解説者)を含め、3名のコーチがチームを去っている。 今シーズンで就任5年目となる工藤監督が、周囲にどう思われているか真相は不明。ただ、もし本当にチーム内での求心力が低下しているとなると、現在首位西武を2ゲーム差で追う優勝争い、そしてその後のポストシーズンも苦戦を強いられることになるかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年09月19日 17時30分
大船渡・佐々木、「面談=指名」ではない? 国際大会での印象も評価に影響か
「時間」に関する解釈が変わってきた。 プロ野球各球団はドラフト1位指名の最終調整を始めた。最速163キロを誇る令和の怪物・佐々木朗希(大船渡=3年)か、それとも、甲子園の雄・奥川恭伸(星稜=3年)か…。大学ナンバー1、即戦力右腕の森下暢仁(明治大=4年)もいる。1位指名の入札が重複しそうな彼らを避け、レギュラー候補を確実に指名する方法もある。 「重複も覚悟で、それでも佐々木がほしいとする球団も少なくありません。近く、佐々木はプロ志望の進路表明の会見を開く予定。その後、12球団で申し合わせ、佐々木サイドに面談を申し込むつもりです」(在京球団スタッフ) 2017年の清宮幸太郎など、12球団が指名前の面談を申し込むのは初めてではない。 その面談の目的だが、表向きは育成ビジョンなどを伝え、球団が自己ピーアールする場となっているが、それだけではない。「選手の性格」を把握し、球団側の最終判断の材料を得るためでもあるのだ。 元スカウトの一人がこう言う。 「選手と直接話をすれば、性格も分かるからね。各球団には表に出ていないカラーがあるんです。先輩後輩の関係が厳しいチームもあれば、レギュラー選手が職人気質で、控室では会話もないところだってある。その反対に、和気あいあいとやっているチームもあります。面談をし、『この子は素晴らしい素質を持っているけど、ウチには合わないな』と分かれば、指名から下ります」 清宮との面談を行ったものの、実際には1位入札しなかったチームもあった。 ドラフトのルールでは、スカウトは選手と直接話をしてはいけないことになっている。「もっと話をさせてくれ」というのが現場の声で、今のプロ野球界には「合わない」と分かれば、指名から下りる潔さもあるようだ。かつては、お目当ての選手を抱え込むため、ウラ金が飛び交っていたなんて話もあったが、これも、時代の変化だろう。 時代の変化と言えば、こんな話も聞かれた。 「早熟な選手だと有り難いんだけど…」(前出・同) ひと昔前まで、無名の高校生選手を指名して、二軍でじっくり育てる球団作りがファンの支持を集めていた。広島がその代表例だろう。しかし、今は「時間」がないのだ。 「高校生を指名したら、最初の2、3年は体力作り、5年くらいまでは二軍で経験を積ませ、20代半ばから後半で一軍戦力になってくれたらというビジョンでした。5年くらいは待つことができたんですが、今はフリーエージェント権(以下=FA)があるからね」(前出・同) 一軍戦力になるまでさほどの時間を要さないと評価された上位指名選手に対しても、同じようなことが聞かれた。ひと昔前は、「20代半ばから後半でレギュラーに」という計画だった。しかし、その年齢まで待っていたら、FA権の行使で他球団に行かれてしまう。したがって、今日では、入団から4、5年目にピークを迎えるような選手を理想としている。早熟とは、そういう意味だという。 注目の佐々木について、こんな声も聞かれた。 「U‐18大会を見て、他の代表選手よりも体ができていないとの印象を持った球団も少なくありません。プロの練習メニューをやらせたら、故障してしまうかもしれない。佐々木の才能を開花させるまで、他の高校生投手よりも時間が掛かると思います」(前出・在京球団スタッフ) ようやく才能が開花したと思ったら、メジャーリーグ挑戦なんてことにならないか? 選手の性格を熟知するための時間、ピークに持っていくまでの時間。球団の時間に対する解釈も変わってきた。もっとも、「佐々木か、奥川か」で決めかねているうちに、時間ばかりが過ぎているようだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年09月19日 12時10分
帰化した大横綱が目指す『白鵬部屋』と協会理事長の椅子
大相撲秋場所は炎鵬の“牛若丸相撲”で連日盛り上がっている。その一方、横綱・白鵬は初日黒星、小指の骨折も発覚し、またもや休場となった。果たして引退後は安泰か――。モンゴル出身の第69代横綱・白鵬(34)が日本国籍を取得し、日本人「白鵬翔」になったばかりのことだった。 「モンゴル出身力士たちは引退後、2つの選択を迫られる。母国に戻り、現役時代に稼いだお金をもとに新たな事業を始めるか、日本国籍を取得して大相撲界にとどまるかだ」(担当記者) 元横綱の朝青龍や日馬富士は帰国する道を選び、前者は銀行やサーカス団を経営して大成功。後者も首都ウランバートルに「新モンゴル日馬富士学園」という小中高一貫の学校を開設し、理事長に収まっている。 横綱歴13年目となる白鵬も、貯金はたっぷりあるはずだ。しかし、白鵬はモンゴルに帰国する道は選ばず、日本に帰化して大相撲界で生きる道を選んだ。 「今までは自分が相撲を取るだけで頭がいっぱいだったけど、これから別の道ができる。強いお相撲さんを育てることが一つの恩返しになる」 決意を新たにした白鵬。その脳裏には“白鵬部屋”を興し、第2の白鵬を育成する構想が描かれている。 「白鵬は指導が上手い。すでに幕内の人気者の炎鵬や石浦ら、内弟子も4人いる。白鵬がこれまでの功績を認められて大鵬、北の湖、貴乃花以来4人目の一代年寄を授与されるのは間違いないが、この3人は1人も横綱や大関を育てることができなかった。白鵬は、この一代年寄の嫌なジンクスを打ち破って名伯楽になると予言する関係者も少なくない」(前出・担当記者) いずれは協会のトップ(理事長)になり、思い切った大相撲改革をやりたいとの思いも強いという。 「白鵬は不満のかたまりで、やりたいことがたくさんある。その一つが、『外国人1部屋1人制の撤廃』で、改革できるのはオレしかいないとの思いが強い。将来、理事長選に打って出るのは確実だ」(一門関係者) “元外国人”が相撲協会の理事長を目指すとなれば、様々な障壁も立ちはだかる。あの貴乃花すら諦めた改革を成し遂げることができるのか。白鵬は「20年東京五輪で横綱土俵入り」を目指しているというが、帰化という大目的を果たして、すでに“燃え尽き症候群”に陥っているという声がしきりだ。
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スポーツ 2019年09月19日 12時00分
沖縄に続き新潟市も球団招致 プロ野球16球団化で利権争い
今年7月に誕生したプロ野球チーム『琉球ブルーオーシャンズ』に続き、新潟でもプロ球団新設とドーム球場建設の動きが起こり、エクスパンション(球団拡張)へ向けた球界再編が本格化している。 新潟県内の野球団体などで作る「野球協議会」と、企業経営者らが集まる「新潟県ベースボールサポートクラブ」が8月28日、新潟市役所を訪れ、中原八一市長にプロ野球の球団招致とドーム球場建設への協力を要望したのだ。 「今、人口81万人の新潟市はこの話題で持ちきりです。球団招致のネックになっていた全天候型球場の問題も、中央区の食と花をテーマにした複合施設『いくとぴあ食花』前に約400億円をかけてドーム球場を建設するという計画がまとまりました。札幌、東京、福岡などの各地のドームと連携して、コンサートなどにも活用すれば十分採算が取れると、県や市も前向きです。今後は、BCリーグの『新潟アルビレックスBC』を新規参入させるか、既存の球団を誘致するかを検討することになる」(地元紙記者) 見逃せないのは、今回の新潟市の球団誘致が、すでにプロ球団を実現させている沖縄県や、球団招致に本腰を入れている松山市、静岡市と連動していることだ。 全国紙の政治部デスクが解説する。「この動きは、球団数を現在の12球団から16球団にするという自民党の成長戦略に沿うものです。反対派の急先鋒だったナベツネさん(渡邉恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆)が発言しなくなり、大学や高校球児の受け皿を作り、地方を活性化させようと話が進む中、事実上4つの本拠地候補が決定したということ。ただ、東京五輪後の“暫定14球団案”や、増やした4球団をサッカーJリーグの2部的な存在にして、既存の12球団と毎年入れ替え戦を実施するという案も出ており、党内でも議論が続いている」 かつて浮上した「ヤクルトやロッテが新潟へ本拠地を移す」といった単純な話ではない。政治主導になれば利権も生じる。各地の住民は監視の目を強化せよ。
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スポーツ 2019年09月19日 11時30分
2年連続のセーブ王確定! DeNA、チームを支える山崎康晃の安定感
ベイスターズの絶対的守護神・山崎康晃が2年連続となるセ・リーグの最多セーブタイトルの獲得が確定した。今年もすでにセーブ数は30の大台に乗せ、好調なチームを引っ張る活躍を見せている。 今年の山崎は昨年の課題をクリアし、ブラッシュアップに成功。特に本拠地・横浜スタジアムでの成績は、昨年の防御率5.08(ビジターでは0.32)から1.60と大幅に改善。チームの勝率が6割を超える好成績を収めている一因にもなっている。 また、夏場の防御率も、昨年の7月は7.11、8月は6.00の数字から、今年は7月は0.75、8月は4.50とそれぞれ成績アップ。7月には自身初となる月間MVPも受賞した。通算防御率も、昨年の2.72から今年は1点台と下げることに成功し、信頼感もグッと増した印象だ。 この活躍に、ラミレス監督も「とても安定したピッチングを見せてくれている。彼も人間なので失点することもあるが、彼の活躍のおかげでこの位置にいることが出来ている」と評し、「過去5年間で、彼ほど安定しているクローザーはいない」と絶賛。タイトルを取ったことに関しても、「とてもハッピーなこと。強いチームには素晴らしいクローザーがいるものだ」と、喜びを表現した。 「小さな大魔神になります!!」とお立ち台で宣言してから、はや5年の年月が経った。過酷なクローザーのポジションで、5年連続結果を残す事は至難の業と言われているが、30セーブに届かなかった年は2017年だけ(26セーブ)と、安定した成績を残している。7月17日には史上最年少、最速タイでの150セーブを達成。通算300試合登板し、通算セーブ数は163と歴代記録でも12位に付け、あと4つセーブを積み重ねればベスト10入りとなる。 MVP受賞の際も「出場機会があってのセーブ」と、常に周りへの感謝を忘れない山崎康晃。ファンへのサービスは“神対応”で、毎月19日にハマスタで試合がある時は、座席にサイン入りカードをサプライズで用意するなどの徹底ぶりだ。終盤戦の大切なゲームの続くベイスターズ。「康晃ジャンプ」の回数が増えるほど、勝ち星の数も増していく。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年09月19日 06時30分
初代タイガーマスクの“愛弟子”スーパータイガーが、“猪木イズム最後の継承者”藤田和之と対戦!
初代タイガーマスクこと佐山サトルが総監を務めるプロレス団体リアルジャパンプロレスは19日、東京・後楽園ホールで『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.3』を開催する。 メインイベントでは、リアルジャパンのエースで初代タイガーの愛弟子、スーパータイガーが、“猪木イズム最後の継承者”藤田和之を相手にリアルジャパンの至宝、レジェンド王座を懸けてシングル初対決を行う。 藤田は、前回6.20後楽園大会でケンドー・カシンと、はぐれIGFインターナショナルの一員として初参戦。スーパータイガー&船木誠勝とタッグ対決し、スーパータイガーからサッカーボールキックで3カウントを奪取。試合後、カシンから挑発を受け「ベルト?喜んで懸けてやるよ!」とスーパータイガーが受諾し、今回の対戦が決定した。 初代タイガーは「次回の試合はリアルジャパンの命運を託すような大きな試合、タイトルマッチになります。ただのタイトルマッチではなくて、スーパー・タイガーの実力がもう頂点に達して、また藤田選手の強さも頂点に達して、実力者同士の闘いになる。こういう闘いに尽きると思います。藤田選手のタックル、スーパー・タイガー選手の打撃、このかいくぐり合いがどれだけ通用するか、楽しみな試合。ファンのみなさんも期待を持って見に来てください」と、両者の化学反応を楽しみにしている様子。 スーパータイガーは「前回は、屈辱的な闘いになってしまって、今すぐにでもやってやりたい、そういう思い。19日、そこまでしっかりと気持ちを抑えて、この初代タイガーマスクが創るリアルジャパンプロレス、その世界観をしっかりと藤田選手に、そして来てくださるお客様にしっかりと示していきたいと思っています」と、リアルジャパンのエースとしての務めを全うする構えだ。 一方、挑戦する藤田は初代タイガー、新間寿会長に敬意を払いつつ、今回のタイトルマッチに「タイトルマッチという舞台を用意していただき感謝申し上げます」と紳士的な態度を見せる。続けて「ベルトはベルトに巻かれるんじゃなくて、ベルトはついてくるもの。あとは試合で結果を出して、内容でも圧倒して巻くことができるならば、それに越したことはない」と圧勝すると誓った。 アントニオ猪木と、当時はタイガーキングと呼ばれていた初代タイガーマスクのシングル初対決から12年5カ月が経過した。師弟関係にある2人の弟子が対決するとは、やはりプロレスは奥が深い。今大会もストロングスタイルを追求していく。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月18日 22時30分
「俺が世界一だ!」“プリンス”白鳥大珠が日本人無敗の“キング”梅野源治を破り優勝!
RISEクリエーション『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』▽16日 千葉・幕張メッセ イベントホール◎RISE WORLD SERIES 2019 -61kgトーナメント決勝戦(3分3R最大延長2R)○白鳥大珠<日本/TEAM TEPPEN/RISEライト級王者>(1R 2分59秒 KO)●梅野源治<日本/PHOENIX/元ラジャダムナン認定ライト級王者>※左ストレート※白鳥が優勝 「ワン、ツーフィニッシュ狙いますから!」 TEAM TEPPENの那須川弘幸会長は、“神童”那須川天心と“ヴァンパイア・プリンス”白鳥大珠のTEPPEN勢2人が決勝進出を決めた大阪大会の試合後、高らかに宣言していた。それが現実になるかならないかは、日本人に無敗の記録を誇る“キング”梅野源治と対戦する白鳥の勝敗が鍵を握っていたのだが、那須川会長は「大珠が梅野君をKOします!」と、早くからKO勝ちを予言しており、誰よりも白鳥の勝利を疑わなかったのは、那須川会長かもしれない。 試合は序盤こそ、梅野のテクニックにペースを掴まれそうになっていたが、あえてミドルを「打たせて」みるなど、白鳥の心は平常心。むしろ、「やりやすかったですね。梅野さんの方がやりにくかったんじゃないかな」と試合を振り返るほど、試合が進むに連れて己の自信が怖さを上回った。準決勝から猛威を振るって来たボディが決まると、あの梅野の表情から余裕が消えた。会場も「もしや」というムードが出来上がりつつある中、白鳥の左ストレートがヒットすると、梅野がグラつき、続けざまに、左ストレートで遂に梅野がダウン。残り時間が少なかったが、これを勝機と見た白鳥は再び左ストレートをヒットさせると、梅野は崩れ落ち、白鳥がKO勝ちで世界トーナメント優勝を果たした。那須川会長の予言的中である。 「世界一は俺だ!」 滅多に感情を表に出さない白鳥だが、コーナーに登ると思わず絶叫。超満員の会場からは割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。“プリンス”が“キング”超えを果たしたジャイアントキリング。今回、肘なしのRISEルールでトーナメントに出場した梅野だが、ここまで積み上げて来たものが大きいことをファンがわかっているからこそ、生まれた感動的な試合だった。 「これからRISEを引っ張っていきます。天心を超して一番上に行ってやろうと思います」 「スター」になりたい願望が強い白鳥は、天心と行動をすることも多く、ちびっ子たちが天心にサインを求めて来る場面を何度も近くで見ている。それに対して、「凄いな」と思う反面、「いつかは俺も」という気持ちを心の中に留めていた。しかし、今回優勝を果たしたことで、「格闘技界を引っ張っていく位置に来た」と実感した。今後の目標として、現在保持しているRISEライト級王座の防衛戦、2年連続RIZIN大晦日参戦、世界の強豪との対戦などを挙げていたが、「今年の大晦日のRIZINは注目度の高い試合がしたい。あとはファンが見たいカードをどんどんやりたいですね」と語り、自分自身よりもファンが「見たい」と思えるような試合をやることで、格闘技界を「誰もやったことがないやり方」で広めて行きたい意向だ。 試合後のマイクでも会見でも、最初に出たのは「感謝」の言葉。準決勝からコスチュームのコンセプトをリアレンジして、“ヴァンパイア・プリンス”となり、入場時から雰囲気が増している。RISEの伊藤隆代表も「今回のトーナメントは白鳥が入場から化けた。天心に続くスターになってくれた」と称賛し、これを伝え聞くと「嬉しいですね」と笑みを浮かべた。だが、「ここで満足してない」という白鳥の進化は、高き志とともにまだまだ止まることはないだろう。(どら増田 / 写真・垪和さえ)
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